有料サブスクが無駄遣いかどうかの見極め方

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新NISA一括投資→即毎月定率取り崩し運用中のQ太郎です。

今回は節約の敵にも味方にもなる有料サブスクについてです。

本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。

有料サブスクの見極め方

こんなご質問をいただきました。

いつも有益な動画をありがとうございます。現在FIRE目指して節約生活を送っています。

サブスクについての質問ですが、サブスクは「節約の敵」とも言われています。毎月の固定費が発生してしまうため、積み重なればいわゆる「ラテマネー」になってしまいます(「ラテマネー」というのは、習慣的にカフェラテを飲んでいると、安くても積み重なればそこそこいい金額になってしまうということのたとえですね)

しかしサブスク全部を毛嫌いしてしまうのもどうかと思います。

例えばAmazonプライムは月額600円、年間5,900円で配送無料やプライムビデオの利用など、様々なサービスが受けられます。

また映画好きな人はネットフリックスを契約すれば、月1000円ぐらいで映画が見放題になります。これは下手に個別で映画を観るよりかは断然お得です。

また「XBOX GAME PASS」も1000円ぐらいでゲームが遊び放題になります。サブスクをうまく使っていくことで、お金の節約にもなります。

服のサブスクもあり、数千円でいろいろ着ることができます。服を買いすぎる人にはよいサービスです。

Q太郎さんはサブスクについてどのようなお考えをお持ちでしょうか。どこまでが無駄で、どこまでが有益と言えるでしょうか?契約する時の注意点は何でしょうか?

今後の参考にしたいので、取り上げていただければ幸いです。これからも応援しています。

とのことです。

サブスクとひとことで言っても、入会無料でサービスを受けるときだけ代金を支払うみたいなのもあります。

そのため今回は、毎月固定費の発生する有料サブスクについて述べていきます。

たとえば例で出していたAmazonプライムですが、月間600円なので、大した金額でないといえば大した金額ではありません。この金額で映画を観たり、配送無料サービスを受けたりできるのなら安いものです。

ただサブスクの怖いところというのは、「安いから」で積み重なってしまうことですね。ご質問にも書かれていた「ラテマネー」になってしまいます。

コンビニのコーヒーが毎日1杯100円だから安いと思っていると、月間で3000円ぐらい、一年間で3万6,000円ぐらいにもなります。月間3000円のサブスクだと考えると、けっこう高額なサブスクになっているのですね。

サブスクしたことを忘れる

そんなわけで、1つ2つのサブスク契約自体は問題ないのですが、これもあれもになってしまうと積み重なって、いつのまにか結構な金額になってしまったりします。

しかも最悪なのが、自分が何のサブスクを契約しているかを忘れてしまって、そのままお金だけ取られる続けるという状態です。

実際、うちの父が昔、コーヒーや目薬、ヤクルト、外国語会話サービスなど、かなりいろいろなものをサブスク契約していました。正確な金額はわかりませんが、考えただけでも月額で相当な金額になっていたと思います。

とくに消費の遅い目薬とかサブスクする意味あるのかとも思っていたので、「目薬は頻繁に使うものじゃないから、欲しいときに買ったらいいんじゃないでしょうか」と言ったのですが、「毎回注文するのがめんどくさい」という理由でサブスクをしていたのですね。2000円ぐらいするけっこういい金額の目薬です。

そんなわけでいろいろ契約して、合計したら月額もすごいことになっていたと思います。

それでしばらくして病気で長期入院になり、何一つ解約していないので商品が家にどんどん届くのですね。外国語会話サービスとかも使ってないのに契約しっぱなしです。これも調べてみたら月1万円とかけっこういいお値段なわけです。

それで退院後も解約せずにそのままにしておいて、届いたものはかたっぱしから倉庫に入れるだけみたいな雑な管理をしていました。それらの商品に興味が無くなっているので消費もしないため、どんどん倉庫に商品が貯まっていくのですね。冷蔵庫もヤクルトだらけ、倉庫もコーヒーだらけです。外国語会話サービスも使っていません。

結局最終的にQ太郎が全部調べて解約していったのですが、本人は無頓着なのですね。

そんなわけでここから得られる教訓は、「面倒くさがりな人ほどサブスクを使ってはいけない。いずれ管理しなくなる」ということです。

サブクスは「毎回注文するのが面倒くさい」が理由で契約してしまう人が多いですが、そもそも面倒くさがり屋なので、サブスク契約の管理すらしなくなるのですね。自分が何を契約したのか、どういう条件で契約したのかも覚えていない。しかも解約するのも面倒くさいから放置している。バケツに開いた穴をそのまま放置しているような状態です。

サブスクで重要なのは、「月にいくらの支出が出ているかの管理」なので、これができないのであれば定期購入系のサブスクは入らない方が良いでしょう。

Q太郎的には、自分に何が起こるかわからないですし、旅行で家を空けたりすることもあるので、こういうモノの届く定期購入系のサブスクは一切しないことにしています。欲しいときに欲しい分だけ買うことにしていますね。

料理を作るのが面倒な人のために、食事を届けてくれる宅食サービスとが近年流行ってきていますが、個人的にはその都度その都度自分で材料から作った方がいいかなとは思います。食べたい量もその都度変わりますしね。節約したければ、料理は覚えた方が良いとは思います。

何にしろ、この「面倒くさがりや」と「サブスク管理」の相性がきわめて悪いですし、「解約が面倒くさい」みたいに放置状態になりがちなので注意が必要です。まあ、本人は無頓着なので、実害を受けるのは家族とかまわりの人なのですけどね。

とにかくこの「定期購入系サブスク」は、しっかり管理ができなければやめたほうがいいでしょう。

同じジャンルを一つにまとめる

それとサブスクをするときに気をつけることは、同じようなジャンルを複数持つのを避けることです。

例えば映画や動画が観たいのだったら、Amazonプライムやネットフリックス、ディズニープラスとかいっぱいありますが、どれか一つに絞ることです。

複数契約したところで、人ひとりの一か月の時間はかぎられていますので、そんなにたくさんの映画は観られません。どれだけたくさんのサブスクをしようが、時間は一日24時間と決まっているのです。

たとえば一か月で10本映画を観られる人が、1000円のサブスクに入ったら1本100円です。しかし1000円のサブスク2つに入ったら、1本のコストが200円になりますので、コスパが悪くなってしまうわけです。観られる量は決まっているので、契約すればするほどコスパは悪くなっていくのですね。

ここで「ディズニープラスでしか観られない映画とかあるじゃん」とか、それぞれの動画配信サイトのオリジナルで観たいものがある人もいるとは思いますが、その場合は、例えば8月はAmazonプライム、9月はディズニープラス、10月はネットフリックスと、毎月解約しては別のサイトと契約し直すという方法をとるといいかと思います。

ここで「面倒くさい」と思ってしまう人は、大して観てないのに毎月払ってしまうという事態に陥りやすいので注意が必要です。節約したいなら「数分の作業で1000円稼げるバイト」だと思って、この程度はやっておいたほうがいいでしょう。

それにAmazonとかの場合、月間契約したのちにすぐ解約してしまっても、一か月間しっかり使わせてくれます。ネットフリックスや「XBOX GAME PASS」などもそうで、海外企業はこのあたりが便利ですね。いつ退会しても大丈夫なので安心感があります。

逆に日本企業はけち臭いのが多いで、解約したらそのままガチ解約になるケースが多いため、一か月後に解約するのを忘れてしまって、そのままさらに一か月と、ズルズルと契約が続くみたいなことになりがちですね。U-NEXTはこのケースですね。まあ、U-NEXTでしか観られないものがあれば契約するしかないのでしょうけどね。

なんにしろ、毎月1つのサイトだけ契約して、観るサイトを絞った方が映画を選ぶ時間も減りますし、全体的な満足度自体は上がります。来月は来月で新しい楽しみがありますしね。

それと「年間契約した方が安い」という人もいますが、複数の動画サイトを年間契約するよりも、毎月1サイトずつ契約した方が、トータルとしては安いです。

衣服のサブスクについてはあまり詳しくはありませんが、ちょっと調べてみたところ1万円で月3着とかで、安いのか高いのか判断しづらいです。クリーニング代も含まれているのでしょうね。

毎月衣服で1万円以上使う人にはいいとは思いますが、毎月毎月衣服に1万円以上費やす暮らし方がQ太郎には想像しづらいので、サブスク契約することは今後も無いとは思います。自分の生活スタイルに合わないものは、さっさと切ってしまったほうがいいですね。

あとスマホ代とかもサブスクなので、こういう機能が似たようなものはできるだけ安いのがいいですね。Q太郎は楽天モバイルを使っています。基本料金約1000円を超えて使うことはありませんし、投資信託の楽天ポイントで払っているので、実質タダみたいなものです。

 

まとめ

そんなわけでまとめると、

・サブスクは一つひとつが安くても、数が増えると結構いいお値段になる。

・毎日1杯100円のコーヒーは、月額3000円のサブスク。

・「面倒くさがり」と「サブスク」の相性は極めて悪い。いずれ管理しなくなる。解約も面倒くさがる(そしてまわりが被害を受ける)。

・定期購入系のサブスクも注意。自分がいなくなっても届き続ける。(Q太郎は契約しないことにしています)

・同じジャンルのサブスクは1つに絞る。複数の動画サイトが観たい場合は、毎月違う動画サイトを契約する。その方が動画を選ぶ時間が減り、満足度が高くなる。解約・契約作業は、「数分で1000円稼げるバイト」だと思えばいい。

・自分の生活スタイルに合わないサブスクはさっさと切る。

・スマホ代など、機能が似たようなものは安いものを選ぶ。

となります。

とにかくサブスクをやるなら、管理を面倒くさがらないことですね。

ちなみに現在Q太郎が契約しているサブスクですが、やよいの青色申告オンラインで年間一括1万円ぐらいと、楽天モバイルの毎月1000円ぐらいでしょうか。ただやよいの青色申告オンラインは業務使用ですし、楽天モバイルは、いまは投資信託のポイントで払っているので実質タダみたいなものなので、個人的に契約しているものは何もありませんね。

ネットフリックスとか「XBOX GAME PASS」とかは親戚のを使わせてもらっていますが、実際のところあんまり使っていません。ゲームは「Epic Gamesストア」が毎週無料ゲームを配っていますので、これだけで十分すぎます。「ふりーむ」というフリーゲームサイトもありますし、現代はエンタメにお金がかかりません。

そんなわけで自分がどれだけサブスクを使っているのか、一度見直してみて、いらないものは切っていくのがいいとは思います。とくに動画サイトを毎月1つに絞った方が、「選択する苦痛」が減るので満足度は上がると思いますね。なんにしろ、サブスクの管理を面倒くさがらないことです。