【新NISA戦略】疑似QYLDを2年近くやった結果ーQYLDとの比較も

新NISA疑似QYLD

title giji qyld

QYLD全力太郎ことQ太郎です。

前回の0.3%ルール総括動画で、来年から新NISAで疑似QYLDをおこなうとの話をしました。

前回は0.3%ルールの総括だったので、今回は疑似QYLDの総括となります。

本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。

 

疑似QYLD総括

さて、疑似QYLDを2年近くやってわかったこと、QYLDとの比較を報告していきます。

疑似QYLDとは、NASDAQ投資信託を毎月1%ずつ取り崩すというものです。年間でざっくり12%になります。

これを2022年の3月から今まで、およそ2年近くおこなってきました。

2023年の結果

それでは2023年の結果を見ていきたいと思います。

2022年の結果については2022年12月の疑似QYLD報告動画ですでに述べていますので、割愛します。

結果だけいえば、2022年の下落相場において

疑似QYLD
分配金合計 8万748円
元本 -8.8%

QYLD
分配金合計 5万8798円
元本 -11.0%

となり、分配金の合計額においても、元本においても疑似QYLDが圧勝しています。QYLDの高い経費率や税金がかなり効いているとは思いますね。

それで今年は昨年とは逆で、年初から上昇相場です。

上昇を捨てるというQYLDの性質上、上昇相場で勝てるわけがないというのは容易に想像がつくと思いますが、見ていきましょう。

giji dicided

それで疑似QYLDの今年の収益ですが、1月から12月まで受け取った金額の合計は、税金を考慮すると13万3661円です。右肩上がり状態ですね。現在の元本は年初の85万5488円から125万0,546円と、投資金額である100万円以上を回復しました。

分配金と合わせた年間トータルリターンは+51.25%となかなかすさまじい数字になっています。やはりNASDAQの上げの力は強いですね。

QYLDのほうですが、元本のほうは年初から現在まで為替を加味して+9.9%、分配金の合計は為替ヘッジなしなので現在の為替レートを使って計算し、税金も考慮するとだいたい日本円で9万3500円ぐらいです。年間トータルリターンは+20%弱ぐらいですね。

 

まとめ

まとめると、

疑似QYLD 分配金合計13万3661円、トータルリターン+51.25%

QYLD 分配金合計9万3500円ぐらい、トータルリターン+20%弱ぐらい

となり、上昇局面では圧倒的な差がつきました。

そもそも上昇を捨ててのカバードコール戦略なので、ある意味予想できていた結果です。

QYLD divided

あとQYLDの分配金推移ですが、疑似QYLDと違って横ばい状況ですね。

QYLD

長期で見ると右肩下がりの傾向になっています。

逆に疑似QYLDだと元本も分配金も伸びる感じですね。

そんなわけで、下落トレンドの2022年は疑似QYLDの圧勝、上昇トレンドの疑似QYLDの超圧勝となりました。QYLDは経費率も高いですし、仕組み上当たり前といえば当たり前ですね。税金もたっぷりとられますしね。

そもそも経費率0.6%だと、毎年-0.6%は確定していますしね。

そんなわけで来年は新NISAで年初一括投資からの疑似QYLDと0.3%ルールを、S&P500・オルカン・NASDAQ100投資信託でやっていきたと思います。

ただこれだけだと、Q太郎的に新しいのはオルカン0.3%ルールしかないため、もう一つ新しいものとして、年間分配金利回り8%超の「疑似JEPI」を付け加えようと思います。

詳細ややり方については次回以降の動画で述べていきます。