【静かな退職 VS 1円でも多く稼げ】人生詰むのはどっち?「静かな退職」を責める経営者が絶対に教えない会社組織の理不尽な現実

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取り崩し投資運用中のQ太郎です。

今回は、いわゆる「静かな退職」についてお話ししていこうと思います。

Youtubeで観たい方は以下のリンクから。

【静かな退職 VS 1円でも多く稼げ】人生詰むのはどっち?「静かな退職」を責める経営者が絶対に教えない会社組織の理不尽な現実
「静かな退職」に対して、「そんなことしている余裕はない。1円でも多く稼げ」というご意見に対するご質問への動画です。録音できない環境なのでゆっくり実況形式(セルフボイス)でお送りします。取り崩し投資で毎月20万円のマネーマシン作成計画音声使用...
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静かな退職 VS 1円でも多く稼げ

この「静かな退職」という言葉、最近よく耳にしますよね。仕事はクビにならない程度に、最低限の範囲でこなすという働き方のことです。

資産運用界隈では、ある程度の資産を築いたあとに、緩く働いて生活費だけを稼ぐ「コーストFIRE」なんて言い方をすることもありますね。

今回はこの働き方の是非について、ネットで話題になった意見をもとに考えていきましょう。

ご質問内容

さて、今回は視聴者様からこのようなご質問をいただきました。

「ネットニュースで青汁王子こと三崎優太さんが、『静かな退職は人生が詰む。文句を言う暇があるなら、1円でも多く稼ぐ方法を考えろ』と言っていましたが、この意見をQ太郎さんはどう思いますでしょうか?

そこまで必死に頑張って働く必要があるのでしょうか。そもそも人生が詰むも詰まないも、個人の自由ではないでしょうか

とのことです。

インフルエンサーの方がこういった強い言葉を発信すると、真面目に働いている側としては不安になったり、あるいは押し付けがましいなと感じたりすることもありますよね。

私は普段あまり芸能ニュースは見ないのですが、調べてみたところ、元ネタはおそらくXでの投稿だと思われます。その投稿内容を詳しく見てみると、

「今後も物価は上がり続け、給料は簡単に増えない。この現実から目を背けて『静かな退職』とか言ってる奴、人生詰むよ。文句を言う暇があるなら、1円でも多く稼ぐ方法を考えろ」

というものでした。

なかなか厳しい言葉ですよね。本当に「静かな退職」を選択すると人生が詰んでしまうのか。ここから、Q太郎なりの見解を述べていきたいと思います。

経営者か、会社員か

まず大前提として理解しておかなければならないのは、発言者の「ポジション」の問題です。

三崎氏は経営者ですよね。経営者という立場からすれば、目の前の社員が「最低限の仕事しかしない」と言い出したら、それは会社にとって損失ですし、困るわけです。

経営者は会社を成長させ、利益を出すのが仕事ですから、社員にも同じ熱量で働いてほしいと願うのは、立場上「全然正しい」ことだと言えます。

ただ、ここで重要なのは、経営者側の正義が、そのまま社員側の正義にはならないという点です。

経営者と社員では、見えている景色も、頑張ったあとの見返りも全く違うからですね。

社員からすれば、一生懸命に身を削って働いたところで、給料が翌月から劇的に上がるなんてことは、日本の会社組織ではまずありません。

個人事業主や経営者であれば、自分が頑張って成果を出せば、その分がダイレクトに自分の収入に直結します。

しかし、会社員の場合は、インセンティブ制度がしっかり導入されていない限り、頑張っても頑張らなくても、もらえる額はさほど変わらないというのが現実です。

さらに最近では、働き方改革の影響で残業代すら稼げなくなってきています。

会社で頑張って稼ぐこと自体が難しくなっている環境で「もっと稼げ」と言われても、社員側からすれば「どうやって?」という話になってしまいます。

会社への依存

ただ、青汁王子の言葉をよく噛み砕いてみると、「会社の中で出世して稼げ」とは一言も言っていないことに気づきます。

「1円でも多く稼ぐ方法を考えろ」と言っているわけです。

これは、今の時代、会社という一つの場所に依存し続けることの危うさを指摘しているのかもしれません。

副業をするのか、それとも資産運用を学ぶのか。

とにかく「会社以外の収入源」を持っておけ、という意味であれば、それは間違った考えではありません。今の物価高の世の中で、給料一本足打法でいくのはリスクですからね。

しかし、大切なのは「稼ぐ力を増やす」ことと同時に、「お金への依存度を減らしていく」ことだと思うのです。

どんなに稼ぐ額を増やしても、それ以上に支出が増えたり、お金がないと幸せになれないという「お金教」の呪縛にかかっていては、いつまで経っても心は安まりません。

「静かな退職」を選んでいる人が、もし「自分にとって必要な分はこれだけだ」と理解し、足るを知る生活をしているのであれば、それは一つの賢い生存戦略です。

経営者側からすれば面白くないでしょうが、個人の幸福という視点に立てば、必ずしも人生が詰むとは限らないわけですね。

経営者側の問題

本質的な問題は、社員が「静かな退職」を選びたくなるような、会社のシステム側にあります。

「すごく頑張っている自分と、適当に流している同期が同じ給料」という理不尽な状況がある中で、誰が心からの忠誠を誓って働けるでしょうか。

結局、頑張って働こうという「インセンティブ」が欠如しているわけです。

会社が社員に「頑張った分だけ報われる」という夢や具体的な利益を見せられないから、社員は防衛策として「静かな退職」というカードを切るわけです。

これは経営者側が解決すべき課題であって、精神論で社員を叩いても解決する問題ではありません。

まとめ

 ここまで青汁王子の「人生詰む」という言葉を入り口に、現代の働き方について考えてきました。

経営者としての警告は切実な現実論ではありますが、私たちが目指すべきは会社の利益ではなく、自分自身の人生の安定です。

もし会社が正当に評価してくれないのであれば、防衛策としての「静かな退職」は賢い選択肢になります。

大切なのは、浮いたエネルギーを自分の生活のサイズを整え、投資の知識を深め、自分なりの「静かな戦略」を育てる時間に充てることです。

そして今回、私が一番お伝えしたかったのが、経営者側の責任についてです。

今の日本は深刻な人手不足の時代であり、本来は経営者こそが「選ばれる努力」を必死にすべき時です。

それなのに、魅力的な環境を作る努力もせず、社員の態度を怠慢だと切り捨てたり、人生が詰むと脅したりするのは、経営者としての役割放棄と言わざるを得ません。

社員の生産性が上がらないのを個人の責任にする前に、まずは経営者が「ここで働きたい」と思わせる仕組みや、頑張りが報われるインセンティブを提示する。

その当たり前の努力を棚に上げて、社員にばかり全力を求めるのは、単なる甘えではないでしょうか。そんな経営側の強い言葉に、皆さんが過剰に振り回される必要はありません。

一円を稼ぐ力と同じくらい、お金への依存度を下げて「自分を自由に保つ力」を磨いていきましょう。

会社に全精力を注がなくても、私たちは自分の足で立ち、穏やかに生きていくことができます。そんな「静かな確信」を持って、明日からの日々を淡々と過ごしていくのがいいとは思います。

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