森永卓郎氏「来年中に日経平均3千円」は可能?

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新NISA一括投資→即毎月定率取り崩し運用中のQ太郎です。

今回は森永卓郎氏が、来年中に日経平均が3000円になるとの話をしたことについてです。

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来年は日経平均3千円

こんなご質問をいただきました。

いつも悲観論を話す森永卓郎氏ですが、Youtubeで来年中に日経平均は3000円になると言っていました。さすがに3000円はあり得ない気がするのですが、どうお思いでしょうか

とのことです。

これについて番組を見ていないので、前後の文脈がどうなっているのかがわからないため何とも言えないのですが、空売り側で考えれば、3000円は-92%ぐらいなので、けっこうチャレンジングな値段ですね。そこまで握力が持つかどうかといったところです。

今、日経平均を見てみたら3万8,780円なので、ここから3000円って相当きついとは思いますよ。仮にいますぐに空売りを仕掛けた場合、3000円で買って3万8,780円で売るのとおなじ話ですしね。投資金額に対しておよそ13倍になります。

本当にできると思うのだったらこれ以上ない大儲けのチャンスなので、限界まで借金して、さらにレバかけて空売りすればいいとは思います。成功したら、リーマンショックのときに空売りを成功させたマイケル・バーリ氏みたいに一躍有名になって、映画化されるかもしれません。来年中に3000円だったら、もういま現在年末なので、やりたい人は急いでやった方が良いでしょう。短期間にビッグマネーを稼げます。

まあ、Q太郎は絶対やりませんし、むしろ踏み上げを食らう可能性の方が高い気もします。それこそ、来年4万円超えたり5万円超えたりしたら追証でとんでもないことになりそうな気はします。現物買いは買った分以上の損はしませんけど、空売りの損失は青天井ですしね。

そんなわけで、以前からも言っているように、暴落に自信があればビッグマネーのチャンスですので、空売りをしてみるのがいいとは思います。3000円までいかなくても、日経平均1万円でもかなり稼げます。ぜひトライしてみてください。その結果どうなっても、本チャンネルはいっさい責任はとりません。

現実的に3000円が可能か

そんなわけで、仮に日経平均が3000円になった場合、どうなるかの話です。

現在の日経平均の配当利回りがだいたい1.9%ぐらいなので、これが一気に3000円になった場合、配当利回りは一気に24.6%に上がりますね。

株価が短期的に下がったとしても、会社自体の営業利益などが急激に変化するわけではないので、高配当株をガンガン買っておけばいいとは思います。というか常識的にここまで利回りが高くなると買う人が多くなるので、3000円まで放置されることはないとは思います。短期的に配当利回りが5%ぐらいにもなれば買いが入ってくるとは思いますので、下がるとしても1万4,740円ぐらいのラインが限度なんじゃないかとは思います。

長期的にだらだら下がる感じだと話は変わってくるのですが、来年中に3000円という話でしたら、たぶんそこまで到達する前の1万5000円あたりのラインで、配当利回り的に止まってしまう可能性はありますね。割合でいうと-60%ほどなので、まあ短期の暴落としては現実的なラインとは思います。

森永氏はチューリップバブルと半導体バブルを一緒に論じていて、半導体バブルがはじけることによる大暴落を予想しているのですが、チューリップと違って企業の場合は企業自体の価値がありますし、生活にかかわっている業種の企業だと下がるにしても限度があります。

ちなみに日経平均のバブル崩壊後の最安値でせいぜい7000円前後なので、3000円だとこれよりもさらに半額以下にならなければなりません。相当厳しいとは思いますね。

それと今年の8月のはじめに、日経平均の前週末比下落幅が4,451円28銭となって過去最大になりましたが、下落率でいうと-12.4%程度です。1987年のブラックマンデー時の下落率が-14.9%なので、来年一気に-92%の3000円まで落ちるかと言われれば、まあ現実的には配当利回りの問題もあって難しいかなとは思います。

日経平均の構成要素1位で10%以上を占めているのはユニクロでおなじみのファーストリテイリングですし、それが急に90%以上も落ちるかなという話です。これまでしっかり右肩上がりのチャートで上がってますし、来年急にユニクロ着ないとかないでしょう。

まあ、来年核戦争が起こって、文明が滅びれば話は別ですけど、そんな状況でもみんなユニクロ着てそうな気はします。

そんなわけで、売り方からしても、3000円は相当厳しい気はします。まあ、本当にそんな値段まで短期的に放置されたら、高配当株買ってウハウハになればいいかなとは思います。

 

まとめ

そんなわけでまとめると、

・来年本当に-92%の3000円になると思うのであれば、これ以上ないビッグマネーのチャンスなので、借金しまくって、フルインベストで空売りを仕掛けるといいとは思います(成功したら映画化される可能性もあります)。

・現実的には、株価が短期で落ちたとしても、会社の営業利益が急激に減ったりするわけではない。

・短期的に3000円まで落ちると、日経平均の配当利回りは24.6%。

・仮に落ちるとしても、現実的には配当利回りの問題で、日経平均の配当利回りが5%になる1万5000円ぐらい(-60%)が短期的には限度なのではないかと。

・日経平均の1割を占めるのはユニクロでおなじみのファーストリテイリング。来年急にみんながユニクロを着なくなって売り上げが急減することが想像しにくい。

・バブル崩壊後の日経平均の最安値は7000円前後。3000円はそれより半額以下なので、だいぶ厳しい戦いになるかと。空売りには相当な握力が必要。

となります。

そんなわけで本当に3000円になるのであれば、正確に言えば3000円まで誰も買わないで放置される状態になるのであれば、高配当投資の絶好過ぎるチャンスになるとは思います。

そんなわけで来年3000円になると思っているのであればビッグマネーのチャンスですので、ぜひとも空売りをして大金を稼いで、映画化していただければと思います。