Google・マイクロソフト決算失敗ーハイテク株、時間外取引で大幅下落【米国株投資】

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QYLD全力太郎ことQ太郎です。

Googleの親会社であるアルファベットの7-9月決算が出ましたが、市場予想を下回ったことで、時間外取引で一時7%の大幅下落となりました。

これに釣られて、テクノロジー株が軒並み大幅安となり、ナスダック100指数先物は2%ほど、S&P500は1%ほど下げています。

マイクロソフトも決算発表がありましたが、こちらも増収率の伸び悩みで一時8%ほど下げました。

今回はGoogle・マイクロソフト決算と、他のハイテク銘柄の現状と今後を見ていきましょう。本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから

 

Google・マイクロソフト、7-9月決算

さて、Google・マイクロソフトの7-9月決算です。

Google 7-9月決算

Googleの親会社であるアルファベットですが、7-9月の売上高は572億7000万ドル、日本円で8兆5000万円ぐらいですね。市場予想は581億8000万ドルだったので、だいぶ届かなかったことになります。

1株当たりの純利益は1.06ドルで、こちらも1.25ドルにはまったく届かない状況です。

インフレとドル高が利いていていますね。

不景気になると、企業の広告費は真っ先に縮小対象になりますので、リセッション入りするとさらに厳しいことになるとは思います。

ユーチューブの広告収入のほうですが、70億7000万ドルで、これも予想の74億7000万ドルを下回っています。

Googleの主力事業である検索と他の関連事業の売上高は395億4000万ドル、予想の408億7000万ドルを下回りました。

前回の決算でもGoogleはやらかしていますので、このまま悪い決算がずるずる続いていくと厳しいことになるのではないかと思います。

YouTubeの方は、TIKTOKとユーザーの食い合いを始めていますので、どうなるかといったところですね。若い世代はあまり長い動画を観たくないというのもありますしね。

一応、YouTubeでもショート動画を導入していますが、微妙な感じになっています。

グーグルドライブなどクラウド事業のほうですが、こちらももともとアマゾンやマイクロソフトに置いていかれている状況ですね。

マイクロソフト 7-9月決算

一方、マイクロソフトのほうですが、売上高自体は11%増の501億ドルで、予想の496億ドルを超えました。

1株当たりの利益は2.35ドルで、予想は2.29ドルのため、こちらも予想を上回っています。

ただ、前回のマクロソフト決算動画のときにも述べたように、ネックになっているのがクラウドサービス事業の「アジュール」の伸び悩みです。

前々回が46%で、前回が40%で、今回は35%と、どんどん鈍化していっています。

しかも次回10ー12月の増収率が、為替の影響を抜いた場合でも、今回よりさらに5%低下するとのことです。次回も厳しくなりそうですね。

あとドル高で、海外収益も鈍化してしまっていますね。ウィンドウズ販売は15%減少になっています。

CFOのエイミー・フッド氏は「エネルギー価格の上昇がクラウドサービスを提供するコストを、欧州を中心に高まっており、マイクロソフトの想定よりも大きな影響を及ぼしてい。今年度後半までその影響が続く」との見方を示しています。

これらの決算結果を受けて、株価は時間外取引で一時-8%以上下落しました。

 

まとめとQ太郎の見解

Google、マイクロソフト以外にも、半導体銘柄がいまだ厳しい状況に置かれています。

テキサス・インスツルメンツも次回10-12月の見通し悪化で、一時6.1%以上の下落した。

AMDは-1.8%、インテルは-1.4%、エヌビディアは-2.2%、マイクロチップ・テクノロジーは-4.1%と、半導体の有名どころはことごとく下落に見舞われました。

利上げが続くと決算悪化も続きますので、高金利かでどうなるかといったところです。

米国市場は強気派・弱気派がしのぎを削って戦っているような状況なので、ボラティリティがどうしても高くなってしまうため、無理のない投資をしていくのがいいかなとは思います。