イラン情勢が不安です…「お金があっても買えない時代」への備え方【FIRE/老後/生き方】

iran fuan

取り崩し投資運用中のQ太郎です。

今回は、イラン情勢と物価の上昇についてです。

エネルギー不安、食料の供給不安、生活水準が下がっていくかもしれないという恐れ。視聴者の方からこういったご質問をいただきまして、今回はこれをテーマにお話しします。不安な気持ちはとてもよくわかりますし、Q太郎自身もこの問題は他人事とは思っていません。

ただ、見方を少し変えるだけで、同じ状況でも受け取り方がかなり変わってくると思っています。今回はそのあたりをじっくりお話しします。

本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。

イラン情勢が不安です…「お金があっても買えない時代」への備え方【FIRE/老後/生き方】
イラン情勢による将来のインフレや物不足の不安についてのご質問に対する動画です。声を出せない環境なのでゆっくり実況(自分の声)的手法でお送りします。取り崩し投資で毎月20万円のマネーマシン作成計画定率取り崩しvs定額取り崩し、どっちがいい?
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ご質問の内容

こんなご質問をいただきました。

「Q太郎さんこんにちは。エネルギー情勢の悪化やイラン戦争による原油・LNG供給不安、さらに中国の肥料輸出制限などが重なり、物価上昇が長期化するのではないかという不安があります。

特に食料や日用品は、供給そのものが止まるという恐れもあり、今の収入のままでこれまで通りの生活を維持できるのかが不安です。

外食や加工食品、日常的に使っているものの質や量を落とさざるを得なくなる可能性や、将来的に生活水準が徐々に下がっていく現実への恐れが強く、投資をして前向きに…という気持ちすら挫けそうになります。

Q太郎さんは今回のイラン情勢についてどうお考えですか?動画と異なるコメントでごめんなさい。」

とのことです。

ヒト・モノ・カネの話

まず、経済の基本的な話からしますね。

経済はヒト・モノ・カネという三つの要素で動いています。この三つのうち、一番少ないものが一番価値を持ちます。これはシンプルですが、けっこう本質的な話です。

これまでの日本はどうだったかというと、ヒトもモノも比較的余っていたんですね。働き手はたくさんいましたし、物流も安定していて、スーパーに行けば何でも揃う状態でした。

そうなると、足りないのはカネだということになります。

だから「お金さえあれば何とかなる」「貯金や投資でお金を増やせばいい」という考え方が主流になってきたわけです。

Q太郎自身もそう思ってきましたし、それは当時の状況においては間違いではなかったと思います。

これからの日本

しかしこれからの日本は、状況がだいぶ変わってきます。

まず少子化です。これはもう確実に進みます。

働き手が減るということは、サービスが手に入りにくくなるということです。

介護がわかりやすい例で、いまはまだなんとかなっている部分もありますが、10年後・20年後にどうなっているか、正直わかりません。

お金を積んでも、そもそも介護してくれる人がいないという状況が来るかもしれない。

そこにきて今回のイラン情勢です。原油やLNGの供給不安、中国の肥料輸出制限。モノが不足するリスクが現実のものとなってきました。

ヒトが足りない、モノも足りない、となると何が起きるかというと、カネを出しても手に入らないという状態です。

今まで当たり前に買えていたものが、値段が上がるどころか、そもそも棚に並ばなくなる可能性があるわけです。

これは極端な話ではなくて、コロナ禍のときにマスクやトイレットペーパーが消えたことを思い出していただければわかると思います。

あのとき、お金があっても買えなかった。ああいうことが、もっと広い範囲で起きうるということです。

カネへの依存を減らす

では我々はどうすればいいのか。Q太郎が考えるのは、お金やモノへの依存を減らしていくことです。

「生活水準を下げる」というと暗い話に聞こえますよね。でも考え方を変えてほしいんです。これは生活水準を下げることではなくて、「なくても困らないものを手放すことで、むしろ自由になる」という話です。

企業の宣伝によって「これがないと困る」と思わされているものって、実はけっこう多いんですよ。

電子レンジ、食器洗い機、乾燥機……なければないで全然なんとかなるものが多い。依存するものが少ないほど、世の中が多少荒れても動じない生活ができます。

不便な生活に早めに慣れておくというのは、リスク管理として非常に有効だとQ太郎は思っています。

稲垣えみ子さんの話

具体的な例として、アフロ記者として知られる稲垣えみ子さんの話をしたいと思います。

稲垣さんは洗濯機・掃除機・冷蔵庫などの家電を使わずに生活されています。ガスの契約もせず、調理はカセットコンロや電気ケトルなど最小限のもので済ませていると聞いています。

保存食としてぬか漬けや干し野菜もご自身で作られていて、災害が来てもしばらくは困らない生活スタイルになっています。

稲垣さんがこの生活をされているのは節約のためではないんですね。

電気や便利グッズへの依存を減らすことで、むしろ本当の自由を手に入れられる、という考えからなんです。

これはQ太郎もすごく共感しています。便利なものに囲まれていると、それが当たり前になって、それがないと不安になる。

でも最初からなければ、不安になることもないわけです。

Q太郎の台湾生活

Q太郎の話もしますね。いま台湾に住んでいますが、洗濯機と掃除機は使っていないです。洗濯は基本手洗いで、掃除は箒とちりとりです。

最初はちょっと面倒かなと思っていたんですが、慣れてしまえば全然気になりません。むしろ余計なものが部屋にないのがすっきりして気持ちいいくらいです。

調理は大同電鍋というものを使っています。台湾の伝統的な家電で、外側の釜に水を入れて、中の器に食材を入れてスイッチを押すだけで蒸してくれるというものです。

ご飯も炊けますし、スープも作れますし、野菜を切って並べて蒸すだけで一品できます。これが本当に便利で、ガスコンロもあるんですが使っていないです。電子レンジもありません。テレビも見ていません。

でも何ひとつ困っていない。こういう生活をしてみると、「自分が本当に必要なものって意外と少ないんだな」というのがよくわかります。

ソーシャルキャピタル

もう一つ大事な話をします。ソーシャルキャピタル、日本語にすると「社会的資本」あるいは「人とのつながり」という話です。

ヒトが足りない時代というのは、言い換えるとサービスが足りない時代です。お金を払えばサービスが買えるという状態ではなくなってくる可能性がある。

そうなったとき、お金よりも頼りになるのが人間関係です。困ったときに助けてもらえる関係、お互いに融通し合える関係、こういったものが実質的な安全網になってくるわけです。

これは特に難しいことではなくて、日頃から人と仲良くする、困っている人を助けてあげる、見返りを求めずに動く、ということです。「情けは人の為ならず」というやつですね。

今助けておくことが、いつかまわりまわって自分に返ってくる。これは昔の人の知恵ですが、お金や物質的な豊かさへの依存が高まった現代において、むしろ改めて見直すべき考え方ではないかとQ太郎は思っています。

まとめ

まとめます。イラン情勢・物価高騰・少子化。これらは確かに不安な話ですし、Q太郎もそれを否定するつもりはありません。

ただ、「不安で投資する気にもなれない」という状態は、できれば抜け出してほしいとは思います。

お金があってもモノが手に入らない時代に備えるためにできることは二つあります。

一つは、モノやお金への依存を減らすこと。不便な生活に早めに慣れておく。便利さへの依存を少しずつ手放していく。これは生活水準を下げることではなく、世の中が多少荒れても動じない自分をつくることです。

もう一つは、人とのつながりを積み重ねておくこと。お金では買えないサービスや助けを、人間関係から得られるようにしておく。これが今後の時代における本当の意味での安全網になると、Q太郎は考えています。

質問してくださった方、ありがとうございました。不安な気持ちはよくわかります。でも少し見方を変えると、今からできることはたくさんあります。一緒に考えていきましょう。

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