【新NISA】AI競争で買うべき株がGoogleに変わった? NVIDIA・OpenAI・ソフバンGは没落?

新NISA投資お役立ち情報

Google softbank

新NISA一括投資→即毎月定率取り崩し運用中のQ太郎です。

今回は、グーグルが最近伸びていることについてです。

本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。

AIバブルはどこまで続く?

こんなご質問をいただきました。

現在懸念されているAIバブルについてですが、ソフバンが今月AI投資用の資金としてNVIDIA株を売り払い、OpenAIへの投資を始めました。

しかし今はGoogleの方が優勢で、OpenAIはもうダメとの意見も聞かれます。今後のAI投資はGoogle株に投資するのが正解でしょうか? この辺りについてご意見お願いします。」

とのことです。

softbank

ソフトバンクグループの株、今年はすごい動きしていますね。年初から今月11月まですごいペースで上がってきましたが、今月に入ってから一気にズドンして9月の水準まで戻りました。とはいっても、年初から考えれば+76%ぐらいありますので、まだまだ十分なレベルとは思います。これまでがバブリー過ぎたという話ですね。

今月にソフトバンクグループがNVIDIA株3210万株をすべて売っぱらって9千億円ほどをゲットし、その資金でOpenAIとかのAI関連に投資したのですが、その一方で市場はAI関連に警戒感を示し始めているというのもあり、株価が落ちていったという形です。ただそれでも年初から考えれば十分すぎる利益なわけで、短期間での上がりすぎに対する調整ともされています。

それでこれまでソフトバンクグループがOpenAIに投資していたことから、ソフトバンクグループに投資することによって、間接的にOpenAIに投資できるという形になっています。

それで今回出てきたグーグルのAIのGemini3ですが、思いのほか高評価で、OpenAIやばいんじゃないかという話がちらほらと持ち上がってきています。

さらにこれにひきずられて、NVIDIAもやばいんじゃないかという話も出てきています。

というのも、多くのAIがNVIDIAのGPUを頼っているのに対して、Gemini3はTPUという独自のAIチップを使っています。

GPUはもともとグラフィック用のチップでして、ゲームとかの用途にも使われていますが、TPUはAI専用に最適化されたチップなのでより効率的と言われています。

それでメタ社がこのグーグルのTPUの購入を検討しているというニュースがあったことから、NVIDIAの株価が反応して落ち込んだというのがあります。

それでグーグルのGemini3とTPUによって、将来的にOpenAIやNVIDIAは厳しいことになるんじゃないかという話になってきていますね。

ただQ太郎的には、そこまで過剰反応しなくてもいいかなという気もします。GPU自体はゲームとかいろいろな用途で需要が多いですし、あとGemini3がChatGPTを超えたと言われても、多くの人達は「Gemini3ってなに?」みたいな感じだとは思います。

やっぱり収益化にはスペックよりも知名度が大事でして、性能はともかくとして、Gemini3がChatGPTの知名度を超えられるかどうかが実際の収益化で問題になってくるとは思います。一般人にとってはGemini3がChatGPTよりすごいと言われてもピンときませんし、適当な質問をしている程度ならどちらも大差ないみたいな感じとは思います。ぶっちゃけ「使い慣れているほうを使う」みたいな結論になるとは思いますね。

昔、中国のスマホ競争で、シャオミがスペック重視でスマホを売っていましたが、けっきょく本体スペックよりもカメラのレンズ性能を重視したOPPOが勝ったというのがあって、性能の高さ=収益が高くなると単純につながらないところがあるのですね。多くの中国の人はスマホを自撮りに使ったりするので、カメラが良い方がいいわけです。とくに女性はカメラを重視しますね。

あと昔、アタリがLynxというカラー液晶のハイスペック携帯機を出していましたけど、売れていたのは白黒液晶のゲームボーイでしたしね。世の中そんなものです。

そんなわけでユーザーは使いやすさとか、自分にとって必要な機能とかから購入を判断するので、たんにスペックが高いからで大きく市場が変わるかどうかは微妙なところとは思います。

そのため、現在過剰反応している可能性もあって、たんにGemini3の性能がいいからとかTPUが効率的だからで今後のAI競争を判断するのは難しいんじゃないかとは思いますね。

ただChatGPTも競争環境がきびしくなってくるとは思うので、なにかを決め打ちしていくのはギャンブル的かなとは思います。こういう流行り廃りの業界は、ドットコムバブルみたいにまとめて全部しぼんでいくみたいなケースもありますしね。

まとめ

そんなわけでまとめると、

・ソフバンGがNVIDIA株売却で、OpenAIへの投資を増加。市場の懸念で株価急落。

・ただそれでも年初から考えると70%以上の大きな利益。

・GoogleはGemini3で株価上昇。OpenAIを上回るとの評価。

・さらにGoogleのAIチップTPUをメタ社が導入するかもしれないというニュースにより、NVIDIAの株急落。

・ただ収益に関しては知名度や用途などさまざまな要因があり、たんにスペックが上という理由だけで覇権を取れるわけではない(カラーのリンクスより、白黒のゲームボーイが売れてましたしね)。

・現在過剰反応しすぎている可能性はあり、様子見がいいかと。

となります。

そんな感じでスペックだけではなく、収益性まで考えるとたんにGemini3とTPUだけでどうにかなるという感じではない気もしますので、今後どうなるかといったところです。

現在はこういうAI関連にどんどん投資していってますけど、どうやって回収するんだという問題もありますしね。そのあたりも含めて見守っていくのがいいかなとは思います。