アマゾン・メタも決算失敗で株価大幅下落ーアップルも軟調【米国株投資】

一般ETF決算

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QYLD全力太郎ことQ太郎です。

前回、Google・マイクロソフトの決算についての動画を上げましたが、今回はGAFAMの残りであるアマゾン、メタ、アップルの決算についてです。

結果から言うと、GAFAMはほぼ全滅状態ですね。アマゾン、メタ、アップルの決算をざっと見ていきましょう。本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。

 

アマゾン、メタ、アップルの7-9月決算

さて、GAFAMの残りのアマゾン、メタ、アップルの7-9月決算です。

アマゾン

アマゾンの7-9月決算ですが、売上高は前年同期比15%増の1271億ドルと、市場予想の1276億ドルを下回りました。

営業経費がさらに問題で、前年同期比の18%増の1250億ドルと、売上高の伸びを超えてしまっています。

さらに稼ぎ時である、ホリデーシーズンを含む10-12月期の売上高見通しは1400億-1480億ドルで、こちらも予想の1560億ドルをだいぶ下回る形になっています。

コロナ禍の巣ごもり需要でアマゾンの利用が増えていましたが、現在はだいぶ解放されてコロナ禍前に戻ったため、売上高は急激に鈍化している状況です。コロナ禍は、GAFAMにとってはバブル状態でしたね。

アマゾンの主力であるクラウドサービスのAWSですが、売上高は205億ドルで、これも予想の210億ドルを下回っています。

この結果を受けて、株価は時間外取引で一時約20%ほど下げました。下げ方が容赦ないですね。

メタ

次にメッタメタのメタこと旧フェイスブックですが、売上高は277億ドルで、予想の274億ドルを上回りました。

ただ1株利益は1.64ドルで、予想の1.88ドルを下回っています。

一番の問題は、やはりメタバースへの取り組みをやめないことで、多額の損失を出してしまっていることですね。

今年の総費用が850億-870億ドル、2023年になると960億-1010億ドルと、さらに費用がふくらむとの発表がなされています。

以前、こちらの動画でも述べましたが、メタバースは流行り廃りがあるので、そこまで利益に結び付くようなものでもないとは思います。

これらの報告を受けて、株価は時間外取引で一時-12%の下げとなりました。

メタの株価自体も、年初来で-70%を超えてしまいましたね。

CFOのマック・ザッカーバーグ氏ですが、この大暴落を受けて、純資産総額は381億ドルに目減りしました。

昨年の9月は純資産が1420億ドルもあったので、1年で1000億ドル以上減ったことになりますね。日本円に直すとおよそ15兆円が失われたことになります。

まあ、1兆円もあれば使い切れないだろうし、庶民からしたら「べつにいいんじゃないの?」という気もしますけどね。

現状、メタはGAFAMの中では最弱となっています。

アップル

GAFAM内では比較的優秀なアップルですが、売上高は8.1%増の約901億ドルで、予想の886億ドルを上回りました。

1株利益も1.29ドルで、予想の1.26ドルを上回っています。

しかしアップルの主力であるiPhoneの売り上げが約426億ドルで、予想の約427億ドルを下回ってしまっています。

サービス事業の売上高も192億ドルで、予想の200億ドルには届いていません。

このことから時間外取引で一時は6%の下落となりましたが、そのあとは持ち直しましたね。今回、GAFAMの中では一番ましな決算です。

 

まとめ

そんなわけでGAFAMの決算がすべて終わりましたが、あんまりよろしくはない状況です。

アップルとマイクロソフトはまあまあ、残りの3つは厳しいといったところですね。とくにメタは、今後のメタバースへの投資もあるので、資金繰りが厳しくなりそうな気はします。

最近は金利も含め、ちょっとしたことで大きく動くので、余力を十分に残した方がいいかなとは思います。