【新NISA出口戦略】0.3%ルールを1年以上やってわかったこと、4%ルールとの比較も
QYLD全力太郎ことQ太郎です。
今回は1年以上やってきたS&P500の0.3%取り崩しルールの総括です。4%ルールとの比較や、実際やって気付いた欠点なども述べていきます。
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0.3%ルールをやってきてわかったこと
さて、0.3%ルールを1年以上やってきてわかったことです。
0.3%ルールとは、S&P500を年初で4%取り崩す「4%ルール」のかわりに、楽天証券の自動売却機能をつかって毎月0.3%取り崩すというものです。
実際に100万円分のeMASXIS Slim S&P500をつかって、一年以上やってきました。
今回はそのことについての総括です。
良かった点
良かった点のダントツトップは、圧倒的に楽ということです。
4%ルールも実際にやりましたが、年始で4%を計算してそのぶん取り崩すというのはけっこう面倒です。というか、ふつうに取り崩しを忘れます。
年末に自動売却機能で、来月のはじめに4%を取り崩すよう設定するという方法もありますが、そのあとで解除しなければならないので、高確率でその解除を忘れそうです。
そんなわけで、いちど0.3%を設定しておけばなにもしなくていい0.3%ルールはかなり優秀とは思いました。SBI証券では定額取り崩ししかできないので、楽天証券様様ですね。
毎月毎月いつのまにか3000円ほどの現金が振り込まれていて、しかも元本が100万円以上をキープしているという状態なので、ほとんどなにも気にしないで取り崩しを続けられました。
これを一度経験すると年初4%ルールとか、年初に4%計算して、それを12で割って毎月取り崩しみたいな手動方法は無理ですね。
新NISAだったら、一度設定すれば一生自動取り崩しなので、こんなによいことはありません。年初の4%とか、一生気にする必要もなくなるわけです。
一度設定して一生動き続けるのですよ、すごすぎないですか。
そんなわけで、0.3ルールは手放せない方法になりました。
悪かった点
逆に悪かった点というか気になった点ですが、毎月0.3%なので、その月が来るまではいくら引き落とされるかわからないということですね。
年初で4%の場合、その年につかえる金額があらかじめわかるわけです。
例えば4%取り崩して40万円もらえたら、その年の収入はあらかじめ40万円とわかるので、それに沿って支出を考えていくことができます。
しかし0.3%ルールだと、次の月はいくらになるかはわからない。
貯金がいっさいなくて、分配金にガチで頼るとかピーキーなことをしている人にはかなり厳しいとは思います。
ただ一か月程度の値動きだとそこまで大きくは変わらないので、次の月もだいたいこれぐらいと感覚でわかるため、個人的にはそんな気にすることはないかなとは思います。
まとめ
そんなわけでまとめると、良かった点は「圧倒的に楽」「一回設定したら一生つかえる」、悪かったというか気になった点は「次の月にいくら入るか正確にわからないので、年間の計画が立てにくい」ということです。
0.3%ルールは、基本的には貯金も用意して、ある程度の振れ幅を見込んでの戦略がいいでしょう。
ただ下落局面では定率取り崩しのほうが資産が生き残りやすいので、今後も0.3%ルールを続けていきます。というか、解除するのも面倒なのでそのままにしておきます。
そしてここが重要な予告なのですが、「新NISA」でこの0.3%ルール&疑似QYLDをやります。疑似QYLDとは、NASDAQ100投資信託を毎月1%取り崩すというものですね。こちらも2年近く実験しています。
計画としては、新NISAの成長投資枠に、年初にS&P500・オルカン・NASDAQ投資信託を合計240万円分一括でぶっこんで、いきなり自動取り崩し設定します。
これまでやってきた0.3%ルールや疑似QYLDの実験は、すべて新NISAのための準備期間だったと思うと、なんかカチッとつながった感じがして胸が熱くなりますね。
詳細についてはまた別の動画で報告します。また来年からはその結果も報告していきます。