日本株を全部売った3つの理由について

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QYLD全力太郎ことQ太郎です。

もうすぐ今年も終わりというタイミングで、日本株をすべて売り払いました。今回はそのことについてです。

本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。

 

日本株を売った理由

さて、日本株をすべて売った3つの理由についてです。

日本株は高配当株を中心に数十銘柄持っていたのですが、ぜんぶ処分しました。以前、「日本高配当株ポートフォリオ」の動画を出したので、これから日本株をやりたい方はこちらを参照してください

郵便物が多い

売った理由ですが、一番大きな理由は、日本が衰退するとかそういう話ではなく、企業から大量に届く郵便物の処分が面倒ということです。これが一番大きな理由ですね。

Q太郎は海外にいることが多いのですが、日本に戻ってくると企業からの郵便物の山を見なければならないわけです。

あれなんなんでしょうね。なんで単元未満株にまで送りつけてくるのか、本当に意味不明です。印刷代に郵便費用とか、どう考えても企業のほうも割に合いませんし、あの郵便物を受け取りたいという人も少ないとは思います。

株主優待ぐらいは百歩譲ってOKとしても、それ以外はいらんでしょみたいな気はします。

あれ、ぜったい郵便局とか印刷所とかの利権になってますよね。そもそもいまの時代にペーパーでお知らせするとか意味不明すぎますし、郵便局利権でずっと続いている感があります。

QYLDとXYLDの日本版ETFもちょっと買っていましたが、毎月の分配金で毎月郵便物が届くのが耐えられなくて、今回ついでに売り払ってしまいました。

あの大量の郵便物を捨てるのにかなり罪悪感があります。無駄の極致というか環境にもやさしくないですし、郵便局利権のためにこのシステムを続けていくのは考え直してほしいとは思います。

1株でも持っていたら郵便物が届くって、コストの面でも本当に意味不明すぎます。数百円の株に郵便物が届くのですよ。その郵便物いらんから、郵便代金と印刷代を振り込んでくれ」と思いたくもなりますしね。

日本は本当に利権と既得権益万歳の世界だとは思います。

現在はFIREしているような状況なので、郵便物の処理みたいなよけいな仕事を増やしたくありません。

株式比率が高くなりすぎた

2つ目の理由は、アセットアロケーション全体での株式比率が高くなりすぎているということです。

Q太郎は基本的にアセットアロケーションで管理しており、現在は株70%:現金・債券30%みたいなバランスにしています。

株高でこれが崩れて、株80%:現金・債券20%みたいな感じになってしまっているので、リバランスでもと戻すためにも、株をいくらか売却しなければなりません。

そこで何を売るかですが、どうせ全世界株式買っていることですし、郵便物の件もありますし、このさい日本株をぜんぶ処分してしまったほうがいいと思いました。

とにかく年齢が上がるにつれて、資産管理をシンプルにしていく必要があります。そしてリスクも減らしていく必要があります。

昔はリートとか金とかいろいろ組み合わせたアセットアロケーションをつくっていましたが、管理が面倒になったので株とキャッシュでいいやという感じになっています。

インデックス投資にしても、だいたい20年持てば損しないとはいいますが、いま40代も後半になってもうあと何年かで50代のばあい、50代から20年間だと70歳になります。

70歳まで我慢して全力株式みたいなのもさすがにリスクが高すぎますし、70歳でたくさん資産築いてもなあというのもあります。70歳まで生きられるかもわかりませんしね。ここは保守的に、年齢に合わせたリスクを取りに行くほうがいいかなとは思います。

時間のある若い人と同じ感覚で、「20~30年インデックス投資をすればいい」というのは50代以降は通用しなくなると思います。

若い人とおなじ投資をするのはリスクですね。とくに老後資金は引き返しができませんので、年齢に合わせたリスクの取り方をしていく必要があります。

ちなみにQ太郎は新NISAで年初240万円一括投資しますが、これが怖くないのもアセットアロケーションでしっかりキャッシュポジションをとっているからです。

現在、元本保証レバナスをやっていますが、こちらも10万円のレバナス投資に対して90万円のキャッシュポジションを用意しているから恐れずにできているわけです。

ちなみに元本保証レバナスとは、レバナスが10万円以下になったら、キャッシュポジションからその分を補填するというものです。2倍になったら資金を半分引き揚げて元本を回収し、リスクゼロの状態にします。レバナス

ちなみに現在元本保証レバナスは、レバナス18万円、キャッシュポジション82万円のバランスになっており、元本回復してプラスになっています。年初から2倍になっていますね。昨年-80%とかでも余裕でキープできて8万円の追加投資できたのは、この90万円のキャッシュポジションがあったからです。

そのため、キャッシュポジションは投資で重要ですので、株とキャッシュの比率はつねにきっちりしておいたほうがよいでしょう。

そんなわけで全体のキャッシュポジションを30%以下にするわけにはいかないので、日本株を売却してリバランスしたというわけです。

今後日本株がほしくなったらオルカンを買うことにします。とにかくシンプルにしていきます。

アセットアロケーションの管理についてはまた別の動画で述べていきます。

個別株は管理が大変

3つ目は、やはり個別株は管理が大変です。

決算を見ないといけませんし、だめなやつをはじいていって、代わりにべつのものを組み込んでポートフォリオを維持しなければなりません。

ぶっちゃけ労働になっているので、ぜんぜん不労所得じゃなかったりします。

かといって、個別株がインデックスよりもうかっているかといえば、正直長年やってきてわかることは、やっぱりインデックスのパフォーマンスがいいということです。

面倒なわりにインデックスと大して変わらないかそれ以下みたいな状態になれば、もう個別株やっても労働を増やすだけにしかならないですし、「もう日本の個別株は十分かな」という感じで卒業の意味もあって一気に全部売りました。

 

まとめ

そんなわけで売った理由は、

・郵便物の処理
・アセットアロケーション調整
・個別株卒業

になります。

とくに環境にやさしくない郵便物の量はなんとかしてほしいとは思います。

それに年齢が上がれば時間を活かせる若い人とおなじ投資はできませんので、40代後半から50代以上においてはしっかりリスク管理をして資産を守っていく投資にシフトしていかなければなりません。50歳の20年後は70歳ですし、時間を活かすほど時間はありません。

タイミングによっては、一回のズドンが命取りになります。60歳でズドン喰らって、そこから20年だと80歳ですしね。現金でいいので、投資以外での老後資金はしっかり確保しておいたほうがいいでしょう。老後資金は本当にしゃれになりません。

とくにQ太郎はドットコムバブルやらリーマンショックやら喰らってきましたが、そのころはまだ若いから許されたものの、50代過ぎたらそういうわけにもいきません。どんどん時間が味方にならなくなります。

アセットアロケーションとキャッシュポジションには注意しつつ、年齢に合った投資をしていくのがいいでしょう。

アセットアロケーションと50代以降の資産防衛の話についてはまたべつの動画でやっていきます。