
こんなご質問をいただきました。
「節約界隈では、ポイ活は時間を無駄にするだけで意味がないとよく言われますが、上手く使えば結構な節約になると思います。ポイ活をそこまで毛嫌いしなくてもいいのではないでしょうか?」
とのことです。ありがとうございます。
Q太郎は、ポイントを毛嫌いしているわけではありません。
買おうと思っていたものがあり、会計のときにポイントが使えた。いつも買っているものが、偶然ポイント還元の対象だった。
それは、普通にラッキーだと思います。
ただ、ポイントを使うことと、ポイ活は少し違うと思っているんですね。
Q太郎の中では、欲しいものが先にあり、あとからポイントがついてくるのが、ポイントを使うということです。
反対に、ポイントが先にあり、そのポイントを貯めたり使ったりするために、買うものや行く店を決め始める。こちらがポイ活です。
順番が逆なんですね。
ポイントは、本来、自分の買い物を少し助けるための道具です。
ところが順番が逆になると、自分がポイントを使っているのか、ポイントに自分が使われているのか、よく分からなくなってきます。
そんなわけで、ようこそ、Q太郎のお金の哲学へ。お金に飲み込まれないための生存戦略を独自の視点で解説します。
今回は「欲しいものが先、ポイントはあと」を深掘りしていきます。
今日は大きく三つ話します。
一つ目、ポイントを使うことと、ポイントに買い物を決められることの違い。
二つ目、Q太郎がマイレージを貯めない理由。
三つ目、ポイントに人生の主導権を渡さないために、Q太郎が考えている一つの問いです。
最後に、ポイ活は本当に節約なのか、Q太郎なりの見立てを置いて終わります。
・一つ目・ポイントを使うことと、ポイントに使われること
それでは一つ目、ポイントを使うことと、ポイントに買い物を決められることの違いです。
たとえば、Q太郎が前から欲しかったものを買いに行ったとします。
店へ行ったら、たまたまセールをしていた。会計をしたら、貯まっていたポイントも使えた。
これはうれしいですよね。
もともと買うつもりだったものを、予定より少ないお金で買えた。買い物の目的は変わっていません。
でも、「今日までポイントが二倍だから、何か買っておこう」となると、話が変わります。
最初に欲しいものがあったのではありません。
最初にポイントがあり、そのポイントを得るために、あとから買う理由を探しています。順番が逆になっているわけです。
「あと千円買えば、追加で五百ポイントもらえる」と言われて、必要のないものをかごへ入れる。
五百ポイントをもらうために、千円を使っています。
それでも、五百ポイント得をした気分になるんですね。
これは、セールでも同じです。
欲しかったものが半額なら、ラッキーです。
半額だから、欲しくなかったものまで買うのであれば、それは半額分を得したのではありません。使う予定のなかったお金を使わされています。
なんか台北だと、「1つ買うと1つ無料」みたいな売り方をしている店が多いのですが、実際のところは2つ買うこと前提の値段になっているわけです。
ポイントやセールは、買う理由ではありません。
自分が買うと決めたあとに、たまたま使えたらうれしい。それぐらいの位置に置いておいたほうがいいと、Q太郎は思っています。
・二つ目・Q太郎がマイレージを貯めない理由
二つ目、Q太郎がマイレージを貯めない理由です。
Q太郎は、飛行機のマイレージを貯めていません。
飛行機へ乗ることが多いのに、もったいないと思う人もいるかもしれません。
でも、マイレージを意識すると、飛行機を選ぶ順番が変わってしまうんですね。
本来なら、行き先と日程を決め、そのときに便利で安い航空券を選べばいいはずです。
ところが、マイレージを貯め始めると、最初に航空会社を考えるようになります。
この会社ならマイルが貯まる。この便なら上級会員に近づける。別の会社のほうが安いけれど、今回はマイルを優先しよう。
マイレージが先で、買う航空券があとになります。
Q太郎の場合、その時点で一番安く、都合のよい航空券を自由に選べるほうが気楽です。
一つの航空会社へ合わせるより、その場で安い航空券を買ったほうが、結果として得になることもあります。
そして、マイレージの世界には、なかなか面白いことをする人がいます。
東京へ帰るだけなのに、マイルや搭乗回数を稼ぐため、わざわざ沖縄を経由する。
東京へ帰るという目的だけを考えれば、まっすぐ帰ればいいわけです。
ところが、マイルを貯めることが目的になると、飛行機へ長く乗り、余計な経路を通ることが得になります。
お金の計算では、得をしているのかもしれません。
でも、そのために使った時間は戻ってきません。
しかも、自分が行きたい場所ではなく、マイレージが指定した場所を経由しています。
ここまで来ると、完全に人生の主導権がマイレージへ移っています。
自分がマイレージを貯めているように見えて、実際にはマイレージのほうが、自分の時間と行き先を決めています。
Q太郎は、それが嫌なんですね。ちなみにQ太郎は海外へ行くことが多いわりには飛行機が苦手なので、乗っている時間は1秒でも短いほうがいいです。
・三つ目・ポイントがなくても買うのか
三つ目、ポイントに人生の主導権を渡さないために、Q太郎が考えている一つの問いです。
難しい計算は必要ありません。
ポイントがなくても、それを買いますか。
これだけです。
ポイントがなくても買う。セールでなくても、必要だから買う。
それなら、ポイントが使えたらラッキーです。安く買えたら、素直に喜べばいいと思います。
でも、ポイントがなければ買わない。ポイントの期限が切れるから、何かを探して買う。
その場合、欲しいものを買っているのではなく、ポイントを処分するためにお金と時間を使っています。
前回、Q太郎は、お金はしょせん商品券だという話をしました。
ポイントは、お金よりもさらに不自由な商品券です。
使える店が限られている。期限がある。会社が決めた条件に従わなければならない。
その不自由な商品券を失いたくないために、欲しくないものを買い、使う予定のなかったお金を使う。
ポイントを失わないことには成功しています。
でも、自分の時間と買い物の自由は失っています。
数円、数百円のポイントは、人生を変えてくれません。
そのために、何を買うか、どこへ行くか、どの航空会社へ乗るかまで決められる必要もありません。
欲しいものが先。ポイントは、あと。
この順番を守っているかぎり、ポイントは便利な道具のままです。
順番を逆にした瞬間、ポイントが買い物の主人になります。
・まとめ
最後に、ポイ活について、Q太郎の見立てを置いて終わります。
Q太郎は、ポイントが嫌いなのではありません。
ポイントのために、自分の時間や選択肢を差し出したくないだけです。
ポイ活で百円得をしたとしても、そのために店を回り、アプリを開き、期限を確認し、欲しくないものまで買ったとしたら、本当に節約になったのか。
お金だけを見れば、得をしている場合もあると思います。
でも、節約の目的は、ポイントを増やすことではありません。
自分が本当に必要なものへ、お金と時間を使えるようにすることです。
ポイントが先で、買い物があとになる。
その状態は、もう節約というより、ポイントに行動を管理されている状態です。
ポイントを使う。
でも、ポイントには使われない。
欲しいものが先。ポイントはあと。
Q太郎は、このぐらいの距離がちょうどいいと思っています。
皆さんには、ポイントがなければ買わなかったと思うものがありますか。反対に、買うと決めたあとでポイントが使えて、素直に得をした経験はありますか。よければコメントで教えてください。全部読ませていただいています。
数字を味方に。そして、誰の欲望でもない自分の人生を、自分の手で耕していきましょう。
ではまた、Q太郎でした。この動画を気に入っていただけましたら、高評価・チャンネル登録をよろしくお願いいたします。
