テスラ株を買わない3つの理由【米国株投資】

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tesla

QYLD全力太郎ことQ太郎です。

今週は上がったり下がったりの一週間でした。

SP500

S&P500は5日間で-2.43%です。年初来では-20.25%と20%を切ったままですね。

NASDAQ

NASDAQさんは5日間で-4.57%、年初来では-29.72%と30%割れはまぬがれました。

やはりリセッション(景気後退)懸念で、軟調な状態は続いていますね。

10YB

債券市場の反応は速くて、リセッション懸念からの債券買いが進んでいることから、10年債利回りは3%を切って2.9%ぐらいになっていますね。

DY

ドル円のほうは135円周辺を行ったり来たりで、方向性がつかめない状況になっています。リセッションは円高を招く可能性もあるので、注意が必要とは思います。前回も述べましたが、ITバブル時は145円あたりまで急激に上がってからの、1年で100円あたりまで円高が進みました。

いまの時期にダメージを食らっているのは、昨年までブイブイ言わせていたグロース系ですね。

その代表みたいなもののテスラですが、年初来から-43.17%下がっています。

ブルームバーグでは「テスラ株、上期に時価総額3500億ドル消失-勇気ある投資家には買い場」と買い煽り記事が出ていました。

それで「テスラ株、いい具合に下がってますけどどうですか」という質問があったのですが、Q太郎的には値段関係なしにとくに買いたいとは思いません。

イーロン・マスクが気に食わないというのもありますが、それ以外でも長期的にはどうかなという点もあります。

今回はQ太郎がテスラを買わない理由について述べていきます。本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。

 

テスラを買わない理由

TESLA

さてテスラですが、年初来からのチャートを見ても、すさまじいボラティリティです。年初来では-43.17%と半額コースですね。

理由1 高ボラティリティ

買いたくない理由その1ですが、ボラティリティ高すぎ問題ですね。

具体的にどれぐらいボラティリティがあるかといえば、全米株式ETFのVTIのばらつきが14.33%だとすれば、テスラは61.29%もあります。VTIの約4倍のボラティリティですね。

上がるときはすごく上がりますが、下がるときはすごく下がるという、けっこうメンタルが必要な高ボラティリティの投資ですね。

テクノロジー株の3倍レバレッジETFのTECLですらばらつきは52.05%なので、レバレッジ掛けたETFより動きが激しいのですね。

うまくやれば一攫千金かもしれませんが、低ボラ運用なQ太郎的にはあまり買いたくない銘柄です。そもそも管理が面倒ですしね。

理由2 安心感と将来性

買いたくない理由その2は、将来的にどうなのかという話です。

1000倍を超える高すぎるPERなど一時期話題になっており、S&P500入りもしばらく控えられていましたが、2020年の12月21日にとうとうS&P500入りしてしまいました。

まあ、VTIとかVOOとかS&P500関連の投資信託を買った時点で、テスラは組み込まれてしまっているので、欲しくないと言ってもどうにもならなかったりしますが、ただ単品の株では買わないかなということです。

こういうボラティリティが大きすぎる銘柄を、Q太郎的にはS&P500に入れて欲しくないかなとは思いますね。

ちなみに現在の時価総額は7000億ドル、日本円だと95兆円ぐらいです。株安によって、年初来からすでに50兆円以上を吹き飛ばしています。

ただテスラのこれまでの決算自体は悪くはありません。ずっと右肩上がりを続けています。

しかし実際に対して株価が高すぎることや、将来的にEV業界でテスラ1強という状態は考えづらいなどの問題もあります。

GMやフォード、トヨタ、日産などもEVに力を入れていますし、中国とかの安価なEV車が主流になる可能性もあります。

また自動運転や車自身の問題による事故も発生していますし、それに対するテスラの態度も良い物とは言えません。イーロン・マスク氏はそもそも謝罪すらしたことがないですしね。

車としての信用がいまのところ無いかなという気がします。

昨年もしぶしぶリコールに応じたみたいな感じでしたしね。

欠陥のあった新車の無料修理に応じなかったみたいなニュースもありましたし、車を買うのに安心感がないのは、長期的には厳しいことにもなりそうな気は思います。

理由3 イーロン・マスク氏

買わない理由その3は、やはりイーロン・マスク氏の存在でしょう。

自社株だけでなく、Twitterを利用した仮想通貨の価格操作など、とにかく情弱をだまして買い煽りみたいなことをしてきます。

それで実際に株や仮想通貨の価格が上がりますし、その裏で自分は売り逃げているなど、いい悪いはともかく、ある意味すごい才能の持ち主だとは思います。

とにかく大衆をコントロールして、実際よりも物を大きく見せるのが上手い人とは思います。良い悪いはともかくとして。

ただこういう情弱だましのやり方がいつまでも続くかということには、疑問があります。

 

まとめとQ太郎の見解

そんなわけで、まとめると、

・高ボラティリティ
・安心感と将来性
・イーロン・マスク氏の存在

の3つから、長期的に安心できないと言うがあります。

ただ高ボラティリティですし、短期的なうねり取りができる人には適しているかもしれません。イーロン・マスク氏のビッグマウスも味方につけて、さっとインして、さっとアウトできるような機敏な動きができる人にはいいとは思いますね。

ちなみにこの手の高ボラティリティなグロース系の銘柄を買うコツですが、買ってしばらくして上がらなかったらすぐ売るのがいいでしょう。グロース系はあくまで上がるから買うわけであって、下がったらすでに想定していたのと方向が違うので、さっさと損切り撤退したほうがいいとは思います。

あくまで順張りにしたほうがいいですね。

高ボラグロースの逆張りは、だいたいの場合においてさらなる地獄へ叩き落されることのほうが多いとは思います。

そんなわけで、テスラ株の下落がチャンスと見る人は買い向かえばいいとは思います。Q太郎はチャンスとか以前に、テスラ株を見張るのが面倒なので、今後も買う予定はないかなとは思います。

とにかく信用できない株は、利益が出る出ない以前に買いたくないというのはありますね。

中国株も、政府が何か言っただけでズドンするので、業績もくそもない世界です。博打をやっているのと全然変わりませんね。

ロシア株もそうですが、投資で運ゲーをするのはできるだけ避けたいところです。

ちなみにGAFAM銘柄ですが、これもQ太郎的には好き嫌いがあります。

GAFAMの中で、単品で投資してもいいかなと思うものは、マイクロソフト、Google、アマゾンですね。変にビッグマウスしていませんし、身近なものなので投資しやすいというのはあります。

微妙なのはアップルとメタ(旧フェイスブック)ですね。ブランド力に頼り過ぎている部分があるので、今後どうなるかといったところでしょう。

アップルの場合、Windowsやandroidに比べて性能が低くて値段が高いという問題点や、メタの場合、そもそもメタバースに期待を持てないというのもあります。メタについてはこちらを参照してください。

そんなわけで、Q太郎としてはメッキの多い企業は、できるだけ避けた投資をしようとは思っています。

ただあくまでQ太郎の方針なので、才能のある人は、高ボラで大きな利益を出すというのはありとは思います。

個人個人、自分の性格にあった投資をしていくのがいいとは思います。