疑似QYLD 100万円分の9月分配金報告ー円安バリア【米国株投資】

2022年10月21日QYLD疑似QYLD, 運用成績

gijiQYLD 2022 09

QYLD全力太郎ことQ太郎です。

9月のFOMCも控え、軟調な米国市場です。

アメリカの政策金利は来年には4.5%近くに達するとの見方があり、オールシーズンズ戦略のポートフォリオで知られるレイ=ダリオ氏も、この水準まで金利が上がったら株価が20%落ちると述べています。

S&P500の今後の年間リターンが4%ぐらいと言われていますし、普通に考えて、銀行にあずけるだけで4%だったら銀行預けた方がリスクが少ないですしね。

そんな高金利が待ち受けている米国市場ですが、昨夜はS&P500が前日比-1.13%、年初来で-18.66%と、また弱気相場に入りそうなポジションになってきました。

NASDAQのほうは前日比で-1.43%、年初来では-27.04%と、こちらはまた-30%を試しにいく感じですね。

そんな状況の中での疑似QYLD 100万円分の、9月分配金報告です。本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから

 

疑似QYLD 9月分配金報告

さて、疑似QYLDの9月分配金です。

疑似QYLD自体についてはこちらを参照してください。

簡単にいうと、NASDAQ100投資信託を毎月1%で取り崩すというものです。

QYLDと違って上昇も取れますし、税金も安いというメリットがあります。現在は楽天証券の自動取り崩し機能を使っての取り崩しをしています。

gijiQYLD

それで現在ですが、円安バリアもあって、まだまだプラスですね。

今月の取り崩し金額は10,656円で、税金は252円になります。あいかわらず税金が安くていいですね。

ちなみに分配金で受け取ったばあい、外国税無しだと受け取り金額は8491円、税金は2,165円、外国税有りだと7642円、税金は3,014円となります。差が大きいですね。

今年2月から受け取ってきた金額の合計は7万4414円、元本部分も105万5443円とまだまだプラスです。トータルリターンでは+13.22%ですね。

やっぱり円安バリアが強いですね。

QYLD

QYLDのほうですが、あまりよろしくない動きで下値を更新しています。コロナショック時の下値をさらに突破して、設立以来の安値になっていますね。上昇力が弱いコツコツドカーン銘柄なので、下げトレンド中はひたすら安値更新の展開になりやすいです。

 

まとめとQ太郎の見解

さて、今後の注目は、やはり9月のFOMCです。

前回のCPIサプライズによって、インフレが全然おさまらないとのことで、0.75%はほぼ確実視されていますが、1%予測も出てきています。

今回、0.75%、もしくは1%の利上げがおこなわれたばあい、政策金利は3.25%~3.5%になるため、11月のFOMCでも0.75%の利上げがおこなわれば、4%に達することになります。

そうなると、株式に投資する妙味がへってしまうことから、株価下落を招く可能性もあります。

6月あたりだと、政策金利が来年に3.8%前後でピークをつけるという話でしたが、いま考えるとかなりの楽観論でしたね。現在では来年5%ぐらいまでいくんじゃないかという話まで出ています。

ただ利上げのペースが速ければ、それだけ経済へのダメージも大きくなり、利下げの時期も前倒しになるため、株価もはやめに底をつくのではないかという考え方もできます。

何にしろ、状況の読みづらい時期ではありますね。

日本からの投資だと為替も気にしなければなりませんし、現状為替も円高・円安どちらにも振れそうな勢いです。詳しくはこちらを参照してください。

日銀の黒田総裁が円安対策で金融緩和をゆるめるかどうかですが、ブルームバーグのアンケートだと、80%の回答者が「ゆるめない」と回答しています。

黒田総裁が辞めるまでは状況が変わりそうにないですし、やめたあとも金融緩和は続きそうな気がします。金融緩和辞めて企業が倒産しまくったら恨まれますしね。