分配利回り2.4%の社債ETF「LQD」に10万円投資した結果【2021年8月】
前回、優良社債を集めたETF「LQD」について書きました。詳細は以下の記事リンクから。
今回は、実際に10万円分投資した結果について述べていきます。
分配金や値動き、保有した感想など、投資するさいの参考にでもしてください。
LQDに10万円投資した結果
ここ1年の株価の推移ですが、国債中心のETF「BND」などと違って、そこそこ値動きがありますね。とくに今年の年初から4月にかけては一度大きく落としています。
現在7枚(平均取得価格130.81ドル)保持しており、本日の時価評価額は946.61ドル。+3.37 %と、微妙にプラスになっています。
受け取った分配金
LQDは毎月配当です。今年の4月から受け取っていますので、以下のようになります。
税引前 | 税引後 | |
2021/4/12 | 1.78 | 1.3 |
2021/5/12 | 1.79 | 1.3 |
2021/6/9 | 1.8 | 1.32 |
2021/7/12 | 1.77 | 1.29 |
2021/8/11 | 1.7 | 1.24 |
前回の「LQDとは何か?」でも書きましたが、分配金は右肩下がりの傾向にあります。
毎月税引き後で1.25ドルぐらいだとすると、年間では15ドルぐらいになりますね。
BNDより少し多いぐらいなので、安全性を考えるとBNDのほうがいいかなとは思います。
トータルの収益
評価損益は+30.91ドルなので、分配金の税引き後合計6.45ドルと合わせてと、37.36ドルのプラスとなります。
いまのところはプラスですが、年間の税引き後分配金があまり多くないので、キャピタルゲインの減少は、収入の減少にもろに響いてきますね。
まとめと筆者の見解
BNDに比べると配当金は多めですが、すごく多いわけでもないので、安全重視ならBNDを購入したほうがいいでしょう。
LQDはあくまで社債です。「社債は債券ではなく、株式のアセットで考えたほうがいい」という人もいますので、それなりのリスクはあります。
ただLQDは約2400社の優良企業の社債で構成されているので、通常時のリスクはそれほど大きくないかと思います。
暴落時は全部が落ちるので、もうそれは仕方ないと思ったほうがいいでしょう。
メインにはせず、BNDと組み合わせて、サテライト的な扱いにしたほうがいいかなとは思います。