投資歴20年超!これ買って失敗…高配当・ETF・個別株まとめ【新NISA】

新NISA投資お役立ち情報

sippai etf

新NISA一括投資→即毎月定率取り崩し運用中のQ太郎です。

今回は、これまで買ってきて失敗してきた投資のまとめです。

本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。

失敗した投資まとめ

こんなご質問をいただきました。

「もし良かったらQ太郎さんの経験した失敗したなと思う投資や買わなきゃ良かった投資商品をまとめてもらえると嬉しいです。

東証の国内個別株は郵便物が邪魔でやめた、高配当投資もインデックスと比べると税金面で不利、海外ETFは外国税で不利 という面で今はやってないんですかね?

インデックス投資信託と10年変動国債で長期バケツと中期バケツ、短期バケツを現金でポートフォリを組んでいるのでしょうか?

他にやってるものややってみたけど合わなかったと思うものをざっくりまとめてもらえると嬉しいです。」

とのことです。

今は投資の情報が出回っていますし、経費率の安いインデックス投資信託とかあって便利ですが、Q太郎が投資をはじめたころはオンラインでの株や投資信託がはじまったばかりみたいな状態で、投資信託はとにかくぼったくり商品が多くて、環境的にはあまりよろしくありませんでした。

今だと株の売買に手数料かかりませんが、昔はオンラインでも一回の売買で2500円とかかかっていましたね。往復で5000円です。投資信託なんて、購入だけで3~5%とか取られます。100万円分買ったら3~5万円取られるということですね。しかも償還期限もあるので、数年経つと買った投資信託がなくなって払い戻しになるわけです。

今だとS&P500とかオルカンとか償還無期限みたいな商品ばかりですが、当時は償還期限があるほうが当たり前みたいな状況でした。つまり長期投資もできないわけですね。

環境としてはかなり劣悪な状況で、長期投資をしようと思えば、基本的には個別株をやらないとどうにもならない感じです。投資信託は償還期限のあるものが多くて、長期投資向きでは無いのですね。

それで投資をはじめたばかりの当時に買って後悔したものの第一位は、やっぱり毎月分配型投資信託ですね。全然知識がなくて、「毎月お金入ってくるならいいじゃん」とか思っていました。

それで投資信託に購入時や解約時の手数料があることも知らなくて、毎年発生する信託報酬知らなくて、あと分配金が出るとその分基準価額が削られることも知りませんでした。分配金がもらえるうえに、基準価額は下がらないと思っていたのですね。

これは高配当株でも同じことで、株価が下がらないで配当金がもらえると勘違いしていました。配当が出れば、そのぶん株価は下がるのですね。

これは配当が出る日の8時50分の株価を見ればわかりますが、配当金分、株価はしっかり落ちています。

たとえば1000円の株で50円の配当が出る場合、前日1000円だとしても、8時50分になると株価950円になるのですね。それでこの価格を基準にして、寄り付き前の売り買いの価格決定がされて、それで9時になると寄り付き価格で株価がはじまるわけです。

この仕組みを知らなかったので、たとえば仮に8時50分に950円になったあと、寄り付き前の売り買いで買い優勢になって、寄り付きが1000円を超えることもあるわけで、配当金をもらっても株価が下がってないので、「配当金をもらっても株価は下がらないんだな」と盛大な勘違いをするわけです。

実際は8時50分にきっちり減っていて、ただたんにそのあとの寄り付き価格決定で上がっていることがあるというだけの話だったりします。

そんなわけで、分配金も配当金もどこからともなく湧いてきているものだと勘違いしていて、「毎月分配いいじゃん」「高配当いいじゃん」みたいな感じになっていましたね。実際はしっかり株価から削られているんですけどね。

そんなわけで第一位は毎月分配型の投資信託です。高配当株は株にもよりますが、高配当すぎるものはだいたいクソ株なので、配当利回りだけで買ったらろくなことにはならないというのもその時に経験しています。

今はこういうぼったくり商品も減ってきましたので、外れを引きにくくなりましたが、昔は本当にぼったくり投資信託の戦国時代みたいな感じでしたね。どれ買っても基本的にぼったくりみたいな感じで、その総大将が毎月分配型みたいな感じです。

米国ETFも最近になって買いやすくなったというのがあって、当時はそもそも買うのが困難ですし、購入手数料も高かったですね。

海外ETFに関してはVT、VTI、VIG、QQQ、VYM、SPYD、HDV、JEPI、QYLD、XYLD、DGRW、GLDMとかは、売るのも手数料や税金がかかるのでキープしたままですね。

ただ去年から確定申告で住民税申告不要制度が使えなくなりましたので、海外ETFの配当金はかなり不利になりました。日本株みたいな配当控除も使えませんし、元本割って税金がかからない状態になったら売って投資信託に乗り換えてもいいとは思っています。

住民税申告不要制度が使えれば米国ETFも悪くはないのですが、去年からはかなり税金で持っていかれて厳しいことになっています。パフォーマンスは落ちてしまいますね。低価格の投資信託が出ている以上、それを買って取り崩した方が合理的とは思います。

ただ比較的優秀な米国ETFの中でも凶悪なものはあって、世界高配当ETFのSDIVとかはかなりやばいですね。以前も動画にしましたが、分配金の高さを売りしてしましたが、株価の下がり方がすさまじくて、3株を1株にしたという前科があります。

そんなわけで買うならメジャーなものにした方が流動性の面でもいいとは思います。ただやはり税制の問題で、昨年以降、米国ETFはかなり不利になったとは思います。

今の方針としては、基本的にはインデックス取り崩しとバケツ戦略でシンプルにしていきたいとは思いますね。年齢も年齢なので、全体のボラティリティは落としていこうとは思っています。

現在、毎月の取り崩し投資実験用にFANG+とかゴルプラとか高ボラなものを買ってはいますが、あくまで観測用なので、せいぜい10万円とかその程度ですね。大きく稼ぐ必要性もないので、取り崩しでの低ボラ運用でいきたいとは思います。

まとめ

そんなわけでまとめると、

・昔はぼったくり投資信託の戦国時代状態。そもそも選べるようなろくなものもなかった。

・投資をはじめたころは知識もないので、ぼったくり投資信託もつかまされた。

・配当金や分配金をもらっても株価が減らないと思っていた。(配当金は寄り付き前の8時50分に配当金分だけ株価がしっかり減っています。そこから寄り付き前の売り買いがはじまって、寄り付き価格が決まります。買い優勢なら株価が上がる場合もあるため、減らないものだと勘違いしていました。投資信託は1日1回の基準価額変更なのでわかりやすいですが、高配当株はこのあたりがわかりにくいですね

・米国ETFは優秀なものも多いけど、昨年から住民税申告不要制度がなくなったので、税金的にかなり不利になった。現状は投資信託を取り崩す方が合理的。

・年齢的にも投資信託の取り崩しとバケツ戦略で、ボラティリティを落とした運用をしたいかと。

となります。

そんなわけで、現状は質のいい投資信託がありますし、昨年からの税制変更で米国ETFで取られる税金が多くなってしまったので、今は投資信託の毎月取り崩しが一番効率いいとは思います。

それと来月からしばらく中国に行くことになるとは思います。上海や河南省あたりへ行く予定で、知り合いの家に泊めてもらえることになるので、イヤホンつけながらゆっくりボイスでの動画更新になるかもしれません。人の家でなんかしゃべるのも難しいというか恥ずかしいですしね。

そもそもYoutubeにアクセスできるのかどうかもわかりませんし、ちょっとどうなるかわかりません。

中国に行くのは、ノービザで入国できるのが今年の12月31日までなので、それまでに一度行ってみたいというのがあります。何年も行っていませんし、この機会にちょっと見てみたいというのがあります。

なんか人の家に住む場合、到着後24時間以内にその地域の公安に届け出出さないといけないみたいで、なんかちょっと怖い感じもありますが、とりあえず行ってこようとは思います。