エネルギーセクターETF「VDE」を売却した理由
QYLD全力太郎ことQ太郎です。
今回は、エネルギーセクターETF「VDE」を売却した理由について述べていきます。
Q太郎はメインのS&P500や全米投資信託以外に、サテライトとしてセクターETFも持っています。
現在投資しているセクターETFは、
米国生活必需品セクターETFの「VDC」
米国ヘルスケアセクターETF「VHT」
米国公益事業セクターETF「VPU」
米国情報技術セクターETF「VGT」
この3つですね。VGTは20万円、ほかは10万円ぐらいですね。
Q太郎は、興味のあるETFに関しては、とりあえず10万円分買うことにしています。
ほかにもグロースETFのVUGを20万円分購入しています。
これらに投資した理由についてもまた後日記事にしたいと思います。
今回は年末に売却したエネルギーセクターETF「VDE」についてです。
エネルギーセクターETF「VDE」とは?
昨年(2021年)12月末に10万円分投資していたVDEを処分。ついでに「XOM(エクソンモービル)」「CVX(シェブロン)」も、それぞれ5万円分ぐらい持っていましたが、全部売却しました。
2021年の中頃から持っていたものなので利益は出ているので良いのですが、半年ほどキープして
「やっぱりなんか違うな」
と思って売却しました。
理由はあとで説明するとして、まずVDEを簡単に説明します。
VDEの内容
VDEは米国の石油やガス、エネルギー設備などの株を集めたETFです。
組み入れ銘柄は100以上あります。
上位組み入れ銘柄を見てもらえればわかるのですが、エクソンモービルが20.33%、シェプロンが17.52%と、合わせて38%ぐらいがこの2銘柄で占められているのですね。
「だったらエクソンモービルとシェプロンを個別株で買う意味ないじゃん」
と思われる方もいるかと思いますが、そのとおりなんですね。
VDEと買った時期が違ったので、どっちも持っているという形だったのです。
エクソンモービルとシェプロンは配当金が5%以上あったので、安いときに買ったという感じですね。
VDEを売却した理由 その1
それでVDEを売却した理由ですが、
「うねりを取る投資」
だからです。
投資とひとことでいっても、いろいろなタイプがあります。
たとえばS&P500や全米のインデックスに投資するのは長期投資ですね。
とりあえず資金があれば買っておいて、あとは放置という感じです。
逆に日本株は上がったり下がったりの循環型が多いので、多くの人が思い描いている典型的な株式の形、つまり
「安いところで買って、高いところで売る」
ということをしなくてはなりません。
Q太郎も、ITバブルやリーマンショックのころは、日本株を買っていました。というか、日本株しか買っていませんでしたね。いまみたいに簡単に米国株が買える時代ではありませんでしたし、手数料も高かったです。
それとリーマンショック前は、日本株は簡単でしたね。とりあえず買ったら上がるみたいな感じでした。
JUKIという銘柄を買ったことがありますが、あっと言う間に倍になって100万ちょいもうかりました。
ただこのあと調子にのって、いろいろ失敗しましたね。JUKIの成功が良くなかったですね。
以来、「安いところで買って、高いところで売る」という「うねり取りの投資」は避けようと思いました。
面倒くさいですし、いちいち株価を見張るのが面倒なんですね。
しかもQ太郎は臆病者なので、もうかってもすぐに利益確定してしまう、いわゆる「チキン利確」をやってしまうんですよね。
今回、VDEやエクソンモービル、シェプロンを売ったのも「チキン利確」といえば「チキン利確」ですね。
VDEを売却した理由 その2
理由の2つ目は、「長期的に面倒くさいETF」ということです。
「うねりをとる」と似たような理由ですが、VDEは長期的には右肩下がりになるとは思います。
これはVTI(赤)とVDE(青)を比較したチャートです。
VTIをアウトパフォームしている時期もあるのですが、そうでない時期もあります。
今後、脱炭素の方向が進むとそうでない時期が増えるかと思います。
こういう上がったり下がったりの日本株タイプのものは、Q太郎には面倒ですし、正直もうやりたくないタイプの投資なので、避けたいというのがあります。
ちなみに現在ホールドしているVDC(青)、VHT(黄)、VPU(赤)は、グラフのようにどれもきれいな右肩上がりなので、面倒なくホールドできるというのがありますね。
VDEを売却した理由 その3
3つ目の理由は、
「ボラティリティが大きいので、配当金目当てでも厳しい」
というのがあります。
先程のVDEのグラフを見ればわかりますが、ボラティリティが大きいですね。
VTIのばらつきが15.10%に対して、VDEは26.82%もあります。
配当金5%でも、このボラティリティだと簡単に消し飛びますね。
そんなわけで、配当狙いでもきびしいかなとは思います。
まとめとQ太郎の見解
まとめると、
うねりをとるのが面倒
長期的にきびしい
ばらつきが大きいので配当狙いでもきびしい
となり、Q太郎の投資スタイルではきびしいETFだということです。
今後、エネルギー需要で短期的に伸びる可能性もあります。
しかし、そういううねりを取る投資をやりたくないんですよね。
面倒くさいですし、確実性が低いですし。
短期取引で儲けたい人はやってみてもいいですが、Q太郎は面倒なのでチキン利確で撤退しました。
とりあえずVDEを持ってみて、
「自分のポートフォリオに並べたくないな」
というのがわかっただけでも御の字としています。
まあ、短期取引的にやりたい人には、ボラティリティの高いVDEはよいかもしれませんね。
Q太郎には合わなかったです。投資してみて、それがよくわかりました。向き不向きはありますね。