FIRE/老後の生活、どこまで節約すべきか?
新NISA一括投資→即毎月定率取り崩し運用中のQ太郎です。
今回は、FIRE/老後の生活でどこまで節約したらいいのかについてです。
本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。
FIRE後の生活、どこまで節約すべきか?
こんなご質問をいただきました。
「FIRE後や定年退職後の生活ですが、節約ラインをどうお考えでしょうか?
FIREといってもお金には上限がありますので、野放図に使っていくことはできません。
ここまでは使う、ここまでは使わないみたいなラインがありましたらお教えください。
ちなみに私の場合、月の生活費は5万円以内に収めることを目安にしています。これは、年単位で資産の取り崩し額と照らし合わせて、このペースなら資産が持つというシミュレーションのもとに決めています。
ただし、すべてを節約で固めすぎると、楽しみもなくなってしまうので、私の中では「日常の支出は抑えるけれど、年に1〜2回は自由にお金を使っていい日(ごほうびデー)を設ける」ことにしています。
具体的には、
・家賃・光熱費・通信費などの固定費は厳格に管理
・食費・娯楽費は使う上限を決めたうえで楽しむ
・旅行や外食など、記憶に残る出費はある程度許容
・出費はすべて家計簿につける
FIRE後は「お金を減らさないこと」よりも、「自分が納得できるお金の使い方を続けられること」のほうが大事だと感じています。Q太郎さんのご意見お聞かせください。」
とのことです。
月の生活費が5万円とのことですが、この生活費というのがどこまで含めているのかよくわかりませんが、家賃込みで5万円ではないような気がするので、家賃を抜いた食費とか光熱費の合計とは思います。
それでQ太郎の場合ですが、正直なところ、そこまで厳密に決めていませんね。家計簿とかもつけていなくて、けっこう適当な感じでやっています。
以前も言いましたが、そもそも意識して節約とかはしていません。欲しい物は買っていますし、我慢とかはあまりしていませんね。
節約ラインという話ですが、まず自分が何が好きかやどんなことで満足するかをちゃんと理解しておけば、それ以外のことに対して徹底的にお金をつかわなければ、自動的に節約になるとは思います。
たとえばQ太郎はシンプルな部屋が好きなので、できるだけ物を増やしたくないというのがあります。30代ぐらいまでは本の量がかなりひどいことになっていたのですが、もう読まないだろうみたいな本は全部ブックオフで処分して、資料的なものは電子書籍化してくれる業者に送ってPDFにしてもらいました。大きさにもよりますが、1冊300円ぐらいだったと思います。これで20万円近くはかかったとは思います。
それ以降は、本は全部電子書籍で買う事にしています。また電子化するとなれば二度手間になるだけですしね。電子書籍の無い本は本屋で立ち読みするなり、図書館利用するなりで何とでもなります。
それでそのとき思ったことですが、自分にとって必要のないものは絶対に買ってはいけないということですね。
本が好きと言ってもすべてのジャンルを読んでいるわけではありませんし、それまでは「なんとなく世間で流行っているから」とか「ベストセラーだから」みたいな本もけっこう買っていたわけで、こういうものを買わないようにして、自分にとって本当に必要なものだけを買うというようにしました。
以前も動画で言ったことですが、「何となく」での買い物をとにかく無くすことにしたのですね。
本を処分していたときに、自分がどういう本を買って、どれに満足していたかも同時に分析していたのですが、まず満足度が低いのが漫画です。
漫画はだいたい1冊4~500円ぐらいですが、Q太郎の場合、1冊読むのに10分もかからないのですね。
それで「カイジ」の漫画がけっこうあったのですが、最初のほうは面白かったのですが、後半に行くにつれて作者が連載を引き延ばすためなのか、全然話が進まないうえに内容も薄いので、5分もかからないで読めてしまうわけです。
その5分のために4~500円を払うのはさすがに高すぎますし、5分500円だったら一時間で6000円も払っている計算になるので、これは馬鹿馬鹿しいと思いました。話も全然進みませんしね。
そんなわけで漫画を買うのはやめました。「カイジ」以外も全部買わないことにしました。どうしても読みたいときは知り合いに借りるとか漫画喫茶を利用するとかすればいいだけなので、わざわざ自分で買う必要はありませんしね。親戚からネットフリックスのアカウント借りているので、アニメ化していればそれで見ればいいだけですしね。
それで今の所、漫画喫茶を利用したりも全然していませんし、ネットフリックスで見たりもしていないので、基本的に漫画自体を買う必要はなかったんだなあとは思いました。世間で流行っていたから読んでたみたいなところもあったので、実際は自分自身はそこまで漫画が好きなわけではなかったのですね。こういうのも世間や企業などによって「つくられた欲望」というもので、自分自身が本当に好きかどうかと合致していない場合がけっこうあります。
世間では漫画の「ワンピース」や「鬼滅の刃」が流行っているようですが、個人的にはあんまりおもしろいとは思わなくて、根本的に自分には合っていないんだなとは思いました。
そんな感じでまず漫画は買わないことにしたので、選択肢から外れた以上、漫画にお金を使うことはなくなったわけです。知人から「これこれの漫画が面白いよ」と推薦されたら、「じゃあ貸して」っていえばいいだけですしね。
そんな感じで、小説も漫画みたいなものなので買わないことにしました。図書館で読むことはありますが、わざわざ買ったりはしないですね。この手の物は読み終わったらそれで終わりで二度と読むことはないので、そうなると捨てるみたいな作業が待ってますし、電子書籍で買ったとしても、二度と読まない本がライブラリに残り続けるのもどうかと思うので、買わないのが一番かなという話になりました。
本棚も全部処分したので、そもそも本棚が無いので新しく実物の本を買う事もできませんしね。部屋がすっきりしてよくなったとは思います。掃除もかなり楽になりました。本は埃とかも貯まりますしね。
あとCDも結構持っていたのですが、それも全部ブックオフに売って、音楽関係も二度と買わないことにしました。ダウンロードでも買わないですね。曲を聞きたいだけならYoutubeを検索すればいくらでも出てきますし、わざわざ自分で所有する意味がないとは感じます。CDを処分した時は、それをMP3にするという作業もいっさいしていなくて、純粋に処分しましたね。
そんな感じで曲とかも買わなくなりました。特定の何かではなく、ジャンルごとの排除ですね。
あとテレビとかスピーカーとかそういう家電も部屋に置きたくないのでどんどん処分していきました。
そんなふうにして、自分が本当に必要としているものと、なんとなくで買っているものをひたすらふりわけていって、なんとなくを容赦なく切り捨てていくと、そもそも節約とか気にしなくてもお金をつかわなくはなるとは思います。本当に必要なものなんて本当に少ないですしね。
あと食べるものにしても、野菜とか果物とか肉とか原材料的な食材以外は買わないみたいにしています。加工品になったとたん、値段が跳ね上がりますしね。それにだいたい味が濃いので、自分に合わないことがほとんどです。
野菜炒めるときにつかう「なんちゃらの素」とかも絶対買いませんね。調味料は塩とか基本的なものがあれば、あとは自分で調合すればいいだけなので、無駄に高いああいうなんちゃらの素は買わないことにしています。ポン酢も酢と醤油を混ぜたらできますし、わざわざ買わなくてもいいですしね。
おやつとかも買いませんね。もともと食べる習慣があまりないですしね。
そんな感じでひたすら減らすことを考えていれば、いっさい節約とかでがまんしなくても勝手に出費は減っていきます。我慢や節約というよりも普通にそれいらないというか、むしろあったほうがなんか嫌みたいな感じです。
そんなわけで野放図になるどころか、良くも悪くも年々どんどん出費が減っている感じにはなっています。
「賢い消費者というのは、自分の好みをちゃんと理解している人」という言葉もあるように、なんとなくの買い物を減らしてちゃんといる・いらないを突き詰めていけば自然に節約になっていくとは思います。
まとめ
そんなわけでまとめると、
・節約よりも、自分の必要・不必要をしっかりと分別する。
・不必要なものをジャンルごと処分。今後は買わない。(Q太郎の場合は漫画、小説、音楽とか、あとはゲームだとシミュレーションゲーム以外は全部買わない感じですね。あと食べ物も加工品とかなんちゃらのもとは買わず、基本的な食材のみです。物もできるだけ増やしたくないです)。
・何となくを減らせば、節約しなくても節約になる。
となります。
そんなわけで家計簿はつけていませんが、そもそもの買い物が少ないので、だいたいいくら使っているとかは把握できています。
とにかく自分の好き嫌いを仕分けして、世間や企業によってつくられた欲望に気づいて排除していけば、びっくりするほどお金をつかわなくなるとは思います。
まずは片付けからはじめて、それで自分にとって必要なもの、不必要なものを見極めていけばいいとは思います。