FIRE後は時間があるから、欲しい物はセールまで待った方が良い？

2025年2月9日人生・FIRE関連投資お役立ち情報

新NISA一括投資→即毎月定率取り崩し運用中のQ太郎です。

今回は、FIRE後は時間があるから、セールまで待った方が良いのではないかとのご質問です。

本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。

欲しいものはセールまで待った方が良い？

こんなご質問をいただきました。

「「FIRE後、欲しいモノはすぐ買った方が良い？」の動画ですが、我々の欲望が「作られた欲望」である場合が多いというのは納得しました。

ただタイトルの「欲しいモノはすぐに買った方が良いか」に対して、「悩む時間がもったいないからすぐに買った方が良い」というのは違うようにも思えます。

現代社会では、発売後にすぐ買うよりも、ちょっと我慢してしばらく待って買った方が安くなる場合が多いです。

例えば本も、ハードカバーの単行本を買うよりも、しばらく待って文庫本が出てから買えば値段は半額以下になったりもします。

それにベストセラーであれば古本でも多く出回ることから、ほとんどただみたいな値段で手に入ることもあります。

FIRE後は時間がありますし、そんなに急いで買わなくてもいいんじゃないかと思います。この点についてどうお思いでしょうか？」

とのことです。

Q太郎は欲しいものはさっさと買った方が良い派ですが、そもそも問題、欲しいものがほとんどないのですね。

Q太郎が欲しいレベルのものは緊急性が高かったり、いますぐ使わないといけなかったりなどの場合なので、その場で欲しくなって悩まずにすぐに買うみたいなのはないですね。そのため、セールで安くなってるから買うみたいなのもありません。

それで待った方がいいというのは、待てるレベルなのでそれほど欲しいモノじゃないんじゃないかとは思います。あったらうれしい程度のものですし、たぶん無くても困らないものですね。なかったら困るんだったら、そもそもセールまで待てませんしね。

ただご質問にあった「現代社会では、発売後にすぐ買うよりも、ちょっと我慢してしばらく待って買った方が安くなる場合が多い」というのはたしかにそういうものも多いので、そういう商品はちょっと待ってみた方が良いとは思います。

ベストセラー本もしらばくするとブックオフにすごい量が並んだりとかありますし、ゲームなんか半年もしたら50％OFFとか80％OFFとかすごい割引率がついたりしますしね。急ぐ必要性がなければ、このあたりのものはしばらく待ってもいいんじゃないかとは思います。ただそれが本当の意味で欲しいものかどうかというのはよく考えた方が良いんじゃないかなという気はします。。

それでQ太郎が「欲しいものはすぐに買った方が良い」と思うもう一つの理由として、買い物はつくった人へのお布施というか、自分にとってよいものをつくっている人への感謝や応援みたいなところがあります。

苦労していいものをつくっているのであれば、それに対してセールで買うのではなく、定価で買ってあげたいのですね。もしセールしていたら、あえてセールしていないときに買ったりもするわけです。

せっかくいいものを苦労してつくっているのに、「少しでも安く買おう」というのは自分だけが得をする行為ですし、今後よいものが生み出されることを阻害してしまうので、あまりよろしいことではないかなとは思います。

本についても、良い本であれば古本ではなく、ちゃんと作者の印税になるように新刊を買いたいわけです。そうすることでその作者はご飯を食べることができますし、それによってもっとよい作品を生み出してくれるかもしれません。できれば自分だけ得をするのではなくて、よいものをつくっている人たちが得をするになれば、世の中にどんどん良いものが出回っていくという好循環を生み出すことができるとは思います。

ゲームも、割引率が高いとはいえ、本当に面白いものだったらセールを待たずに定価で買えば、その企業の存続にもつながることになりますし、もっと面白いゲームが出てくる可能性にもつながります。

「お金を出してものを買う」という発想ではなくて、「自分にとってよいものに投資する」という発想ですね。買い物するときは、自分のお金がいくらもうかったかより、そのもののつくり手に対して投資をしていると考えたほうが精神衛生上にもよいとは思います。

逆に、自分や世の中にとってよくないものであれば、それについてはいくら安くても買うべきではないとは思います。

たとえばワタミはブラック企業だとか言っている一方で、安いからワタミの外食を利用するみたいな感じですね。

ブラックだと思ってるなら、高くてもいいのでちゃんとした良いモノを出す店に食べに行くとか、世の中が良い方向にいくようなお金の使い方をするのがいいんじゃないかとは思います。

安いという理由で質の低いものを出す店へ行くよりも、ちゃんとしたものを食べさせてくれる店を選んだ方が良いでしょう。

あと恵方巻とか、毎年の廃棄がすごいとか思っているのであれば、いくら安くても買うべきではないですね。

冷蔵庫や洗濯機などの家電を一切使わないことで有名な稲垣えみ子氏は、ものを買うときはスーパーやチェーン店ではなく、できるかぎり地元の小さくてもまじめにやっている個人営業の店を利用するといっています。ノリや豆腐とかも、ちょっと高いけど地元の個人営業の店で買っているのですね。地元の店を利用することで、地元経済に直接貢献することができるのです。野菜とかもスーパーじゃなくて直売所を利用するなどですね。

ちなみに稲垣えみ子氏は「シン・ファイヤー」というFIRE本も出していたりします。『年収9０万円で東京ハッピーライフ』の著者である大原扁理氏との対談本で、2200円とちょっと高めですが、なかなか面白い本でそれだけの価値はあるので興味のある方は読んでみてください。ちなみにQ太郎は実物の本を持ちたくないので電子書籍版で買っています。ちなみに実物で買っても電子書籍で買っても2200円です。また機会がありましたら紹介しようと思います。

まとめ

そんなわけでまとめると、

・セールまで待てるものは「あったらいいな」程度で、そもそも無くてもいいものかと。

・割引率が高い物は、待つことによって確かにお得にはなる（ゲームなど）。

・ただ買い物には「良いモノへの投資」という側面もあるため、作り手を応援したいのであればむしろセールを避けて買った方がいい。そうすることで世の中によいものが増えていく。自分の利益ばかりを考えない。

・地元経済を活性化させたければ、地元で頑張っている個人商店を利用するなどで応援できる。

・逆に良くないと思うものは、いくら安くても買わないようにする。（ブラック企業の商品は労働者の給料が安いことから商品価格を抑えられている面があるので、そういうのに貢献したくなければ、そういうところで買わない方が良いでしょう。恵方巻とかのフードロスも、それに貢献したくなければ安くても買わないことです）。

となります。

そんなわけで、買い物には「投資」の側面もあるので、良いものに投資して、悪いモノへは投資しないことで、微力だけど自分の力で世の中をよくしていけるんじゃないかとは思います。