【新NISA+特定】取り崩し投資で毎月20万円マネーマシン計画 11月報告|2024年

新NISA0.3%ルール, 4%ルール, 投資お役立ち情報

NISA 2024 11

新NISA一括投資→即毎月定率取り崩し運用中のQ太郎です。

アメリカ大統領選後の新NISAと特定口座を使った、取り崩し投資による毎月20万円マネーマシン計画の11月報告です。

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 毎月20万円マネーマシン計画11月報告

さて、取り崩し投資を使った毎月20万円マネーマシン計画の11月報告です。

取り崩し投資とは、一括投資からの毎月取り崩しで疑似的に分配金を受け取るという投資方法です。詳しくはこちらを参照してください。

前回はズドンのタイミングでしたが、今回はアメリカ大統領選でトランプが勝ち、S&P500が史上最高値を更新した状況ですね。ドル円のボラティリティは高く、大統領選後にいったん1ドル154円まで上がったのですが、現在はまた1ドル152円まで下がりました。本当に動きの荒い時期とは思います。

新NISA

そんなわけで、新NISA口座にある4本の投資信託から見ていきましょう。すべて年初一括投資からの取り崩しをおこなっています。

1:ニッセイNASDAQ100(毎月1%)

分配金:6,000円→6,835円
(前月
6,498円

元本部分:60万円→72万3,210円
(前月
68万0,155円

トータルリターン:+19万6,483円
(前月
+14万6,593円

疑似QYLDのニセナスの1%取り崩しですが、分配金は6,835円と400円ほど一気にアップ。元本部分も+72万3,210円と70万円台にのっかってきました。株高と円安が重なって、前月からかなり上がりましたね。トータルリターンは+19万6,483円と、前月より5万円ほどアップしています。

ただ1ドル160円台だった7月のトータルリターン+20万3889円を超えてはいないので、2度のズドンで減った分が戻ってきたという感じですね。山あり谷ありで、単純に右肩上がりというわけにはいかないのが株式投資です。むしろ年初から7月までずっと右肩上がりだった状況の方が、Q太郎的には不自然な感じはありましたね。

2:eMAXIS Slim S&P500(毎月1%)

分配金:6,000円→6,969円
(前月6,662円

元本部分:60万円→72万7,586円
(前月
68万9,986円

トータルリターン:+20万1,623円
(前月
+15万7,054円

疑似XYLDのS&P500の1%取り崩しですが、分配金は6,969円とこちらも大幅アップ。元本部分はニセナスを上回る72万7,586円、トータルリターンもニセナスを上回って+20万1,623円となりました。今年はNasdaqよりS&P500のほうがパフォーマンスが良いですね。

3:eMAXIS Slimオルカン(毎月0.3%)

分配金:1,800円→2,170円
(前月
2,109円

元本部分:60万円→75万3,505円
(前月
72万1,230円

トータルリターン:+17万6,144円
(前月
+14万1,699円

来年から楽天SCHDに置き換え予定のオルカン0.3%ルールですが、分配金は2,170円とそこまで大きな伸びはありません。トータルリターンの方も+17万6,144円と、+20万円ほどあるS&P500やNasdaqと比べると見劣りする感じですね。

4:楽天VYM(毎月0.7%)

分配金:4,200円→4,853円
(前月
4,631円

元本部分:60万円→71万5,374円
(前月
68万3,156円

トータルリターン:+16万6,479円
(前月
+12万9,408円

最後にVYMを0.7%で取り崩す疑似JEPIですが、分配金は4,853円とアップ、トータルリターンも前月から4万円近くアップしての+16万6,479円となりました。ただやはり高配当系はトータルリターンの弱さは目立ちますね。

パフォーマンス順としては、S&P500がトップで、次にNASDAQ、その次にオルカンで、最後はVYMといったところです。

4つの投資信託の合計取り崩し金額は

取り崩し金額合計
1万8,000円→20,827円
(前月
1万9,900円

トータルリターン合計
+74万0,729円(+30.9%)
(前月+57万4,754円(+23.9%)

となり、前月より大幅アップとなっています。ただ7月のピークにはまだ追いつきませんね。株価なんかよりも、1ドル160円という為替がかなり強かったですね。

特定口座(楽天証券)

次に楽天証券の特定口座の定率取り崩しです。

まずは疑似QYLD実験と0.3%実験、元本保証レバナス実験でつかっていた投資信託です。さくっといきます。

1:eMAXIS NASDAQ100インデックス(毎月1%)

分配金:10,000円→14,363円
(前月13,651円

元本部分:100万円→151万9,509円
(前月
142万9,007円

トータルリターン:+91万0,955 円
(前月+80万6,090円

疑似QYLD実験につかっていたナスダック投資信託ですが、分配金は14,363円となりました。2年以上毎月取り崩しているのに、まだ増えているというのがすごいですね。トータルリターンは+91万0,955 円です。+100万円以上になれば2倍になったことになりますから、もうちょいですね。

2:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)(毎月0.3%)

分配金:3,000円→4,653円
(前月
4,416円

元本部分:100万円→163万0,963円
(前月
153万5,818円

トータルリターン:+71万8,655円
(前月
+61万8,857円

0.3%ルールでつかっていたS&P500ですが、分配金は4,653円とアップ。トータルリターンも+71万8,655円と前月より10万円以上のアップとなりました。

3:楽天レバナス(毎月2%)

分配金:2,000円→2,440円
(前月2,483円

元本部分:10万円→13万4,271円
(前月
12万7,235円

トータルリターン:+4万1,135円
(前月+5万0,081円

あいかわらずシュールな元本保証レバナスの毎月2%取り崩しですが、分配金は2,440円と前月より下がっています。2%が削りすぎなのかもしれませんね。トータルリターンも+4万1,135円と前月より低下してしまっています。

4:ニッセイNASDAQ100(毎月1%)

分配金:10,000円→11,726円
(前月11,145円

元本部分:100万円→124万0,434円
(前月116万6,590円

トータルリターン:+35万5,300円
(前月
+26万9,730円

ニセナスの1%取り崩しは、分配金は11,726円とアップ、トータルリターンは+35万5,300円と10万円ぐらいのアップになっています。ただやはり7月のピークには届きません。

5:楽天VYM(毎月0.3%)

分配金:3,000円→3,689円
(前月3,507円

元本部分:100万円→127万4,299円
(前月121万2,027円

トータルリターン:+30万7,609円
(前月
+24万1,648円

楽天VYMの0.3%取り崩しであるガチVYMですが、分配金は3,689円と、こちらは7月のピーク時より多くの分配金が出ています。トータルリターンも+30万7,609円と7月ピーク時よりも多くなっています。ボラティリティが低い分、順調な増え方をしているといった感じですね。

6:楽天VTI(毎月1%)

分配金:10,000円→11,795円
(前月11,259円

元本部分:100万円→123万5,862円
(前月116万4,898円

トータルリターン:+35万2,081円
(前月
+26万9,322円

楽天VTIの1%取り崩しは、分配金が11,795円と微妙にアップ。トータルリターンは+35万2,081円と、前月より8万円ほどのアップとなっています。

7:楽天S&P500(毎月0.7%)

分配金:7,000円→8,617円
前月8,214円

元本部分:100万円→128万9,103円
(前月121万8,752円

トータルリターン:+34万6,702円
(前月
+26万7,734円

S&P500で毎月0.7%取り崩す疑似JEPIもどきですが、分配金は8,617円と400円ほどアップ。トータルリターンは+34万6,702円と前月より大幅アップとなっています。

8:eMAXIS Slimオルカン(毎月0.3%)

分配金:3,000円→3,777円
(前月3,672円

元本部分:100万円→131万0,948円
(前月125万4,796円

トータルリターン:+34万2,560円
(前月
+28万2,631円

eMAXIS Slimオルカンの0.3%ルールは、分配金は3,777円とちょっとアップ。トータルリターンは+34万2,560円となりました。

9:楽天オルカン(毎月0.4%)

分配金:4,000円→4,942円
(前月4,648円

元本部分:100万円→125万3,979円
(前月120万1,005円

トータルリターン:+28万9,630円
(前月
+23万1,714円

楽天オルカンの0.4%ルールは、分配金は4,942円とアップ。トータルリターンは+28万9,630円となりました。

10:eMAXIS Slim 先進国債券インデックス(毎月0.3%)

分配金:9,000円→9,305円
(前月9,107円

元本部分:300万円→310万2,382円
(前月306万1,303円

トータルリターン:+19万5,221円
(前月+14万4,837円

先進国債券インデックスですが、分配金は9,305円。トータルリターンは+19万5,221円です。ほぼ為替で利益が決まってしまう感じですね。債券のメリットはいまのところあまり感じられません。7月とかトータルリターン30万円超えてましたしね。ほぼ為替次第ですね。

そんなわけで、

特定口座取り崩し金額合計
7万5,307円
(前月7万2,102円
税合計:5091円

トータルリターン合計
+385万9,848円(+34.8%)
(前月+318万2,644円(+28.7%)

となり、前月より大幅に増えました。7月のピーク時が+376万円ぐらいなので、回復したということになりますね。

特定口座(SBI証券)

次にSBI証券の特定口座での取り崩しです。定額取り崩しなので、毎月の取り崩し金額は変わりません。さくっといきます。

・eMAXIS Slim S&P500
(定額0.3%(
毎月3000円))

元本部分:100万円→174万2,783円
(前月163万9,149円

トータルリターン:+77万2,783円
(前月
+66万6,149円

4%ルールで使っていたeMAXIS Slim S&P500は、トータルリターンは+77万2,783円となりました。7月ピーク時より上がっていますね。

・ニッセイNASDAQ100
(定額1%(毎月1万円))

元本部分:100万円→123万5,451円
(前月116万0,171円 

トータルリターン:+33万5,451円
(前月
+25万0,171円

ニセナス定額1万円取り崩しのほうも、トータルリターンは+33万5,451円とアップしましたが、こちらは7月ピークの+34万7000円には届いていませんね。

・eMAXIS Slim オルカン
(定額0.3%(毎月3000円)

元本部分:100万円→129万7,206円
(前月124万0,888円

トータルリターン:+32万7,206円
(前月
+26万7,888円

オルカン定額0.3%ルールのほうは、トータルリターンは+32万7,206円とアップしました。

・SBI日本高配当ファンド
(定額0.3%(毎月3000円)

元本部分:100万円→107万8,117円
(前月107万0,363 円

トータルリターン:+10万8,117円
(前月
+97,363円

日本高配当ファンドですが、トータルリターンは+10万8,117円と微増。やっぱり他と比べると弱さがありますね。

・eMAXIS Slim 先進国債券
(定額0.3%(毎月3000円)

元本部分:100万円→104万1,165円
(前月102万7,248円

トータルリターン:+7万1,165円
(前月
+54,248円

先進国債券インデックスのほうは円安でアップし、トータルリターンは+7万1,165円となりました。ほぼ為替依存で、債券部分はあまり意味が無いかなという感じです。

そんなわけで、

取り崩し金額合計
2万2,000円
(税合計:807円)

トータルリターン合計
+161万4,722円(+32.3%)
(前月+
133万5,819円(+26.7%)

となりました。7月のトータルリターンである166万円には届かないものの、回復はしていますね。

まとめ

そんなわけでまとめると、

新NISA:20,827円
楽天特定:75,307円
SBI特定:2,2000円

合計:11万8,134円
(前月11万4,002円

税合計:5,898円

となり、前月より4000円ほどのアップとなります。7月のピーク時は12万円以上あったので、それには届きませんね。

トータルリターン合計
621万5,299円(+33.6%)
(前月+509万3,217円(+27.5%)

総額
1,850万円→2471万5,299円
(前月
2,359万3,217円

となり、トータルリターンの方は7月ピーク時の611万円を超えました。

graph

そんなわけで7月の1ドル160円をピークに、そのあと2回ズドンしてからの、アメリカ大統領選挙による回復と言ったところですね。7月以降は足踏み状態となっています。

現在はご祝儀相場的に上がっているので、来月どうなるかはわかりません。トランプ氏がなんかやらかせば、また話は変わってくるとは思います。

ここで「7月のピーク時で全部売って、ズドン後にまた拾いなおして」みたいな夢物語を考えてしまいそうになりますが、こういうのは結果論なので、実際そんなうまくいかないとは思います。売ったらさらに上がる可能性もありますし、買ったらさらに下がる可能性もありますしね。

あとやっていて思うことは、先進国債券はほぼ為替任せということですね。外貨預金の一種として使う分にはいいんじゃないかとは思いますが、大きく増やすというのは難しそうですね。

そんなわけで年末に向かって為替も株式もボラティリティが高くなりそうですが、一喜一憂せずに、ルール通りに投資していくのがいいとは思います。