12月FOMC後、株価・債券大幅下落ーVYM/HDV/SPYD/TLT/AGG連日下落【2024/12/19速報】
新NISA一括投資→即毎月定率取り崩し運用中のQ太郎です。
今回は12月FOMCの内容と、株価と債券の下落、円安進行についてです。速報的なものなのでさくっといきます。
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12月FOMC
さて、12月17-18日におこなわれたFOMCですが、0.25%の利下げを決めました。これで3回連続の利下げになりました。
個人的にはこのインフレ状況で利下げに向かっていいのか微妙な気がするのですが、今回利下げをおこなったぶん、来年以降は利下げの回数を減らすということになりそうです。
ちなみに今回の利下げ決定は、12人中11人賛成というもので、とくに大きな混乱もなくおこなわれました。
これによってFF金利の誘導目標レンジは4.25-4.5%となりました。何にしろ、まだまだ4%以上の高金利ですね。
来年の利下げ回数は2回になりそうなので、一回0.25%で考えると、来年の金利レンジは3.75~4%あたりになるので、来年いっぱいもまだまだ高い金利が続きそうです。
来年の高金利状況と、日銀は利上げできないんじゃね?予想を受けて、ドル円はこれまでどおりに円安方向へ突き進んでいっています。現在154.47円で、日銀の会合で利上げしなかったら155円突破しそうですね。日本からの米国投資は、この円安バリアに守られている点がけっこう大きいとは思います。とか言ってたら、原稿を書いている間に155円突破してしまいましたね。円安バリア強いです。
米国10年債利回りは、現在4.52%とけっこうな高さになっており、債券価格も下落していますね。
株価の下落
それで、来年の利下げ回数が2回になりそうなことから、「もともと4回の予定だったやんけ」ということで市場が嫌気を指してからの株価下落が起こりました。
S&P500 -2.95%
NASDAQ -2.69%
となっています。ダウは興味ないのでどうでもいいです。
ETFだと、連日下落続きだった高配当ETFのHDVやSPYDがさらにすごいことになっていますね。
HDVは毎日のように陰線をつけながら、前日比で-2.13 %の下落となりました。現在の配当利回りは3.46
%です。Q太郎的にHDVの配当利回りは4%以上という感じなので、正直まだまだ高いですね。追加で購入するとしても4%以上になってからかなといったところです。出来高自体はそこまでないので、一部の処分したい人が処分したという感じですね。
しかしこういうチャートを見ると、「いったん売って、底値で買って」が信じられなくなるとは思いますね。どこまで下がるねんみたいな感じですね。
それからみんな大好き無限ナンピン太郎ことSPYDですが、出来高を伴っての大幅下落です。前日比で-3.11 %、分配金利回りは4.2%ぐらいです。こちらもQ太郎のイメージでは分配金利回りは5%以上なので、正直まだまだ高いと言ったところですね。そもそも今は債券でも4%ありますし、リスクとってこれ買う必要性があまりないというのもあります。
高配当系では質の高いETFのVYMですが、こちらも出来高を伴っての大きな下げです。ただ分配金利回りは2.7%ほどと、まだ3%には届きませんね。もうちょい落ちてからが本番とは思います。
長期債ETFのTLTはさらに下がってからの前日比で-3.11 %。分配金利回りは3.77%となりました。狙うなら4%狙いたいところですね。板を見ると88ドルあたりから大勢待ち構えていたりします。
債券ETFのAGGは-0.76 %と、さすがに低ボラな感じです。配当利回りは3.38%とまあ悪くない水準ですね。しかしここ数年は債券は厳しい環境ですね。これまでが債券がバブリー過ぎたというのもありますね。
まとめ
そんなわけで、来年も4%前後の高金利が続きそうなアメリカですが、これがトランプ政権でどうなるかといったところです。
このまま日銀も利上げをしないとなると、来年も円安状態は継続されそうな感じになります。
あとアメリカもタイミング的に利下げはちょっと早かったんじゃないかという気もしており、いまのインフレがどこまで続くかといったところですね。
株価の下げ自体はヒステリックな部分もあるので、個別株とか短期投資とかの人以外はあせらずに淡々と投資すればいいとは思います。