FIRE後、毎日の食事は何食べてる?
新NISA一括投資→即毎月定率取り崩し運用中のQ太郎です。
今回はFIRE後に毎日の食事は何を食べているかについてです。
本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。
FIRE後の毎日の食事
さて、こんな質問をいただきました。
「FIREした後、毎日何を食べていますでしょうか?
Q太郎さんは外食をほとんどしないとのことですが、FIREしたことで時間があるので、料理にも時間をかけているのではないかと思います。
毎日の献立をどうやって考えているかなど教えていただければ幸いです。」
とのことです。
外食しないのは、お金の問題以上に、自分の食べるもの、自分の口に入れるものを自分で管理したいというのがあります。自分でできることは自分でやるようにして、できるかぎり便利サービスに依存したくないというのがあります。自分で自分を養う、自分で自分を食わせるということですね。
料理に時間をかけているかどうかですが、料理自体には時間をかけていませんね。
それと世間一般でいうような「ごちそう」や「おいしいもの」的なものもつくっていません。
おいしいものって結構罠なのですね。こういうものを作り出すと、時間がいくらあっても足りませんし、毎日献立を考える必要があります。
というのも、おいしいものとかごちそうって飽きるんですね。飽きるから毎日献立を考えないといけないわけです。これが非常に非合理的だとは思います。
たとえば台湾に行くと知り合いから食事おごってもらえることが結構あります。何か中華圏の人たちは食事に誘いたがりますね。
それでだいたい宴会料理とかになるのですが、おいしいですしありがたいのですが、こういうのが連日続くとかなりきついわけです。
日本の旅館とかもそうで、旅館の夕食とかいろいろ豪華なものが出てきますが、これが毎日続くと飽きてくるわけで、朝食で出てくるごはんとか味噌汁とか卵のほうがおいしくなるわけです。
たまに食べる分にはいいのですが、家でまで「おいしいもの」を作るというのはハレとケの観点からも非合理的なのですね。
冷蔵庫や洗濯機、掃除機など家電を使わずに生活している稲垣えみ子さんの本にも書いていることですが、「おいしい料理というのは飽きる→飽きるからまた別の料理を考えなければならない」が繰り返されるため、料理を面倒だと感じる人が多くなるわけです。
それで稲垣さんはどんな食生活を送っているかと言えば、毎日、ご飯、漬物、味噌汁を繰り返すだけ。これにたまに1品加えたりなどしますが、基本的にはご飯、漬物、味噌汁の繰り返しです。準備時間は10分も必要ありません。
これが非常に合理的で、ごちそうというのはおかずがメインになりますが、ごはん、漬物、味噌汁というスタイルだとご飯がメインになるのですね。
多くの人たちがハンバーグやら焼き肉やらおかずを主役にしてしまいますが、これだと毎日食べると飽きるので、また何を食べようなみたいに考えることで無駄な時間を使わなければなりません。これが現代社会の料理面倒くさいの理由につながってしまいます。
ところがご飯が主役であれば、ご飯自体は飽きませんので、いちいち何食べるとか考える必要がないわけです。ご飯が主役で、漬物、味噌汁が脇役で登場する。これの繰り返しです。あとはノリとか1品つけたりしますが、あくまでご飯を際立たせるためのものであって、おかずのほうが主役になることはありません。
別にハンバーグを食べてもいいですが、それはあくまでご飯、漬物、味噌汁に足される1品でしかないわけで、主役はあくまでご飯なわけです。ちなみに稲垣さんは玄米食ですね。
漬物ですが、ぬか漬けで自分でつくればいいわけです。「ぬか漬け難しい」と思っている人がいるかもしれませんが、くそ簡単につくれます。
無印良品でぬか床が890円とかで売っていますので、これを買ってきて、そのまま袋開けて野菜突っ込んでチャック閉めて放置するだけです。容器も必要ありません。誰でもできますのでぜひやってみてください。逆にできないやついるのかレベルで誰でもできます。袋開ける、野菜突っ込む、袋閉める、以上ですしね。
自分で何かを生産するということは自信にもつながりますし、冷蔵庫無くてもいざとなればこれで保存食作れるという自信にもなります。災害時も安心ですね。
味噌汁も、つくるの面倒だと思っている人は多いですが、干し野菜を活用するとすぐに作れます。
まず切った野菜をざるに並べて朝ベランダで干しておきます。そうなると太陽光で半分ぐらい調理されます。
あとは食べるときに干し野菜を取ってきて、お椀に入れて、お湯注いで、味噌もスプーンひとさじ入れてかきまぜてやれば完成です。鍋で作ろうとするから面倒くさくなるのです。
干し野菜は保存にもつかえますので、冷蔵庫無くても大丈夫な感覚をつけるためにも一度経験しておいたほうがいいでしょう。
それでこういう食事を続けると、ごちそうとかあまり食べたくなくなるのですね。米がうまいからですね。おいしいお米に、漬物に味噌汁にみたいな感じの食事で、しかも10分もかからずに支度ができるので、料理も気軽になります。
そんなわけでご飯・漬物・味噌汁とベースになるものを作っておいて、あとはそのときそのときで1品足していく感じで気軽な食事ができるとは思います。
海外にいる方は、その地域で手に入りやすい食材でベースをつくるといいでしょう。
Q太郎が台湾にいるときは、大同電鍋という水入れてスイッチ押すだけでいろいろ蒸してくれるという、台湾では一家に一台ある伝統家電をつかっているので、これ一つで炊飯から何からなんでもできてしまうのですね。
そのため、適当に野菜とか芋とかマントウとか食材を皿に並べて、中に入れて、コップ1~2杯ぐらいの水を適当に入れて、あとはスイッチ押すだけでプレート料理ができてしまいます。ご飯も炊けますし、これを使った簡単で栄養ちゃんと考えた料理を作ることができます。日本でもちょっと高いですが通販で売っていますね。ボタンが1個しかないというシンプルな潔さがApple製品みたいで、禅マインドな感じがします。
まとめ
そんなわけでまとめると、
・自分で自分を養うことを重視しているので、外食は基本しない。おごってもらったら感謝して食べる。
・おいしいものは飽きる。飽きるから毎日献立を考えなければいけないの悪循環無限ループ。料理が面倒と感じる理由。
・ハレとケをわけるために、家ではご飯をメインにして、漬物・味噌汁など決まったスタイルにしておけば飽きないし、準備も簡単。余裕があればそれに1品足す感じ。
・無印良品とかでぬか床を買ってきて、一度自分で漬物を作ってみることおすすめ。
・干し野菜も作ってみることおすすめ。ベランダで干すだけ。保存食が作れると災害にも強くなるし、生きる自信がつく。
・味噌汁は、お椀に干し野菜と味噌入れて、お湯入れてかき混ぜれば完成。
・ベースを決めておけば、料理の準備に10分もかからないので気楽。
・海外にいる方は、その地域で手に入りやすい食材でベースをつくると良い。
となります。
そんなわけで料理をつくるのが面倒とか、献立を考えるのが面倒という方は、一度食事のベースとなる形を考えて、ご飯をメインにした食事に変えることで、毎日何食べようみたいな面倒は無くなります。
準備も簡単ですし、ガスコンロでご飯を炊く技術も習得しておけば、災害時にも問題なく生活できます。
おかずをメインにすると毎日「なに食べよう」を考える地獄の日々がはじまりますので、ぜひご飯をメインにしたシンプルライフに移行することを考えてみるといいでしょう。