早起きしたほうがドーパミン効率が良い理由ー毎日がだるい人へ、朝型・夜型関係なし

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hayaoki

QYLD全力太郎ことQ太郎です。

今回は早起きについて、Jeg氏の著書「ドーパミン復活早起き法」をもとに解説していきます。

本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから

 

早起きがドーパミン的に良い理由

ドーパミンは夜に向かってどんどん減っていく

さて、早起きとドーパミンについてです。

ドーパミンは、快楽を得るために、人間を行動させるホルモンともいわれています。

たとえばゲームを遊ぶと、クリアしたときの達成感を得たいために、脳内でドーパミンが出てクリアまでのモチベーションを上げてくれます。

漫画やアニメを見たり、ソシャゲでどんどんガチャをしたくなったり、ギャンブルにはまっていったり、ネットポルノをあさったりというのも、その向こうに快楽があるから、それを得るためにドーパミンが発生しているという状態です。

この「やる気ホルモン」といわれるドーパミンですが、人間が一日に生産できる量はかぎられています。

そしてドーパミンはどんどん消費されていきますので、夜に向かって減っていきます

スマホでいうところの、朝は充電100%ですが、それが夜にかけて減っていくというイメージですね。

とくにゲームとかネットポルノとかの高ドーパミン活動は、ドーパミンの消費量を多くしてしまいます。ゲームやネットポルノの利用が多い人が、「毎日なんかだるくてやる気が出ない」というのもこれが理由の場合が多いです。

やる気を出すためのドーパミンを使い切ってしまっているのですね。

夜に高ドーパミン行動をしてしまう理由

さて人間は疲れてくると、疲労物質である「アデノシン」が増えていきます。

夜に向かってドーパミンが減っていく一方で、疲労物質のアデノシンが増えていくのですね。

このアデノシンは、あなたの体を休めさせるためにドーパミンをブロックして、睡眠へと導いていきます。

しかし人間は疲れていれば疲れているほど、このブロックを突破してドーパミンを出したくなるので、高刺激なものでドーパミンを増やそうとします。

夜になると、ゲームやネットポルノ、動画視聴でついつい夜更かししてしまうのも、すでに枯渇しかけているドーパミンを無理やり発生させるために刺激の強い行動をとってしまうのですね。

朝から高刺激のゲームをしたり、ごちそうを食べたり、お酒を飲んだりしたいと思う人はあまりいないと思いますが、それはドーパミンが正常に出ている状態だからです。アデノシンでブロックされ始めると、高刺激のものを求めます。

夜中の謎のハイテンションもこれが理由なのではないかと思われます。

若い人が夜に強くて朝に弱い理由

若い人ほど、夜に高刺激のものをもとめます。ゲームとかポルノとかですね。

そしてドーパミンを無理に消費しづづけることにより、次の日のドーパミンも減ってしまって、どんどんだるくなってやる気が起こらなくなる体ができあがってしまいます。

現代社会はスマホ一本で、手軽に高ドーパミンのコンテンツが得られますしね。

そのため、そもそも夜型でもないのに、毎日ドーパミンが枯渇した状態で朝を迎えてしまうため、朝に弱いような状態になってしまいます。

ストレスを減少させるコルチゾール

ストレスが発生したときに、それを軽減させるために発生するホルモンとして「コルチゾール」があります。

このコルチゾールも一日に分泌できる量が決まっています。

朝起きた時に、その不快感をコルチゾールがやわらげてくれます。

ところが、ぎりぎりで起きて出社したり、ぎりぎりで起きて学校へ行ったりすると、そのあせりとストレスでむだに大量のコルチゾールを消費してしまいます。

こうやって朝から時間に追われる生活をすると、コルチゾールも少なくなり、一日がストレスフルになります。

逆に早起きして時間に余裕をつくって出社すれば、コルチゾールの消費を抑えられ、ストレスに強い状態がつくれます。

二度寝はしないほうがいい

二度寝をすると、せっかくコルチゾールがストレスをやわらげて目覚めに向かわせてくれているのに、また寝ることによって快楽を得てしまうと、コルチゾールが「これいまどういう状態?」とよくわからなくなってしまいます。

そのため、1回でスパっと起きたほうが、コルチゾール的にもよいでしょう。

早起きの効力

早起きすることによって、

・生産的な人生
・自身がつく
・ストレスに強くなる

といったメリットがあります。

朝に勉強すれば、ドーパミンがたくさんあるので効率は上がるでしょう。

早起きして余裕をもって出社することで、自分の人生をコントロールしている感があるため、自分に対しても自信がつきます。

そして二度寝しないことでコルチゾールも温存されるため、ストレスにも強くなります。

 

まとめ

そんなわけでまとめると、

・人間が一日に分泌できるドーパミンの量はかぎられている。朝がMAXで、夜に向かって減っていく。

・逆につかれていくとアデノシンが増えていく。これはドーパミンの分泌をブロックする。

・夜になると高刺激な活動をしたくなるのは、アデノシンでブロックされているドーパミンをむりやり分泌させようとするため。

・ドーパミンを毎日出し続けると、次の日のドーパミンも量が少なくなり、だるい毎日を送ることになる。

・ぎりぎり出社や登校をすると、そのストレスやあせりでコルチゾールを大量に消費してしまい、一日がストレスフルになってしまう。

・二度寝するとコルチゾールが正常に働かなくなる可能性がある。

・早起きすることによって「ドーパミン量の多い朝を利用することで生産的な人生になる」「自分の人生をコントロールしているということで自身がつく」「コルチゾールが温存できるのでストレスに強くなる」

ということになります。

そんなわけで、夜に高刺激・高ドーパミンの活動を避け、ドーパミンとコルチゾールを無駄遣いしないことによってやる気のある毎日を迎えることができるでしょう。

早起きするコツ

早起きするコツですが、最初のうちは「早起きする」以外の目的をもうけないほうがいいでしょう。

早起きして勉強する」「早起きしてジョギングする」とかですね。

早起きだけでも大変なのに、さらに負荷のかかる目標をつくってしまうと、長続きしない可能性が高いです。

まずは早起きだけで、慣れてきてから勉強とかをするといいとは思います。