FIRE後にゲームをやめたくてもやめられない【ポモドーロ時計活用術】
新NISA一括投資→即毎月定率取り崩し運用中のQ太郎です。
今回はFIRE後にゲームをやめたくてもやめられないという話です。
本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。
ゲームがやめられない人の特徴と対策
こんなご質問をいただきました。
「現在早期退職をしてゲーム三昧の毎日です。
以前のQ太郎さんの動画では、FIRE後にはゲームにも飽きてしまう人が多く、退屈に耐えられなくなって結局は仕事を始めたりするなどのことをおっしゃっていましたが、自分の場合は全然そんなことはありません。
クリアしなければならないゲームが多く、ずっとゲームをしてしまいます。ゲームをする理由としては、やはり達成感があるからです。
自分はゲームを始めたら必ずクリアするまでやると決めています。そのためゲームを必要以上に買ったりということはしません。クリアしてから次のゲームに取り掛かるという風にしています。最新ゲームにもこだわらないため無駄なお金も使いません。スマホの基本無料ゲームもやらず、必ずクリアのあるゲームをプレイしています。
Q太郎さんも利用している、Epic Gamesストアで毎週無料で配布されているゲームも利用しているのでほとんどお金がかかりません。
それでゲームに全然飽きない毎日ですが、最近は目の疲れや痛み、充血がひどくなってきたので、ゲームを辞めたいと思い始めてきました。
仕事があった頃とは違い、FIREした後はスケジュールが自由なのでなかなかゲームを辞められません。他に趣味も無いのでゲームに没頭してしまいます。
映画やアニメもあまり観ないです。何十分もじっと何もせずに画面の前で観ているというのが耐えられません。かといって、仕事もしたくないです。
ゲームについては時間を制限するということも考えましたが、余り上手くいきません。完全に辞めるよりも、上手く付き合っていく方法はありますでしょうか」
とのことです。
まず問題の切り分けが必要だと思いますが、質問者様がゲームを辞めたい理由が「目の疲れや痛み、充血がひどくなってきた」という健康上の問題のようで、他にやりたいことがあってゲームがそれを阻害しているというような話ではないようです。
それでまずやることは、とりあえず眼科に行った方がいいです。そのうえで、ゲームに対する付き合い方を考えていきましょう。
現状、趣味がゲームということで、「ほかにもやるべきことがあって、ゲームのせいでそれができない」という状況ではなく、ゲーム自体がやりたいことなので、それ自体を否定する必要はないとは思います。
ご飯を食べるとか歯を磨くとか、日常生活がぶっ壊れるレベルでゲームをしているのであればそれはそれで問題なのですが、そういうわけでもないのであれば、ゲームも一つの趣味で楽しめばいいでしょう。
基本無料ゲームもプレイしていなくて、クリアするまで次のゲームに行かないのであれば、お金もそんなに使わないので、経済的にも問題はないとは思います。
ポモドーロ時計の活用
それでここでは、ゲームをやめられなくなる理由と具体的な対策について考えていきます。
目の健康を考えれば、高橋名人の提唱していた「ゲームは一日一時間」を守った方がいいですが、質問者様はそれがうまくできないということのようです。
それでQ太郎がやっている方法ですが、ポモドーロ時計を使った時間管理です。この動画を作っているときにも使っています。
ポモドーロ時計というのは、PCやスマホのアプリでもありますが、作業時間と休憩時間ごとにBGMが鳴って知らせてくれるというものです。
例えば現在、Q太郎は作業時間25分、休憩時間2分で設定しています。そうすると25分経ったらBGMが鳴り、それから2分経ったらBGMが鳴るということを繰り返してくれます。使っているアプリは「Focus to do」というものですね。他にもいろいろあるので無料のものを使えばいいでしょう。
それで25分はがっつり動画作成をして、2分休んで、また25分動画作成を続けるなり、別のことをするなりすればいいということですね。
重要なのは、作業時間の25分は決めたこと以外はしないというルールにしておきます。仕事をするのであれば、途中でネットを観たりとか動画を観たりとかはいっさい禁止です。
逆にゲームをするのであれば、25分間はゲーム以外のことをしてはいけません。これによって時間を管理すれば、だらだら行動が減ります。25分間駆け抜けてください。25分が長い人は15分ぐらいでもいいとは思います。とにかくあまり長い時間は設定しない方が良いですね。
Q太郎はこの25分を「1作業」という単位で考えています。
たとえば一日でゲームに使っていい時間は「2作業」と決めたりするわけですね。2作業なら50分なので「ゲームは一日一時間」になりますね。他にも読書に毎日「2作業」を使うとか、そういうふうにルールを決めておくといいでしょう。
ここで重要なのは、作業時間の25分が終わったら、どんなによい状況でもさっとやめて、2分の休憩を取ります。投資とおなじで、自分で判断せずにルールを守って取り掛かってください。ゲームがいくら盛り上がっていても、時間になったらさっとやめなくてはなりません。戦闘中だったらポーズすればいいでしょう。とにかく機械的にさっとやめてください。
仮にゲームは一日2作業時間と決めたのであれば、2作業時間目にはセーブするタイミングもあらかじめ決めておいて、確実に時間内にやめられるように計画してください。
「そんなのうまくいかない」とか「時間が余った場合どうなるの?」という人の場合は、2分の休憩を挟んで3作業目に突入したときにすぐにセーブしてください。3作業目はセーブするだけの作業なので、ほかのことはしないでください。
それでセーブが終わったら3作業目は終了です。ポモドーロ時計をリセットして、読書するなり何なり、また別の作業に取り掛かってください。
「2作業ゲームをプレイしたら外出する」みたいなルールを決めてもいいですね。家にいなければゲームもできませんしね。Q太郎的には図書館に行くのがいいとは思います。空調完備ですし、本もたくさんありますので快適に過ごせます。
読書をしたり映画を観るのが苦手でも、このポモドーロ時計を使って25分だけ毎日集中してやってみると、あらたな発見があったりしていいとは思います。
とにかく作業時間終了のBGMが鳴ったらすぐに作業を中止してその場を離れるという癖をつけてください。どんなにいいところでもすぐにやめる。これができれば依存症にはならないでしょう。
あと2作業がすぎたら、ゲームのコントローラーを引き抜いて手の届かないところに置いておくというのもいいですね。
まとめ
そんなわけでまとめると、
・ゲームをやめたい理由が目の健康上の問題なので、まずは眼科に行ったほうがいい。
・日常生活がぶっ壊れるレベルで依存症になっていなければ、ゲームの趣味自体は否定しなくてもよい。
・ポモドーロ時計を使って、25分作業、2分休憩の設定。「ゲームは1日1時間」であれば、2作業時間だけプレイ。
・セーブが間に合わないときは、3作業時間目はセーブのみを行ってすぐに終了。コントローラーは引き抜いて、手の届かないところに置いておく。
・作業時間中は、決めたこと以外はやってはいけない。
・作業終了のBGMが鳴ったらすぐに作業を辞めてその場を離れる癖をつける。
・映画や読書、筋トレなど、普段やらないこともポモドーロ時計を使って実行してみるのもよい。
となります。
そんなわけでポモドーロ時計を使えば、ゲームを制限する以外に、普段やっていないことをやる機会を作ったりなどもできますので、上手く活用してみてください。案外いろいろな発見ができるとは思います。
とくにFIRE後は時間が自由になるので、自分の意思に頼らずに、強制的にコントロールする方法を使ったほうがいいですね。