長期投資に不可欠!おすすめ投資本7選
新NISA一括投資→即毎月定率取り崩し運用中のQ太郎です。
今回は投資のおすすめ本です。
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投資・FIREのおすすめ本
「投資・FIREのおすすめ本を紹介してほしい」というコメントが以前からいくつか寄せられていたので、さくっと紹介していきます。概要欄にも書いておきます。
まずは動画でも何度も紹介しているFIREや4%ルールを広めたベストセラー本「FIRE 最強の早期リタイア術」です。よく勘違いされている「インデックス投資をして、4%で取り崩せばOK」という単純な話をしているわけではないので、しっかり読んでおきたい一冊です。専門書ではなく著者の生活と絡めたエッセイ的な気軽に読める内容なので、投資初心者にも読みやすい本です。
次に投資本の名著であるチャールズ・エリス氏の『敗者のゲーム』です。タイミング投資がなぜだめなのか、長期投資をするのになぜインデックス投資がいいのかなど、長期投資の基本的なことが書かれています。世界的な名著ですし、インデックス投資の握力を上げるためにも読んでおいた方がいいでしょう。
3つ目は、投資している人なら読んだことはなくても名前ぐらいは知ってるはずのバートン・マルキール氏の歴史的名著『ウォール街のランダムウォーカー』です。アクティブファンドが長期的にはインデックス投資に劣後することや、短期投資とかぶっちゃけ運でサルがダーツ投げて充てるのと大して変わらんみたいな、ファンドマネージャー激おこぷんぷん丸な内容を書いて世界的なベストセラーとなりました。先ほど紹介した2冊に比べるとちょっと読みにくいですが、これも長期投資を成功させるうえで読んでおいたほうがいいでしょう。
4冊目は、先ほど紹介した『敗者のゲーム』のチャールズ・エリス氏と、『ウォール街のランダムウォーカー』のバートン・マルキール氏が夢のタッグを組んだ著書『投資の大原則』です。野球でいうと全盛期のイチロー選手と大谷翔平選手がおなじチームでプレイしている感じでしょうか。プロレスだと長州力とハルクホーガンがタッグチームを組む感じですかね、よくわかりませんが。
この本のユニークなところは、いわゆるどんな株を買えとか10万円を1億円にみたいな話ではなく、第一章からいきなり「できるだけ若いうちから節約して金貯めろ。無駄遣いするんじゃねえ」という身もふたもない現実的な話からはじまり、具体的にどうやってお金を貯めるかという話に入ってきます。
投資をするにしても種銭がなければどうにもなりません。そして投資は時間と種銭の大きさですべてが決まりまります。100万円を2倍にしても200万円にしかなりませんが、1000万円だったら同じ時間で2000万円にすることができます。
それと「積立投資してるなら絶対に途中でやめるな」とか、「一気に全財産を投資するな。ドルコスト平均法使え」とか「分散投資はいつの時代もリスクを減らす」とか、当たり前なのですがけっこう忘れがちなことを力強い文章で投資初心者にもわかりやすく書いています。長期投資や積立投資の心のお守りとして持っておくといい本です。
5つ目はホールド力を爆上げさせる名著『JUST KEEP BUYING』。内容はまさにタイトルどおりで、「買え。売るな」という長期投資の基本と握力についてを述べています。売る場合にも「売るときの条件は買う時に決めておけ」「一気に売るな」など、そのときそのときの感情とか市場の動きで売ったり買ったりしないようにすることや、具体的に売るときはどうすればいいかなどが書かれています。握力を上げたい人は読んでおいたほうがいいでしょう。
6つ目はウォーレン・バフェット氏の師匠であるベンジャミン・グレアム氏の名著『賢明なる投資家』です。これはバリュー投資についての本で、いわゆる「安いときに買って高いときに売る」ということをどう成功させるかという話です。注釈付きの『新・賢明なる投資家』という本も出ており、こっちは上下2冊本になっていますね。とりあえず『賢明なる投資家』を読んで、物足りなければ新のほうを読めばいいとは思います。これまで紹介した本に比べるとちょっと難解な部分もあります。
最後はみんな大好きVTIやVOO、VYMなど人気ETFのヴァンガード社創業者、「インデックス投資の父」ことジョン・C・ボーグル氏の著書『インデックス投資は勝者のゲーム』です。投資で重要なのは運用コストで、低コストのインデックスファンドに投資することがなぜ重要なのかについてを述べています。インデックス投資をするのであれば読んでおいたほうがいいでしょう。少なくとも投資信託を買うときに経費率を気にするようにはなります。とくに長期投資では運用コストは積み重なっていくので重要になります。
まとめ
そんなわけでまとめると、
・FIRE 最強の早期リタイア術
・敗者のゲーム
・ウォール街のランダムウォーカー
・投資の大原則
・JUST KEEP BUYING
・賢明なる投資家
・インデックス投資は勝者のゲーム
の7冊となります。
ほかにもいろいろありますが、とりあえずこの基本の7冊を読んでおけば、長期投資での握力はつきますし、変にタイミング投資をしたりしなくなるとは思います。
逆に読んでもあまり意味が無い本は「10万円を1億円にした」とかの再現性皆無の本ですね。娯楽として読むのはいいですけど、こういうのにあまりお金を使うのはどうかなとは思います。
あと数千円もする投資セミナーとかに参加したり、投資顧問みたいな人にお金を払うよりも、ここにある7冊読んで自分の頭で考えた方が全然コスパいいですしね。
そんなわけで、自分で考えて自分の足で歩くためにも、10万円を1億円みたいな話よりも基礎的で再現性のある知識を仕入れておいた方が良いでしょう。