「コカ・コーラ」「マクドナルド」好決算!「マイクロソフト」は……【米国株投資】

2022年7月30日米国株決算投資お役立ち情報

MS

QYLD全力太郎ことQ太郎です。

決算の多い重要な週なので、米国市場は動きが慎重になってきていますね。昨日、ウォルマートの時間外取引での暴落についての動画を上げましたが、本日もそれに引きずられる形でいろいろな銘柄が下がっていきました。

SP500

S&P500は前日比で-1.15%、年初来で-18.25%と、下げ基調にはなっていきていますね。

NASDAQ

NASDAQのほうもさえない動きで、前日比-1.87%、年初来では-26.97%となりました。

ウォルマートはけっきょく時間内取引では、前日比で-7.61%でした。小売り関係でひきずられたアマゾンは-5.22%、コストコは-3.25%です。インフレ下だと、小売りはコスト増で利益が圧迫されてしまうため、厳しくなりますね。

今回は決算のあったコカ・コーラとマクドナルド、ついでにマイクロソフトです。本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから

 

「コカ・コーラ」「マクドナルド」「マイクロソフト」

さて、コカ・コーラとマクドナルド、ついでにマイクロソフトの決算です。さくっと行きましょう。

コカ・コーラ

コカ・コーラの4-6月の決算ですが、売上高、1株利益すべて予想を上回る好決算です。

・中核事業売上高:16%増(予想:8.2%増)

・1株利益(調整後):0.70ドル(予想:0.67ドル)

とくに中核事業売上高は、予想の倍はいっていますね。

コカ・コーラのCEO、マーフィー氏は

「すべての地域、事業全体で勢いが続いている」

とまったく不景気を感じさせないコメントを出しています。

やはりコーラは不景気だろうがなんだろうが、飲む人は飲みますしね。戦争中でも飲みますしね。

コーラは原価自体が安いので、インフレによるコスト増が12%ほど上がっていても、消費者に転嫁されているのは5%ぐらいだとのことです。

ただ、「数カ月後には価格が上昇する可能性がある」とも述べています。値上げ後にどうなるかですが、ちょっと値上げしたぐらいで飲まなくなるとも思えませんしね。

これを受けてコカ・コーラは、前日比で+1.64%の上げとなりました。

マクドナルド

お次はマクドナルドです。

4-6月の決算ですが、こちらもコカ・コーラ同様、売上高、一株益、どちらも予想を上回りました。

・既存店売上高:9.7%(予想:7.5%)

・1株利益(調整後):2.55ドル(予想:2.46ドル)

マクドナルドはコスト高でしっかり値上げしているのですが、それでも客が離れず、利益を出せているということです。18円値上げしたとたんに売り上げ激減の鳥貴族とは対照的ですね。

鳥貴族の話はこちらを参照してください。

マイクロソフト

さて、GAFAM銘柄のマイクロソフトの4-6月の決算ですが、あまりよくなかったですね。

コカ・コーラ、マクドナルドと違って、売上高と利益が予想を下回りました。

・売上高は12%増の519億ドルですが、(予想の524億ドル)を下回りました。

・一株利益も2.23ドルと、予想の2.29ドルを下回っています。

前回もそうでしたが、クラウドサービス「アジュール」の増収率が鈍化していますね。前回が46%で、今回が40%です。決算のたびにどんどん右肩下がりになっています。アジュールについては前回決算を参照してください。

MS

この決算を受け手、時間外取引で大きく落ちたものの、為替変動の影響による利益押し下げが4-5%程度とのことで、その後に5%ほど上がっています。ただそのあとでまたじわじわ落ちていますね。この手の企業は成長をともなわないと厳しいとは思います。

 

まとめとQ太郎の見解

そんなわけでざっくりまとめると、コカ・コーラとマクドナルドは予想を上回る好決算、マイクロソフトは予想を下回る決算となりました。

ちなみにQ太郎は昨日、コカ・コーラの株を少し買い足しました。

やはり鉄板企業だけあって投資しやすいのがいいですね。