Kindle Paperwhiteは本当に「目に優しい」?値段の高さの真相

Kindle Paperwhiteは本当に「目に優しい」?値段の高さの真相
Kindle Paperwhiteの値段を調べて驚いた。2万7980円。買っていいのかどうか、本当に目に優しいのかを深掘りしてきました。この動画では、・電子ペーパー端末がここまで値段が上がった本当の理由・「目に優しい」という殺し文句の資金源...

最近、目の疲れがひどくて、パソコンの画面で電子書籍を読むのが、だいぶつらくなってきました。夜、少し読書をしただけで、目の奥がじんわり重くなる感覚があります。
そこで検討し始めたのが、Kindle Paperwhiteでした。電子ペーパーの端末なら、目に優しいらしい。そう聞いていたので、これなら解決するかもしれないと思ったんですね。
ただ、値段を調べて、まず驚きました。Kindle Paperwhite、2万7980円。
この数字を見て、「あれ、こんなに高くなったんだ」と感じたかた、多いんじゃないでしょうか。Kindle端末というのは、もっと気軽に買えるものだったはずです。数年前までは、1万円台で買える時期もありました。それが今では3万円近く。上位モデルのシグニチャーエディションになると、3万2980円まで上がります。
なぜここまで値段が上がったのか。そして、購入の決め手にしようとしていた「目に優しい」という言葉は、本当に信じていいものなのか。
今日は、Kindle Paperwhiteという、身近な買い物を題材にしながら、値段の裏側にある理由と、世の中で当たり前のように語られている常識を、一度立ち止まって疑ってみる。そんな話をしたいと思います。
そんなわけで、ようこそ、Q太郎のお金の哲学へ。お金に飲み込まれないための生存戦略を独自の視点で解説します。
今回は「Kindle Paperwhiteはなぜ高いのか。本当に目に優しいのか」を深掘りしていきます。

・値段が上がった本当の理由
まず、なぜKindle端末はここまで値段が上がったのか。単純に「Amazonが儲けたいだけだろう」という話で片づけるのは、少し乱暴だとQ太郎は思っています。
理由のひとつは、画面そのものの技術です。Kindle Paperwhiteが使っているのは、電子ペーパーと呼ばれる特殊な画面です。普通のスマホやタブレットが使っている液晶やOLEDとは、まったく違う仕組みで動いています。
液晶やOLEDは、世界中の何十社ものメーカーが競い合いながら、年間何億台という規模で量産しています。競争と量産があるからこそ、値段は下がっていきます。一方で電子ペーパーは、製造できる企業がほぼ一社に限られていて、生産量も液晶とは比べものにならないほど少ないんですね。少なく作れば、当然一台あたりのコストは上がります。
さらに、電子ペーパーには専用の駆動方式が必要です。画面の一部だけを書き換えたり、表示を維持したまま消費電力を抑えたりする、特殊な回路が組み込まれています。これも、液晶用の汎用チップより割高になる理由のひとつです。
つまり、Kindle Paperwhiteが高いのには、それなりの理由があります。ここは、きちんと認めておきたいところです。値段が上がった理由のすべてが、ただの便乗値上げというわけではありません。

・両方使いたいという欲張りな解決策
ただ、ここでもうひとつ、疑問が出てきます。Kindleストアで買った本と、楽天Koboストアで買った本、実はこの二つ、簡単には両方読めません。
Kindle端末はKindleストアの本しか読めず、Kobo端末はKoboストアの本しか読めない。それぞれの会社が、自社のストアに囲い込むように設計しているからです。
この仕組みに対する、ちょっと賢い解決策があります。ブークスという、Android OSを積んだ電子ペーパー端末です。普通のスマホやタブレットと同じようにアプリをインストールできるので、KindleアプリとKoboアプリ、両方を一台に入れることができます。
値段はKindle Paperwhiteより少し高くなりますが、二台買うことを考えれば、トータルでは安く済むこともあります。専用機を二台持つか、一台で済ませるか。ここは、シンプルな損得計算です。
ここまでは、いわば「賢い買い物」の話です。でも、今日Q太郎が本当に話したいのは、ここからです。

・「目に優しい」という言葉の正体
Kindleに限らず、電子ペーパー端末を選ぶ一番の理由として、必ず語られる言葉があります。「目に優しい」。
液晶やスマホの画面と違って、電子ペーパーは目が疲れにくい。そう聞いたことがあるかたは多いと思います。Q太郎も、なんとなくそういうものだと思い込んでいました。実際、「目に優しい」の一言があるだけで、財布のひもが緩んだ経験、Q太郎にもあります。
でも、この「目に優しい」という言葉、実際にどこまで確かめられているのか。調べてみると、思っていたより複雑でした。ここからが、今回Q太郎が一番言いたいところです。
電子ペーパーが目に優しいとされる根拠の中心にあるのは、ハーバード大学の公衆衛生大学院が行ったとされる研究です。輝度が高く、ブルーライトの強い画面ほど、網膜細胞へのストレスが高い、という内容でした。査読を通った、きちんとした学術誌に載っている研究です。
ただし、ここで見落としてはいけない事実があります。この研究、資金を出しているのは、イーインク社。つまり、電子ペーパーを作っている会社自身なんですね。
一方で、独立した検眼医による別の研究では、電子ペーパーと液晶で、目の疲れに差はないという結論が出ています。「電子ペーパーは目に優しい」という話を、都市伝説めいた話だと表現している論文もあるほどです。
同じテーマについて、利害関係のある企業が出した「効果がある」という研究と、第三者が出した「差がない」という研究が、両方存在している。これが、今の実態です。

・信じるべきはどちらか
この構造を、もう少しわかりやすくする補助線があります。ブルーライトカットの眼鏡です。
多くの人が、スマホやパソコンの負担を減らすために、ブルーライトカットの眼鏡をかけています。これも「目に優しい」という言葉とセットで語られてきました。
ところが、メルボルン大学の研究者らを含むチームが、世界6カ国で行われた17件のランダム化比較試験をまとめて検証したところ、ブルーライトカット眼鏡は、普通の眼鏡と比べて、眼精疲労のスコアにも、視力にも、はっきりした差は見られませんでした。これは、コクランという、医学的なエビデンスの中でも特に信頼性が高いとされるデータベースに掲載された結果です。
17件の独立した試験を積み重ねた結論と、一社が資金を出した一件の研究。どちらに、より高い信頼を置くべきか。ここは、比べるまでもないとQ太郎は思います。
そして、この研究が示唆しているのは、もう一つあります。目の疲れの本当の原因は、ブルーライトそのものではなく、長時間の近距離作業や、瞬きの減少、画面の明るさといった、もっと単純な要因だということです。

・現実的な結論
ここまでの話を整理すると、こうなります。
電子ペーパーが、反射型の画面でバックライトの発光が少なく、画面のちらつきもないというのは、物理的な事実です。理屈としては、目への刺激が少ないという主張に、一定の合理性はあります。
でも、それが実際にどれだけ疲れ目や視力への影響を減らすのか、独立した第三者が大規模に検証して確立した事実、というところまでは、まだ届いていません。
だから、もしKindle Paperwhiteのような端末を選ぶなら、理由にすべきは「目に優しいから」ではなく、もっと確実な部分だとQ太郎は思っています。バッテリーが何週間も持つこと。紙のように反射光で読めて、屋外でも見やすいこと。軽くて、長時間持っていても疲れにくいこと。ここは、はっきりと確かな価値です。
ちなみにQ太郎自身、もしKindle Paperwhiteを買うのであれば、決め手は「目に優しいから」ではなく、バッテリーの持ちと軽さになるとは思います。まだ買うかは決まっていません。決まってないんですけど、いろいろ調べた結果をシェアするために動画を作りました。

・まとめ
そんなわけでまとめると、Kindle Paperwhiteが高いのには、電子ペーパーの生産構造という、それなりの理由があります。一方で、「目に優しい」という一番の殺し文句は、企業が資金を出した研究と、独立した研究とで、結論が割れている状態です。
今日話した構造は、電子書籍リーダーに限った話ではありません。「もっともらしい理屈」と「立証された事実」の間には、いつも一定の距離があります。誰かが言っていることを聞いたとき、それが本当に確からしいのか、それとも誰かにとって都合の良い話なのか。一度立ち止まって、「これは誰が言っていることか」「どんな根拠に基づいているか」を確かめてみる。それだけで、無駄な出費や、判断の誤りは、かなり減らせるはずです。
みなさんは、「目に優しい」「体にいい」といった言葉を信じて買ったもの、何かありますか。よかったらコメントで教えてください。全部読ませていただいています。
数字を味方に。そして、誰の欲望でもない自分の人生を、自分の手で耕していきましょう。
ではまた、Q太郎でした。この動画を気に入っていただけましたら、高評価・チャンネル登録をよろしくお願いいたします。

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