2025年を生き抜く!お金が貯まる節約術ー必要なのは〇〇力【Q太郎式】
新NISA一括投資→即毎月定率取り崩し運用中のQ太郎です。
今回は2025年を乗り越える節約術についてです。
本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。
2025年の節約術
さて、こんなご質問をいただきました。
「2025年問題がはじまる年になり、保険料増額で貯金すら困難になっていく世の中になりました。今後はもっと厳しくなっていくでしょう。
インフレも進んでおり、日本円の価値はどんどん下がっていきます。金利の無かった時代とは違い、投資をするのは最早必須になってきています。現金でそのまま置いていると、どんどん価値が下がっていきます。
節約と資産防衛のためにQ太郎さんが気を付けていることは何でしょうか?水しか飲まないということ以外でお願いします。今年も動画投稿応援しています。」
とのことです。
2025年になって、団塊世代が75歳以上になることで、一気に後期高齢者が増えました。どれだけ増えるかと言えば、人口の約5人に1人が後期高齢者というレベルですので、かなり多いですね。
これらをどんどん減っていく現役世代が支えなければならなくなるため、社会保険料はどんどん上がっていきます。そもそもすでに年金を払いきれなくなっているので、低収入の人も厚生年金に加入させたり、75歳まで年金保険料が払えるようにしたりなど、あの手この手でお金集めをしているのが現状です。
75歳まで払うとか、そもそもの年金が増える保証自体が何もありませんし、人口形態的に減る方にしか行きようがないので、たくさん払うことはどう考えても養分にしかならないような気がします。年金についてはこちらの動画も参照してください。「将来の年金が増えるからたくさん払え、受給年齢を繰り下げろ」は完全に詐欺以外の何物でもないとは思っていますが、こういうのも気分的な問題なので、たくさんもらいたい人は繰り下げ受給すればいいとは思いますが、本当にたくさんもらえるかはまた別問題です。
「受給繰り下げで何パーセント増える」とパーセンテージでものを考えると、そもそもの現金の価値が年々落ちていることに気づかなかったりしますしね。ルール変更があった日には、もう報われないにもほどがあるわけです。
そんなわけで今年から急激に後期高齢者層が分厚くなり、現役世代はどんどん減っていく世の中が来まして、現役世代の負担はどんどん増えていく一方とは思います。
実際、今年の4月から年金保険料も増額して、現在の月額16,980円から17,510円になります。一気に500円以上アップしていますね。年間で6000円ほどのアップになります。今後もっともっと上がっていきますので、これで貯金とか無理ゲーになっていきます。これまで毎月500円貯金していた人は、その500円を貯金にまわせなくなりますしね。
さらに来年4月からは社会保険料が平均250円アップするという、いわゆる独身税がはじまります。まあ、べつに独身じゃなくても健康保険に加入していれば払わなければならないのですが、子供がいればキャッシュバックがあるので実質独身税みたいなものと言われていますね。
しかも税金は毎年どんどん増額していって、再来年の2026年には平均250円が平均350円に、2027年は平均350円が450円になります。
会社員などの支払う被用者保険だけに限定して言えば、被保険者は2025年は450円、2026年は600円、2027年は800円と、ほぼ2倍近くに増額することが決定していきます。取りやすいところかは容赦なくがっつり取ります。すでに未来の増税まで決定されているという、本当にすごい時代が来たとは思います。フランスだったら暴動まった無しですね。
日本人はやさしいというか、単に知らないだけという気もします。社会保険料も強制徴収される以上、税金以外の何物でもないのですが、あまり注目されないのでどんどん上乗せされていきます。
そんなわけで、個人的には若い世代はどんどん無理ゲーになっていく時代を生き抜かなくてはならなくなると思っているため、マインド自体を変えていく必要があるとは思います。
「コンビニで物買わない」とかそういう小手先の節約術では間に合わなくなっていくので、物の見方というかマインドを変えていく必要があるのですね。
モノを持つことは苦痛
マインド変更で重要なこととしては、「モノを持つことは苦痛」という考えを持つことです。
多くの人が、モノを持てば幸せになれると思っていますが、実際のところはその逆で、モノが多ければ多いほど管理の手間もかかりますし、それがあることによるトラブルや執着が生まれてきます。これにはやく気づければ、節約という意識がなくても勝手にお金は貯まっていきます。
「モノを持つことは苦痛」というのは仏教でも似たような考えがあるとは思いますが、実際にとおりで、Q太郎もモノを減らしまくってからいろいろと楽になりました。
とくに家電を減らすことでかなり楽になりますね。掃除機を箒とチリトリに変えたら掃除が楽になりましたし、洗濯機を使わないようになったら洗濯が楽になりました。
シャツや下着はなど、衣服は各パーツで2~3着ぐらいしているので、だいたい毎回お風呂入るときに洗っています。お風呂に入るときに、パンツとかシャツとかを水を入れた桶に適当に突っ込んで押し洗いして、お風呂出るときに絞ってから干すだけです。泥とか頑固な汚れが付いているわけではありませんし、汗程度だったら水洗いで十分です。ちょっと気になるなら石鹸をつけて適当にこすって洗えばいいでしょう。
洗濯機を使っていると、何も考えずにそのまま放り込むだけなので、衣服のこまかい汚れに気づくという感性がどんどん失われていきますが、手洗いをすると「洗う必要があるのかどうか」という判断もできるようになりますので、そんなに汚れていなければ水洗いでも十分みたいな感じになります。毎日洗っていればにおいもしませんし、基本的に水洗いで十分ですね。ジーパンとかもしょっちゅう洗うものでもありませんし、自分の力で洗う洗わないの見分けがつきます。
あと電気製品に依存しなくていいというのが気楽ですね。海外行くときもどうやって洗濯するかとか考えなくていいので、持ち運ぶ衣服も2~3着でいいですしかなり気楽です。引越しする時も洗濯機のこと考えなくていいですしね。いま台北で部屋を借りていますが、洗濯機はついているのですがあえて使っていませんね。
『魂の退職』などの著書で知られる稲垣えみ子さんは冷蔵庫も含めて家電を持たない生活をしていますが、究極的には冷蔵庫も無くして干し野菜やぬか漬けなどを利用した食生活に移行していくのがいいのではないかと思います。干し野菜はベランダに野菜干すだけのクソ簡単なことなので、少量で試してみるといいとは思います。生産できるということは自己肯定感の上がる作業です。
冷蔵庫がない生活のレシピは『アフロえみ子の四季の食卓』がかなり参考になりますので、一度読んでみるといいでしょう。
けっきょくのところお金の節約が重要ではなくて、家電が無くても生きていけるという自信が重要なのですね。
多くの人が心配しているのは、実はお金ではなくて、「いまの生活が失われたらどうしよう」という不安です。それだけいろいろな便利なものに依存してしまっているのですね。
自分を養うために、自分で自分のために料理を作るというのは当たり前のことで、これを他人に任せてしまうということは、その他人がいなくなったら自分を食わせていけないということにもなります。このような依存は、それが失われたらどうしようという将来不安につながっていきます。
よくイケイケ系インフルエンサーが「家事をアウトソーシングしましょう」という人がいますが、自分で自分を養うという人間の根本的な能力を奪ってしまうのであまり良い事とは思いませんし、将来不安を増やす原因にもなります。自分に家事能力がないということは、お金がなければ暮らしていけないということにもなりましね。やりたければやればいいですし、便利にはなるとは思いますが、自己肯定感がどん底まで下がるとは思います。個人的には無能人間製造機だとは思います。
そんなわけで家電使わなくても自分で家事をして生きていけたり、自炊できたりというのは、自分で自分を養ったり食わしていけたりすることなので、人間的には大きな自信になります。「別にお金なくてもいけるじゃん」みたいな自信ですね。
モノを手に入れる方法
それでもモノが欲しいという人は、モノを手に入れるということの本質を考えていくのがいいでしょう。
たとえば欲しいものがある場合、盗むとか奪うとかの非合法的な手段を抜けば、入手方法は4通りです。
「もらう」か「借りる」か「作る」か「買う」です。
この中で一番最悪なのは「買う」です。買うは頭も人脈も使いませんし、お金さえあればどんな無能でもできることです。
そしてお金持ちや人脈のある人ほど「買う」は使いません。そもそもモノは頼まなくてもお中元やらなんやらでたくさんもらえますし、他人からおごってもらえますしで、どうにでも手に入ってしまうのですね。お金も人脈もない人ほどモノを買わされているというのが現実です。
例えばQ太郎は昔投資とは関係の無い趣味のブログを片手間的にやっていましたが、そこそこアクセス数が多くなると企業側から「これ紹介してください」と、自分で買わなくてもいろいろもらえるわけですね。いまはモノを増やしたくないですし、正直面倒なのでこういうのは全部断っていますが、そんな感じである程度のポジションになるとモノが勝手に集まってきたりします。企業の社長とか、お中元とかあほみたいにもらいますし、農家とかだったら米とか野菜もらえるので、実際にモノに使うお金は少ないんじゃないかとは思います。米買ったことないみたいな人もいますしね。ふるさと納税で食べきれないぐらい米があるという人もいますし、モノを手に入れるのにお金なんか必要ないわけです。
地方に知り合いがいれば、泊めてもらうことで宿泊料は無料ですし、お金よりもそういうソーシャルキャピタルを稼ぐことを考えた方が良いとは思います。自分だけで生きようとすると必然的にお金がかかります。
もちろん友達が来た場合は泊めてあげるとかお互い様にして、一方的に得するのは避けるべきです。一方的に得するのは搾取です。知識でも労働力でも自分が無理なく相手に提供できるものをどんどん渡せば、相手も無理ないものを提供してくれます。そうやって世の中がまわるようにするのがいいでしょう。
「もらう」以外に「借りる」や「作る」もいいでしょう。最近はゲームはダウンロードになってしまいましたが、昔ならファミコンや漫画の貸し借りは当たり前でしたし、自分でいろいろ作ったりするのも楽しいです。漬物とかも買うより自分で作ってみると、自己肯定感爆上がりします。店に依存しなくていいじゃんみたいになりますしね。ベランダでちょっとした家庭菜園やるだけでも、「自分で食べ物作れるじゃん」ということで自己肯定感爆上がりです。
とにかく自分自身の生活能力を上げて、家電やお金や便利サービスへの依存から離れることで、かなり生きやすくなります。「べつにお金そんなにいらんじゃん」という状態になったら勝ち確ですね。
とにかく家事能力を上げて、お金に依存しない生活というのを築き上げていくのがいいでしょう。自分で自分を養える力が将来不安を消していきます。
そうでないと、一生企業の「これがないと困りますよ」みたいな宣伝攻撃を浴びて、いらんもの買わされて養分になるだけの依存人生を歩むことになります。
まとめ
そんなわけでまとめると、
・高齢者が増えて現役世代が減るという人口構造的に、今後社会保険料は上がるしかない。
・「モノを持つことは苦痛」ということを悟る。
・洗濯機や掃除機などの家電や、便利なサービス、外食に依存しない生活力を身に着ける。
・不安は依存から来る。自分で自分を養える力を身に着ければ、自己肯定感も爆上がり。
・ものを手に入れるには、犯罪行為を抜かせば「もらう」か「借りる」か「作る」か「買う」の4通り。この中で「買う」はもっとも下策。どうしようもないときの最終手段。
・金持ちや人脈持ちほどモノをもらえるので、モノにお金を払わない。
・自分だけで生きようとすると必然的にお金がかかる。相互協力などでソーシャルキャピタルを増やす生活を心がける。
・お金に頼るのではなく、お金への依存を減らす生活を心がける。
・自分で自分を養える家事力が将来不安を消す。
となります。
そんなわけで今後必要なのは「家事力」です。家事をして自分で自分を養う、料理を作って自分で自分を喜ばせることで、家電や外食、便利サービスとかに依存しない生活を送ることで節約にもなりますし、何にもまして生きるための自信が付きます。
「家事をアウトソージング。その時間を使って自分の好きなことをやる」とかむしろ自分の能力を減らして、他のものへの依存を増やし、自己肯定感を駄々下がりさせてしまう行為になりますので、避けたほうがいいとは思います。
「経済回らない」という人には、銀行預金や投資をやっているだけですでに経済まわしている行為だよーとでも言っておきましょう。
そんなわけで、FIREした方は、さらにお金への依存自体を減らして、ソーシャルキャピタルを稼いで、真の独立を勝ち取っていくのがいいでしょう。
そうでないと、一生企業の宣伝攻撃を浴びて、いらんもの買わされるだけの依存人生を歩むことになります。