【S&P500】0.3%ルール取り崩し 9月運用報告ー下落局面からのスタート【米国株投資】

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03per 2022 09

QYLD全力太郎ことQ太郎です。

ジャクソンホール会議以来、米国市場は連日の下げになっています。

SP500

S&P500は50日移動平均線を下に割り込んでの下げで、このまま下降トレンドに入っていく可能性は大きいです。前日比-0.78%、年初来-17.55%となっています。-20%を切ると、また以前のように弱気相場入りすることになります。下降トレンド時の対処方法については前回を参照してください。

こんな時期に、以前から言っていた毎月0.3%取り崩しルールをスタートさせます。ある意味、下落局面から取り崩しをはじめたらどういう結果になるかの実験にもなりますね。本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから

 

0.3%ルール 9月報告

さて、今月から始まった0.3%ルールでの毎月取り崩しです。

4%ルールのほうも並行しておこなっていますが、年初に取り崩した時点でやることがなくなってしまうという問題点がありました。

問題点というか、企画として暇な時期が多くなってしまうということですね。

それで年初に4%を取り崩すのではなく、楽天証券の自動取り崩し機能で毎月0.3%ずつ取り崩すという方法でもやってみることにしました。

0.3%ルールの利点としては、毎月取り崩しなので存在を忘れずにすむことと、できるだけ元本を大きく削らないので運用成績も上がる可能性があるということです。

本実験では、みんな大好きeMAXIS Slim米国株式を使用しています。累計買付が120万円になっていますが、実験前に20万円分を売却していますので、実際に実験につかっているのは100万円です。

03 2022 09

それで今月ですが、取り崩し金額は3140円となりました。税金は27円です。安いですね。

分配金で受け取った場合、外国税無しだと受け取れるのは2512円、税金は628円、外国税ありだと2261円、税金は879円になります。

税金の差がやはり大きいですね。

元本の方も+2.75%と、円安に助けられてまだプラスの状態になっています。

円安バリアがかなり強い状況ですね。

 

まとめとQ太郎の見解

初めて取り崩した感想としては、100万円の投資で、毎月1%の1万円ほどが受け取れる疑似QYLDと比べると、受取額は3分の1の3000円程度なので、インパクトは弱いとは思います。

ただ毎月受け取れるというのは、年始で一括4%よりは楽しみがあるといった感じですね。それと自動取り崩し機能でおこなっているので、存在を忘れなくてすむというのも大きな利点です。

年始で4%取り崩しだと、忘れる可能性も高いですしね。

来月もまた報告していきたいと思います。

SP500

今後のS&P500の動向ですが、前述したように50日移動平均線で跳ね返らず、下に突き抜けてしまったので、厳しい状況にはなると思います。

それと9月にひかえるFOMCですが、以前までは次の利上げ予想が0.5%と0.75%で半々ぐらいだったのですが、現在は次の利上げが0.75%になるという予想が70%に上がりました。以前のジャクソンホール会議でのタカ派発言が利いていますね。

10YB

米国債のほうも、2年債は3.5%まで上がってしまっていますね。10年債も3.2%と、3%以上が当たり前になってきました。

GMOのジェレミー・グランサム氏は、

「6月半ばから8月半ばにかけての株価上昇は、経済の悪化が本格化し始める前によく見られるベアマーケットラリー、ようするにだまし上げですね、そのパターンに合致する。米国市場はスーパーバブルの状態であり、今後さらにはじける可能性もある」と述べています。ちなみに年始予想として「米主要株価指数は-50%下がる」とも述べています。

下落の要因ですが、今年の前半はウクライナ問題やエネルギー問題、中国ゼロコロナ問題など、外部の要因が大きかったことがありますが、今後は企業の業績悪化による下落が待ち構えているとしています。

これまでは海外の突発的な問題でしたが、これからは国内の企業業績の悪さから株価が落ちるという話なのですね。

これからリセッションに入れば、普通に業績は悪くなるとは思いますので、懸念としては当然のこととは思います。

ちなみに、以前の動画で、もし仮にITバブルとおなじレベルで下落したばあいのS&P500の底値ですが、だいたい3000ぐらいになるとは思います。現在3955ぐらいなので、あと-25%ぐらい落ちるということですね。

長期投資には試練の場ですが、当初の投資目的を忘れず、狼狽売りには注意したいところです。