【新NISA】eMAXIS Slim 米国株式&全米株式が信託報酬引き下げ!楽天/SBIのS&P500との比較
新NISA一括投資→即毎月定率取り崩し運用中のQ太郎です。
今回はみんな大好きeMAXIS Slim 米国株式と全米株式の信託報酬引き下げについてです。さくっといきます。
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eMAXIS Slim 米国株式の信託報酬引き下げ
さて、大人気のS&P500投資信託のeMAXIS Slim 米国株式ですが、純資産総額が多いことと楽天S&P500への対抗からか、信託報酬を引き下げることになったとのニュースがありました。今月の25日(土)から実行されます。
ついでに以前「けっこう頑張っている投資信託」として紹介し、新NISAのほうでも取り崩し投資をしているeMAXIS Slim 全米株式のほうも同様に信託報酬の引き下げがあります。
信託報酬
現在のeMAXIS Slim 米国株式と全米株式の信託報酬は0.09372%ですが、これを0.0814%に引き下げます。
SBI証券の方で投資していれば、米国株式は投信マイレージで0.0326%、全米株式の方は0.0336%がもらえますので、米国株式は実質0.0488%、全米株式は0.0478%とかなりの低コストになります。米国株式と比べていまひとつ純資産総額が伸びていない全米株式の方も信託報酬を下げてくるあたりは本当に頑張っているとは思います。
eMAXIS Slim 米国株式の対抗馬になっているような気のする楽天証券の出しているS&P500投資信託の楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンドですが、現在の信託報酬は0.077%です。投信残高ポイントプログラムで年間0.028%のポイントバックがありますが、これを加味すると0.049%となるので、微妙にeMAXIS Slim 米国株式が勝つことになりますね。
それと最近はちょっと影の薄くなっているSBIVシリーズのS&P500ですが、信託報酬は0.0938%と差をつけられる形になっています。 投信マイレージも0.022%となぜかeMAXIS Slimよりも低くなっており、やる気があるのかないのか謎なところがあります。これをひっぱっても0.0718%なので、太刀打ちできない状態になっていますね。
ただSBIVは先物ではなく直接VOOに投資する形なので、それに魅力を感じる人はSBIVでもいいとは思います。
それと実際のところは隠れコストとかもありますし、これだけ低価格勝負しているとどれ選んでもそんな大差はないかなとは思いますね。
純資産総額
それで現時点での純資産総額を比較してみますと、eMAXIS Slimの方は約6.7兆円と、7兆円を目指す勢いになっております。楽天S&P500もけっこう検討していますが約4484億円と、まだ1兆どころか5000億円にも到達していませんね。ただ4000億円以上ありますので、資金としては十分です。
そして最近影の薄いSBIVのS&P500ですが、2.1兆円と思ったよりも資金力はあります。一時期eMAXIS Slimと競い合っていた時期もありましたね。
まとめ
そんなわけでまとめると、
信託報酬 ポイント 実質
eMAXIS Slim 0.0814% 0.0326% 0.0488%
楽天 0.077% 0.028% 0.049%
SBI・V 0.0938% 0.022% 0.0718%
となり、見た目的にはeMAXIS Slimが最安になっています。
ただ実際は隠れコストなどもありますし、ブレもありますので、正直どれを選んでもコスト的には大きな差にならないとは思います。
SBI・Vは、先物ではなくてVOOやVYMなどヴァンガード社のETFに投資したいという需要で、コストよりも安心感という意味でも一定のファン層は今後も獲得できるんじゃないかとは思います。
そんなわけで投資家にとっては米国ETFレベルの良い環境がどんどん出来上がってきていますので、今後も競争原理で争っていただければとは思います。