【FIRE/老後】サブスク断捨離で幸福度爆上がり!? 知らなきゃ損するワケ【アマプラ/NETFLIX/kindleアンリミテッド】
新NISA一括投資→即毎月定率取り崩し運用中のQ太郎です。
今回は、FIRE後にサブスクをやめたら幸福度が爆上がりした話です。
本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。
サブスクをやめたら幸福度が爆上がり?
こんなご質問をいただきました。
「いつも動画をありがとうございます。
私の場合、FIRE後にサブスクをやめたら幸福度が爆上がりしました。
これまでネフリ、アマプラ、kindleアンリミテッドなどに加入していましたが、一か月の内にこれらを消化するのも無理なので、思い切って全部やめました。
そうしたら時間が有り余るほどできたので、やりたいことに集中できるようになりました。
これらサブスクはまったく利用しない月もありましたので、固定費が無くなってお金の面でも余裕ができました。
現在、サブスクをやめてまったく困ることがなく、むしろ幸福度も上がっています。今後もし観たい動画や読みたい本があったら、ピンポイントで動画や本を買えばいいだけなので、あせって消化する必要もなくなりました。
現在問題視されている映画やアニメの倍速視聴ですが、私も倍速視聴はしていましたが、サブスクで大量の映画やアニメがあるために、それらを消化しなければいけないという義務感に駆られていたように思えます。
1本1本買えば、逆に倍速して観るのがもったいなくなるので、落ち着いてゆっくり鑑賞できます。
現代人の不幸の原因はサブスクなのではないかと思うのですが、このあたりのお考えお聞かせください」
とのことです。
以前も何度か言っているのですが、Q太郎はネットフリックスとAmazonプライム、XBOX GAME PASSに関しては、親戚のアカウントを借りて使っています。
たまに必要なときに利用しますが、最近はほぼ使っていませんね。仮に使えなくなったとしても、自分でそれらを契約しようとは思わないです。
人さまから借りてるから気軽に観たり観なかったりなわけで、仮に自分で契約した場合、払った金額のもとを取ろうという欲が働いて、それこそ倍速視聴も駆使して見まくるんじゃないかという気もします。
お金を払ってしまうと、どうしても元を取らないともったいないという「もったいない精神」が働いてしまいますしね。
それだったら、質問者様のおっしゃられるように、必要なときに動画を個別に買うという方法のほうがいいとは思います。
本当に観たいものを個別に買って、倍速視聴での消化ではなく、楽しむためにじっくり観ることができますしね。
サブスクを契約して、元を取ろうとする精神ですが、いわゆるサンクコストというやつです。埋没原価ですね。
コンコルドの話でも有名ですが、いったんお金を払ってしまうと、その元を取るまで引き下がれなくなってしまうという人間心理です。
コンコルドの場合、赤字続出だったので、いますぐやめるというのが最適解なのですが、「これまで大金かけたから」とさらにお金をつっこんでしまうのですね。それでどんどん後にひけなくなるわけです。
ネットフリックスやアマゾンプライムの場合、我々が突っ込むのは金ではなくて時間になります。
とにかく元をとるために映画をたくさん観ようと、倍速視聴でこなしていくわけです。実際本当に観たいかどうかという話になると、たんにもとを取るための義務感で観ている感じもありますね。
たとえばアニメとかも、1話観てしまったら最後まで観ようみたいな義務感が働いてしまって、でも時間を節約したいから倍速視聴という話になります。
本当に時間を節約したいなら、倍速視聴などではなく、「今すぐ視聴をやめる」という選択をしないといけないのですが、コンコルドの話とおなじように「途中まで観たから、今やめたらこれまでの時間が無駄になる」と思ってしまって、義務感で最後まで倍速視聴するわけです。やりたいことをやっているわけではないので、これでは幸福度があがりようもないとは思います。
そんな感じで、Q太郎が自腹でサブスクしたくないのは、自分の性格的にこういう義務感が働きかねないので、それだったら最初からサブスクしないという選択肢を取るのがいいとは思います。
ちなみにkindleアンリミテッドですが、毎年6月末のプライムデーあたりで、加入していない人は3か月無料になるキャンペーンみたいなのがあります。これを毎年していると、毎年3か月無料になるというせこい技があります。契約解除を忘れないために、契約した瞬間に解約しておくといいでしょう。Amazonの場合、解約しても約束の期限までは使わせてくれますしね。
Q太郎もこの無料期間を利用したことがありますが、3か月がっちり使おうという気になってしまって、無駄にいろいろな本とか漫画を読んでしまったことで、なんか毎日が忙しかったです。これは本気でまずいと思ったため、漫画は読まないとかルールを設けて、なんとかおさえこみました。
無料の期間限定でこんな状態なので、自腹で契約していたらもっとやばいことになりそうな気がするため、この手のサブスクは契約しないことにしました。質問者様と同じように、欲しい本は1冊ずつ買って、ゆっくり読むのが自分に合っているとは思います。
こういうもったいない感は、本当に心の余裕をなくすとは思います。サブスクの義務感で本を読んだりとか映画を倍速視聴するぐらいだったら、すっぱり見ないほうがまだ心の安寧があっていいとは思います。
本当に観たい物があったら個別に買って、じっくりと鑑賞した方が満足度も高くなるでしょう。
タイパ重視で倍速視聴という人がいますが、だったら観ないのが一番タイパが良い。
あと選択肢の問題ですね。
選ぶというのも結構なエネルギーが必要です。選択肢が多いと人は選ぶことに疲れて、結局なにもしなくなるというのがあります。
現代社会も選択肢が多すぎて、副業とかやろうと思ってもやっぱり選択肢が多くて、けっきょく選んでいるうちになにもやらなくなるみたいな感じになりがちです。
コンビニやスーパーに行けばいろいろな商品が並んでますし、外食も様々ですし、本屋にもたくさんの本がありますし、ゲームの種類も多いですし、つまり我々は社会生活をしているだけで、デフォルトですでに疲れるようになっているわけです。
こどものころに流行っていたファミコンゲームも、ゲームをたくさん持っている人より、2~3本ぐらいしか持っていない人の方が案外幸福度が高かったりしますしね。選ぶ必要がほぼないので、持っているゲームに全力集中することができますしね。
サブスクはほぼ無限の選択肢を持っているようなものなので、どれを見ようかなんて悩んでいるだけで時間がすぎるわけです。
kindleアンリミテッドを無料契約していたときも、どの本を読もうかとさがしているだけで無駄な時間が食われます。そんな感じで、無料期間の3か月が終わった時の解放感はかなりのものでしたね。「もう本を探さなくていいんだ」みたいな謎の解放感がありました。
そんな感じで多すぎる選択肢はとにかく人間を疲れさせ、不幸にするとは思います。実際自分もそうなっていました。
スティーブ・ジョブズ氏やマーク・ザッカーバーグ氏も服を選ぶことにエネルギーを使いたくないので、毎日同じ服を着ていますし、とにかく自分にとって重要ではないことの選択にエネルギーを使うというのは無駄に疲れるだけですし、幸福度も上がりにくいとは思います。
そんなわけで、現代社会自体が選択肢だらけなので、そのうえにサブスクを重ねて選択肢を増やしていったら、そりゃエネルギーも吸い取られるし、疲れて幸福度も上がらないよねというのも当たり前といえば当たり前とは思いますね。
とにかく商品もサービスも多い時代なので、選択疲れをいかにさけるかが重要になってくるとは思います。
まとめ
そんなわけでまとめると、
・サブスクには大量のコンテンツがある。元をとるため、それらを消化しなければいけないという義務感に駆られやすい。(その結果、倍速視聴でどんどん消化していくみたいな行動になりがちです)。
・人は費やしたコストが無駄にならないよう、さらにコストをかけるという非合理な行動に陥りやすい。
・サブスクの場合、我々の払うコストは「時間」(たとえばアニメやドラマなど、途中まで観たら、これまでの時間を無駄にしないため、最後まで観なければいけないという義務感が発生します。コンコルド問題とおなじで、本当はすぐに撤退するのが最適解ですね)。
・本当に観たい物があったら個別に購入して、じっくり観たほうが満足度が高い。(たいして観たくもないものを義務感で倍速視聴するよりは、当然満足度は上がります)。
・期間限定無料も、元を取ろうとする心理が働きやすい(Q太郎がそうでした)。
・サブスクは選択肢が多すぎるため、選ぶことに無駄なエネルギーを使ってしまう。(選択肢が少ない方が案外幸福度が高かったりします)。
・現代社会自体が、すでに選択肢の多い世界。社会生活をしているだけで、デフォルトで疲れるようになっている。
・その上にサブスクを重ねて選択肢を増やしたら、エネルギーも吸い取られるし、疲れて幸福度も上がらないのも当たり前と言えば当たり前。
となります。
そんな感じで、現代社会自体が選択に疲れる社会なので、そのうえにサブスクなんかを追加するとQ太郎的にはちょっとエネルギーがもたないかなという感じです。
最近は物を減らして選択肢も減らす方向で何とかしている感じですね。とにかく選択肢の多い社会なので、ゲームもジャンルを絞り込むとか、新しいゲームは買わないとか、そんな感じでなんとか選択肢を減らす方向でいっています。
とにかく現代は商品もサービスも多いので、選択疲れをいかに避けるかが必要になってくる時代とは思います。