【新NISA】取り崩し専門チャンネル【インデックス投資】
QYLD全力太郎ことQ太郎です。
本チャンネルはこれまで高配当投資をあつかってきましたが、現在はインデックス取り崩しでの運用がメインになってきたことから、今年から「取り崩し専門チャンネル」を名乗っていこうかと思っています。
そのため、チャンネル名も「Q太郎の取り崩し投資」に変更することにしました。
本記事をユーチューブで見たい方はこちらから。
取り崩し専門チャンネル
投資チャンネルはたくさんありますが、インデックス投資の取り崩しを専門であつかって、実際に2年近く、NASDAQ100投資信託で毎月1%取り崩しの疑似QYLD、S&P500投資信託の毎月0.3%取り崩しを実践してきたチャンネルというのは、Q太郎が知る限りではYouTube初になるかなとは思います。
老後の取り崩しなど出口戦略や、実際に取り崩すための時のマインドなど、老後に入っていきなりやるよりは、老後前にリアルな状況を知っておくといろいろとメリットがあるとは思います。
高配当投資はどんどん不利に
Q太郎が高配当のかわりに取り崩しを中心にしたのは、配当金だと税金面で不利になるからです。
とくに2024年からは確定申告で住民税の申告不要制度が使えなくなるため、高配当投資はかなり不利になります。とくに配当控除をつかえない米国株や米国ETFにはダメージが大きいです。
将来的に金融所得課税の強化も考えられますし、新NISAを開始した見返りに、いまの税金20%が30%になる可能性もあります。
というか、じっさい2014年に旧NISAがはじまったとともに、代わりに金融所得課税が10%から20%に跳ね上がりましたしね。いい制度が出てきた一方で、なんかを増税するという「飴と鞭」政策は十分にありえることです。
少なくとも減税の方向にはまずいかないので、徐々に高配当投資から取り崩し投資へ移行していかないといけないかなとは思います。
とくに米国株や米国ETFは外国税10%がありますし、これを確定申告で取り返そうとすると住民税が上がって、さらに国民健康保険料も上がるというコンボが叩き込まれる可能性もあり、逆に税金が増えたりします。
これに対処する一番いい方法は海外移住ぐらいなのですが、そう簡単にもいきません。出国税もありますし、「民は生かさず殺さず」の時代にどんどんなっていくとは思います。
取り崩し投資のメリット
それで配当金を受け取るかわりに、一括投資からの即取り崩しという投資方法を実践してきました。
S&P500のインデックス投資信託を月0.3%で取り崩していくことで配当金代わりにする「0.3%ルール」の実験や、NASDAQ100投資信託を毎月1%で取り崩して分配金代わりにする「疑似QYLD」の実験を2年ほどおこなって、毎月動画で経過発表をしてきました。
取り崩しは楽天証券で自動売却機能を設定するだけなので、一度セットすればもうあとはなにもしなくていいというのが気楽です。オートで配当金が入ってくる感じですね。
一番大きいのは、やはり税金の差です。配当金だと、配当金全体に税金がかかってしまいますが、取り崩しだと利益分にしか税金がかからないのでだいぶ安い。
しかもマイナスのときは税金をとられず、逆に損失として利用できるのも大きいです。
そんなわけで昔は高配当投資が好きだったのですが、2年も続けていくと税金的な有利さを享受できる取り崩しのほうが好きになったという次第です。
まとめ
ただ本チャンネルは取り崩し投資をすすめるものではなく、個々人の一番心地よいやりかたで投資をしていくのがいいとは思います。
積み上げたものを取り崩ししたくないので、老後は配当金をもらう投資に切り替えるというのも一つのアイディアです。
配当は基準価額が減る、取り崩しは口数(株数)が減るの違いで、やってること自体は最終的にはおなじです。基準価額を削るか、口数を削るかだけです。
口数や株数を減らしたくない人は配当金をもらうのがベストですし、基準価額を減らしたくない人は取り崩しをすればいいとは思います。
ただ取り崩しをしないという人でも、Q太郎の取り崩し状況やマインドを、知識や経験として追体験しておいても損はないとは思います。
現在、新NISAの成長投資枠では、ニッセイナスダック、eMAXIS SILIMのS&P500とオルカン、楽天VYMをそれぞれ60万円ずつ毎年買い、いきなり毎月取り崩しを始めます。
ニッセイNASDAQ100
疑似QYLD(毎月1%)
eMAXIS Slim S&P500
疑似XYLD(毎月1%)
eMAXIS Slimオルカン
0.3%ルール(毎月0.3%)
楽天VYM
疑似JEPI(毎月0.7%)
第1回目の取り崩しは1月14日設定ですが、実際の取り崩しは5日におこなわれます。14日は現金を受け取れる日ですね。
これらの取り崩し状況についても毎月動画でレポートしていきますので、失敗するか成功するかも含めて見守っていただければと思います。
自分でいきなりやるより、まず人のを見てどんな様子か知っておいたほうが、「こんなはずじゃなかった」みたいなことにはならないとは思います。失敗はQ太郎がかぶりますので、老後に取り崩しを実行するのか、高配当投資に移行するのかはそのときに考えてください。失敗した場合も問題点含めてすべて洗い出しておく予定です。
そんなわけで今年もよろしくお願いいたします。