
こんなご質問をいただきました。
「お金は便利ですが、万能ではないとはよく言われます。ただ現在、多くの便利なサービスが登場し、お金によってだいたい解決できてしまうのも現実です。人間関係すらも、レンタル恋人やレンタルファミリーのようなものも登場しています。『お金より大切なものがある』ということに対して、Q太郎さんはどうお答えするでしょうか」
とのことです。ありがとうございます。
これは、かなり考えさせられる質問ですね。
「お金より大切なものがある」というのは、よく言われる言葉です。でも、最近のサービスを見ていると、実際には、だいたいのことがお金で解決できてしまうという面も、たしかにあるんですね。
そんなわけで、ようこそ、Q太郎のお金の哲学チャンネルへ。賢く資産形成をしつつ、お金に悩まされないための生存戦略を日々発信しています。
今回は、「お金より大切なものがある」は本当か、というテーマで深掘りしていきます。
・お金で解決できることが増えている
質問者さんがおっしゃるように、最近はいろいろな便利サービスが出てきて、だいたいのことがお金で解決できてしまう面が、確かにあります。
外食の配達サービスもあったり、家事代行サービスもあったり、レンタルオフィスやレンタル倉庫、ペットの散歩代理など、探せば本当にいろいろなサービスがあるんですね。
考えてみると、これは少し前なら、自分でやるしかなかったことばかりです。料理を作るのも、家を掃除するのも、ペットの世話をするのも、本来は自分の時間と労力を使ってやることでした。
Q太郎も学生時代には家で犬を飼っていましたが、毎日の散歩は自分でやっていました。フンの処理とかも全部自分でやるのですね。それが今は、お金を払えば、誰かが代わりにやってくれる。「散歩が面倒ならペット飼うなよ」という気もしますが、まあ、世の中そんな感じになっています。
つまり、お金というのは、もともと「物」と交換するためのものだったはずなのに、今は「自分がやるはずだった行動」そのものと交換できるようになってきているわけです。時間や労力を、丸ごとお金で買い取れる時代になっているんですね。
日々の食事を作るのが面倒な人には、宅配サービスなんかもあります。冷凍された食材が届いて、あとは調理するだけ、みたいな状況になっています。さらに今は、調理すらしなくていい、温めるだけ、開けるだけというサービスもどんどん増えていますよね。
ちなみにQ太郎も、学生時代に親が一時期、宅食サービスを頼んでいたことがあったんですが、あんまりおいしくなかったというか、味付けが自分たち家族の口に合わなかったので、結局やめましたね。
正直、日本の外食料理って、甘すぎるかしょっぱすぎるかみたいなのが多くて、Q太郎的にはあまりおいしいと感じられるものが少ないんですね。なんかやたらと味が濃い。徳島に行ったときに食べた徳島ラーメンも、やたらとしょっぱくて、完食するのがきつかったです。食べやすいのは、刺身くらいですね。素材の味をそのまま活かしているものがいいです。上に何をかけるかは、こっちが選ぶ感じのものですね。そういう意味では、焼き肉もいいですね。
そんなわけで、こういう、いわゆる「めんどくさいこと」を解決するサービスは、もう数えきれないくらい存在しています。掃除、洗濯、片付け、子どもの送迎まで、生活のあらゆる場面に、お金で解決できる選択肢が用意されている。
昔は、「お金で買えないものがある」と言われていたものの多くが、実は、技術やサービスの進化によって、どんどんお金で買える領域に入ってきている。これが、今の時代の現実なんだと思います。
・人間関係まで貸し借りできる時代
これらは実務的なサービスです。「人の心はお金で買えない」とはよく言われますが、一方で、質問者様がおっしゃったような、レンタル恋人やレンタルファミリーといったサービスもあるみたいですね。いわゆる「パパ活」なども、このレンタル恋人のジャンルに入ると思います。
おっさん世代的には「援助交際」という言葉もありましたね。正直、何が違うのかよくわかりません。
レンタル友達みたいなものもあるのかもしれませんが、そのあたりは、Q太郎もよくわかりません。「レンタル何もしない人」というのが一時期流行っていましたが、これもレンタル友達のジャンルなんでしょうかね。よくわかりませんが。
それと以前、飛行機に乗っていたときに、日本を舞台にした、レンタルファミリーをテーマにした映画を観たことがあります。売れない役者が、お金をもらって家族や恋人を演じるというサービスを描いた作品でした。主人公は、父親のいない娘の父親役を演じるんですが、家庭内の問題まで、お金で解決できるような気がしてしまう、現代社会の危うさのようなものが、裏のテーマとして描かれているように感じました。
これらは、心というか、人間関係に対するサービスですね。相手が心の中でどう思っているかはわかりませんが、少なくとも表面上は、人間関係を演じてくれるわけです。
退職代行サービスも、ジャンル的には、この人間関係に対するサービスの分類だと思います。上司に会うのが嫌、とかいった理由で、代わりに手続きをやってもらうというものですね。
Q太郎的には、「どうせ辞めるんだから、上司がどうとか、どうでもよくない?」とも思ってしまいます。
以前、「根拠のない自信」の正体は「トラブル解決能力」だ、という話をしましたが、こういうところで、トラブル解決能力を鍛えるのもいいんじゃないかという気もします。自信になりますしね。
でも、たぶん、退職代行サービスを使う人は、根は優しい人なんだと思います。自分も相手も傷つけたくない、という気持ちが根本にあるんでしょうね。
ただ、それをやってしまうと、トラブル解決能力がいつまで経っても身につかないので、いつまでも自信を持てない状態で生きていかないといけなくなる。長期的には、結構苦しくなる気がします。メンタル的にも苦しい。
トラブル解決能力は、ゲーム感覚で身につければいいと、Q太郎は思います。「退職するゲーム」だと思えばいいんですね。ロールプレイングゲームをクリアする感じで取り組めばいい。どうせ辞めるなら、どうでもよくないですか。せいぜい、能力アップに利用した方がいいように思います。「退職するにはどうしたらいいか」を考えていき、手続きしていくゲームですね。
・お金より大切なものは「トラブル解決能力」
というわけで、「お金より大切なものはなんですか」という点に関して、Q太郎的には「トラブル解決能力」だと思っています。
お金というのは、あくまでトラブルを解決する「手段」の一つです。それしか方法がないわけではないのです。ここ重要です。
お金があれば、専門家に頼める。代行サービスを使える。買い直せる。たしかに、お金は多くのトラブルを、手っ取り早く片付けてくれます。
ただ、お金で解決する場合、トラブルそのものと向き合わずに済んでしまうんですね。問題が、自分の外側で処理される。だから、何度同じようなトラブルに遭っても、自分の中には何も積み重なっていきません。自分の能力をまったく使わなくていいわけです。せいぜいお金を払うことぐらいですけど、それはチンパンジーでもできるという話は以前の動画でしました。実際にそういう動物実験があります。つまりそういうレベルの話なのです。
一方で、トラブル解決能力というのは、自分の内側に積み重なっていくものです。筋トレするように鍛えられ、能力として積み重なっていく。
一度自分で対処したトラブルは、経験として残ります。次に似たようなことが起きたとき、「あ、これは前にもあったやつだ」と思える。落ち着いて、対応の仮説を立てられる。対処するためのフォーマットができてしまうのですね。これが、自信になっていくわけです。
つまり、お金は「外側のリソース」で、トラブル解決能力は「内側のリソース」なんですね。
外側のリソースであるお金は、なくなったり、使い切ったりすることがあります。景気が悪くなる、収入が減る、想定外の出費がかさむ。そういうとき、お金だけに頼っていた人は、急に丸腰になってしまいます。自分自身が全然鍛えられていませんしね。
「お金を使う無能」が、お金が無くなったら、「ただ無能」になってしまうだけですしね。お金が無くなることに、一生おびえ続けないといけないわけです。
ところが、トラブル解決能力という内側のリソースは、お金がなくなっても、なくなりません。むしろ、お金がない状況こそ、トラブル解決能力が一番役に立つ場面でもあります。
これが身についていれば、そもそもお金に頼る必要がなくなりますしね。お金を、自分とは別次元のものとして、切り離せるわけです。
トラブル解決の過程で、どうしてもお金を使わなければ先に進めない、という場合であれば、そのときは仕方なくお金を使う、という感じでしょうか。あくまで、お金は最終手段であり、最初に飛びつく手段ではない、というのがQ太郎のイメージです。
基本的には、ゲームをプレイする感じでやるのがいいんじゃないかと、Q太郎は思いますね。基本無料でプレイして、どうしても課金しないといけないときだけ課金する、みたいな感覚です。Q太郎は基本的に課金したくない人ですし、課金すると死ぬ病気の人なので、なんとか別の方法を考えるか、そのゲームはプレイせずに、新しい基本無料のゲームをプレイする方向に持っていくか、ですね。
Q太郎がお金にあまり頼りたくないのも、このトラブル解決能力が落ちてしまうからです。それは、生きていくうえでの自信も落ちることになるので、長期的にもあまりよろしくありませんし、メンタル的にもよろしくありません。Q太郎的には、これはお金以上に必要な能力なのです。
「根拠が無い自信」という言葉がありますが、やっぱり根拠はあるんですよね。それはこの「トラブル解決能力」を持っているかどうかですね。生きていることに自信のある人って、だいたいトラブル解決能力が高い印象ですね。
それでトラブル解決能力のレベルアップですが、ゲーム感覚でトラブルに立ち向かうと、結構楽しいと思います。『ドラゴンボール』の孫悟空が、強い敵と戦うときに、「おら、ワクワクすっぞ!」みたいに言うのと同じ感じですね。苦しみをゲームに変えて、楽しさに変えてしまうというものです。
・まとめ
そんなわけで、今回の話をまとめます。
最近は便利なサービスが増えて、だいたいのことがお金で解決できる時代になっています。食事や家事はもちろん、人間関係に近い領域まで、お金で代替できるサービスが登場しています。本来は自分の時間や労力でやるはずだったことが、どんどんお金で買い取れるようになっているわけです。
ただ、そういう時代だからこそ、「お金より大切なものはなんですか」と聞かれたら、Q太郎は「トラブル解決能力」だと答えたいと思います。
お金は、トラブルを外側から解決してくれる便利な手段です。でも、お金で解決し続けると、トラブルそのものと向き合う経験が、自分の中に積み重なっていきません。逆に、トラブルを自分で乗り越えた経験は、確実に自分の中に残っていきます。それが、いざというときの自信になっていくんですね。
「根拠のない自信」とは言いますが、だいたい自信のある人って、このトラブル解決能力がやたらと高かったりしますね。根拠はやっぱりあるのです。
お金は外側のリソースなので、なくなることがあります。景気や収入の変化で、簡単に減ったり消えたりします。一方、トラブル解決能力という内側のリソースは、お金がなくなっても消えません。むしろ、お金に頼れない状況こそ、この能力が一番役に立つ場面でもあります。
だからこそ、お金は最終手段として持っておきながら、まずは自分の力で解決していく。そういう姿勢が、長期的には、お金にもメンタルにも良い影響を与えるんじゃないかと、Q太郎は思います。
「お金を使う無能」になってしまうと、お金が無くなったら「ただ無能」になりますしね。
トラブルを、嫌なものとしてただ避けるのではなく、ゲームのクエストのような感覚で受け止めてみる。「おら、ワクワクすっぞ!」でやってみる。
そうすると、苦しいはずの出来事も、少し楽しめるものに変わってきます。これが、結果的に、お金にもメンタルにも振り回されない生き方につながっていくんじゃないかと思います。
皆さんは、「お金より大切なもの」と聞かれたら、何を思いつきますか。そして、最近、お金を使わずに自分の力で解決したトラブルはありましたか。よかったらコメントで教えてください。全部読ませていただいています。
数字を味方に。そして、誰の欲望でもない自分の人生を、自分の手で耕していきましょう。
