【節約】お金を使ったことで自分を苦しめない

・導入・チャンネル紹介

買い物をしたあと、商品ではなく、レシートばかり見てしまうことがあります。

どうして、こんな物を買ってしまったのか。

あのお金があれば、別のことに使えた。

買う前に、もう少し考えればよかった。

物はもう家にありますし、お金はすでに支払っています。

それなのに、頭の中では何度も同じ買い物をやり直します。

そして、やり直すたびに、自分へ同じ判決を下します。

お前は、お金の使い方が下手だ。

お前は、また失敗した。

次は絶対に使うな。

一万円の買い物で失敗したあと、一万円だけでなく、何日分もの気分まで失ってしまうんですね。

これは、少し変な話です。

お金を使ったことで損をしたのに、そのお金を使った自分を責めて、心と時間まで追加で支払っています。

そんなわけで、ようこそ、Q太郎のお金の哲学へ。お金に飲み込まれないための生存戦略を独自の視点で解説します。今回は「お金を使ったことで、自分を苦しめない」を深掘りしていきます。

今日は大きく三つ話します。

一つ目、買い物の反省が、なぜ自分への処罰へ変わってしまうのか。

二つ目、自分を許すことは、本当に甘えなのか。

三つ目、失ったお金に、心と時間まで追加で支払わないために、Q太郎がどう考えるかです。

最後に、自分を許すとは、失敗を肯定することではなく、何を止めることなのか。Q太郎なりの見立てを置いて終わります。

・一つ目・反省のあとに始まる追加請求

それでは一つ目、買い物の反省が、なぜ自分への処罰へ変わってしまうのかです。

お金を使って失敗したとき、反省は必要です。

買った服を、一度も着なかった。

便利そうな家電を買ったのに、箱から出したのは最初だけだった。

よく分からない投資商品を買い、あとから手数料の高さに気づいた。

ここで、なぜ買ったのかを振り返る。

次から同じ広告を見ても、すぐには買わない。

手数料を確認する。

一晩置いてから決める。

こうした反省は、次の判断を変えるために必要です。

ただ、問題は、その反省がいつ終わるのかなんですね。

原因を見つけ、次の対策を一つ決めた。

それでも毎日、「あれは無駄だった」と思い返す。

物を見るたびに、自分の愚かさを確認する。

そして、反省している自分は真面目で、もう二度と間違えない人間に近づいていると思います。

でも実際には、判断はもう何も変わっていません。

同じ場面を再生して、同じ自分を責めているだけです。

これは反省というより、自分への処罰ではないでしょうか。

真面目な人や、向上心の強い人ほど、ここへ入りやすいと思います。

自分を厳しく責めなければ、また同じ失敗をする。

簡単に許したら、成長できない。

苦しんだ分だけ、失敗から学んだことになる。

そんなふうに考えてしまいます。

しかし、授業料は、一度払えば十分です。

同じ授業に、毎晩もう一度入学する必要はありません。

買い物で失った金額は、最初の損失です。

そのあと、自分を責めるために使った時間や、壊した気分は、二回目の損失です。

しかも二回目の損失は、反省という名前が付いているので、なかなか止めにくいんですね。

・二つ目・自分を許すのは甘えなのか

二つ目、自分を許すことは、本当に甘えなのかです。

堀田秀吾さんの著書「考えてはいけないことリスト」では、許しと心身の関係についての研究が紹介されています。

ホープ大学の研究では、過去に自分を傷つけた相手への恨みを頭の中で思い返したとき、許す場面を想像したときに比べて、心拍数や血圧などの生理的なストレス反応が大きくなりました。

もちろん、この実験だけで、恨みがすぐに病気を引き起こすと言えるわけではありません。

ただ、嫌な出来事を何度も思い返すたびに、身体もその場面へ付き合わされるというのは、考えておいたほうがよいと思います。

そして、許す相手は、他人だけではありません。

自分も含まれます。

自分がした買い物を思い出す。

怒る。

自分を責める。

また思い出す。

この繰り返しは、自分が自分へ恨みを抱いている状態とも言えます。

ここで「自分を許しましょう」と言うと、ずいぶん都合のよい話に聞こえます。

何を買っても、自分を許せばいい。

投資で失敗しても、なかったことにすればいい。

反省しない人間になれば、毎日が幸せになる。

Q太郎も、そんな話をしているわけではありません。

許すことと、正しかったことにすることは別です。

謝るべき相手がいれば、謝る。

解約できるものは、解約する。

売ったほうがよいものは、売る。

次の買い物に必要な対策も決める。

現実の責任は引き受けます。

そのうえで、必要なことを終えたのなら、その痛みを使って、これ以上自分を傷つけないと決める。

それが許すということです。

話は少しそれますが、ゲームで選択肢を間違えたとき、Q太郎はセーブデータを見ながら、いつまでもコントローラーを置いて反省会をしていても仕方がないと思います。

失ったアイテムは戻らないかもしれません。

好感度も下がったままかもしれません。

それなら、現在の状態で、次の一手を考えるしかありません。

前にも「世界五分前仮説」の動画で、人生は他人のセーブデータを引き継ぐようなものだという話をしました。

買い物で失敗した履歴も、現在のセーブデータには残っています。

ただし、その履歴を眺めながら、自分を攻撃し続けることまで、ゲームのルールには書かれていません。

・三つ目・反省を一つの行動で終わらせる

三つ目、失ったお金に、心と時間まで追加で支払わないために、Q太郎がどう考えるかです。

Q太郎は、反省を感情で終わらせず、一つの行動へ変えたほうがよいと思っています。

たとえば、セールという言葉に押されて、必要のない物を買った。

それなら、「今後はセール品を買わない」と人生全体を禁止する必要はありません。

次から、セール品はいったんお気に入りへ入れ、翌日まで買わない。

その一つでよいのです。

サブスクを使わないまま、何か月も払い続けた。

それなら、毎月一日に契約一覧を見る。

投資商品の内容を理解せずに買った。

それなら、仕組みを自分の言葉で説明できないものは買わない。

反省から、次の行動を一つだけ取り出します。

行動を取り出したら、残った自己攻撃は捨ててよいと思います。

「自分はだめだ」という言葉には、次の買い物で使える情報がありません。

何を、いつ、どう変えるか。

そこまで決めれば、反省の仕事は終わっています。

それでも思い出してしまうときは、「この件の授業料は、もう払った」と考えます。

高い授業料だったかもしれません。

内容の薄い授業だったかもしれません。

先生の顔も見たくないような授業だったかもしれません。

しかし、退学したあとまで、毎月学費を振り込む必要はありません。

ここで注意したいのは、無駄だった買い物を、無理に使い続けないことです。

高かったから捨てられない。

買った自分を失敗にしたくないから、楽しくないのに使う。

置き場所を取り、見るたびに嫌な気持ちになるのに、手放せない。

これでは、お金の損失に、時間と空間まで追加しています。

売るのか。

譲るのか。

処分するのか。

現在の自分に必要がないなら、購入価格ではなく、これからの生活で考えます。

買った過去は変えられません。

しかし、その物へ、これから何を支払い続けるかは変えられます。

・まとめ

最後に、自分を許すとは、失敗を肯定することではなく、何を止めることなのか。Q太郎なりの見立てを置いて終わります。

お金の失敗には、二種類の損失があります。

一つは、買い物や投資で、実際に失ったお金です。

もう一つは、その失敗を何度も思い返し、自分を責めることで失う、現在の心と時間です。

最初の損失は、もう取り戻せない場合があります。

だからこそ、二つ目まで差し出す必要はありません。

反省は、次の判断を変えるために行います。

自分を長く苦しめるために行うものではありません。

原因を一つ見つける。

次の行動を一つ決める。

売るべき物は売り、解約すべきものは解約する。

そこまで終えたら、自分を許す。

Q太郎は、自分を許すことは、損失を肯定することではないと思っています。

追加損失を止めることです。

間違った買い物を、正しい買い物へ書き換えることはできません。

しかし、一万円の失敗を、一万円と一週間分の不機嫌にするのか。

一万円の授業料で終わらせるのか。

そこは、今の自分が選べます。

お金を大切にする人ほど、失ったお金を忘れてはいけないと思うかもしれません。

でも、お金を大切にすることと、お金を使った自分を罰し続けることは違います。

むしろ、お金を失ったうえに、自分の時間と健康まで差し出すほうが、損失は大きくなります。

使ったお金は戻らない。

ただ、そのお金を使ったことで、今日の自分まで苦しむ必要はない。

必要なことを学んだら、もう一度、自分の側へ戻る。

許すというのは、その痛みでもう自分を傷つけないという選択なのだと思います。

皆さんには、お金を使ったあと、今も自分を責めている買い物がありますか。その買い物から一つだけ学んで、今日で反省会を終えるとしたら、何を持ち帰るでしょうか。よければコメントで教えてください。全部読ませていただいています。

数字を味方に。そして、誰の欲望でもない自分の人生を、自分の手で耕していきましょう。

ではまた、Q太郎でした。この動画を気に入っていただけましたら、高評価・チャンネル登録をよろしくお願いいたします。

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