【新NISA】疑似JEPI爆誕!ー疑似XYLDと来年のポートフォリオについても

新NISA疑似JEPI, 疑似QYLD

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QYLD全力太郎ことQ太郎です。

前回、疑似QYLDをNISAでやることについての動画をアップしました。

今回はその動画の中で話していた疑似JEPIについてです。こちらも新NISAでやろうと思います。

本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。

 

疑似JEPIについて

さて、前回の疑似QYLDの動画で予告した疑似JEPIです。

疑似JEPI

疑似QYLDというのは、NASDAQ100投資信託を毎月1%で取り崩すというものです。年間で12%ということですね。

疑似JEPIの場合、JEPIがだいたい年8%超なので、毎月0.7%取り崩すことで年8.4%の取り崩しとなります。

問題はなにを取り崩すかです。

JEPI SP500JEPIとおなじもので、それよりも先に運用されているJEPIXとS&P500投資信託のSPYの分配金込みトータルリターンを比較したものです。チャートを見るとSPYのほうがボラティリティが大きく、「低ボラティリティ」をうたっているJEPIとは一致しません。

そもそもS&P500を高配当で取り崩したら、「それはJEPIというよりもXYLDではないか」という突っ込みが入るとは思います。

そこでいろいろ探してみたところ、身近にちょうどいいのがありました。

VYM

そう、みんな大好き高配当ETFのVYMです。VYMとの分配金込みトータルリターンを比較すると、チャートがけっこう似通った感じになります。

そのため、今回はVYMの投資信託をつかい、これを毎月0.7%で取り崩します。

使うVYMの投資信託は、楽天証券なので楽天VYMを使います。管理費用は0.192%とS&P500のものに比べると高いですが、まあまあ頑張っているほうとは思います。

SBI証券ならならSBI・VのVYMを利用するとよいでしょう。ただ定率の自動売却機能は楽天証券にしかないので、楽天証券のほうが面倒がないとは思います。

疑似XYLDについて

さて、今回、疑似QYLD、疑似JEPIとやってきたので、疑似XYLDもやろうと思います。

方法としては、XYLDの最大取り崩しが毎月1%なので、S&P500投資信託を1%で取り崩すことにします。年で12%と、疑似QYLDとおなじですね。

 

まとめ

そんなわけで来年の新NISAの計画ですが、

ニッセイNASDAQ100で疑似QYLD(毎月1%)

eMAXIS SIlim S&P500で疑似XYLD(毎月1%)

eMAXIS SIlimオルカンで0.3%ルール(毎月0.3%)

楽天VYMで疑似JEPI(毎月0.7%)

の4つにそれぞれ60万円ずつ、合わせて240万円分を一括投資します。楽天証券では現在新NISAの成長投資枠での買い付けができますので、すでに注文を出しておきました。

あとは口座に投資信託が入ったと同時に自動売却機能で定率取り崩しをおこないます。その結果については毎月報告していきます。

1日取り崩し設定したいのですが、それだと1月の取り崩しは間に合わないので、2月からの報告になるとは思います。それか1月半ばぐらいに設定して強引に一回取り崩してから、2月以降は1日にするとかになりますね。

皮算用すると、毎月入ってくる分配金は

疑似QYLD 6000円
疑似XYLD 6000円
疑似JEPI 4200円
オルカン 0.3% 1800円

合わせて1万8000円になります。

年間だとこれの12倍ですから21万6000円になりますね。

5年後に1200万円すべて埋めた場合、毎月9万円、年間で108万円となかなかインパクトがありますね。

そんなわけで来年からやっていきたいと思います。

それとこの方法は取り崩しがおこなわれるので、財産を最大化させたい人には向きません。ふつうに売却せずに積み立てたほうがいいでしょう。

本人にとっての合理性

投資には経済的合理性と、本人にとっての合理性があります。

経済的合理性だけで話をすれば、分配金を出さずに内部で再投資させるほうがNISA枠を無駄にせずにすみます。

しかし投資というのは、自分自身にとっての心地よさ、すなわち本人にとっての合理性もあります。

重要なのは、その投資をすることによって「夜ぐっすり眠れるかどうか」ですね。

インカムを増やしたい人はひたすらため込むインデックスより、高配当投資のほうがいいのです。

「もうかるから」で投資したものは、だいたい長続きしません。

自分の納得しない投資をしたばあい、不安をかかえたままになりますし、何かあったときに売ってしまう可能性が高くなります。

そのため、「自分の好きな会社の株を買え」というのはある意味正しいです。

たとえば知人で十年以上も毎月Appleの株を買っている人がいます。その人はスティーブ・ジョブズのファンで、応援する意味で買っています。下がるとか上がるとか関係ないのですね。

一方、Q太郎はスティーブ・ジョブズもイーロン・マスクも好きではないので、Apple株もテスラ株も買いません。もうかるといわれても、本人が納得していないので、長期ホールドできないのです。

新NISAでVYMを買う人に対して、「VYMを買うのは馬鹿だ。VYMの投資信託を買ったほうが分配金を再投資してくれるからNISA枠が無駄にならない」という人がいます。

でもこれまでVYMに長く投資して愛着のある人にとっては、新NISAでVYMを買って分配金をもらったほうが心が落ち着くし、長く投資できるでしょう。そういう人にVYMの投資信託を買わせても長続きしないとは思います。

もう一つよくあるのが「S&P500とオルカンを両方持っても、アメリカ比率が高くなって意味がない」みたいな意見です。

経済的合理性からするとその通りかもしれませんが、S&P500かオルカンか迷っている人にとってはどっちも買ってしまったほうが夜安心して眠れるのです。片方だけ買うと買わなかったほうに対して後悔が働くからです。

そしてなにかあったときに「あっち買っておけばよかった」と後悔し、下手したら手放したりするかもしれません。長期投資が続けづらいのです。

重要なのは「ホールドできるかどうか」「長期投資できるかどうか」です。

株だけではなく、金や債券・リートももったほうがいい」という人もいます。Q太郎は金・債券・リートの投資もやったことがありますが、どうもしっくりこないので、あまり投資していません。とくにリートは投資をはじめた初期のころに重点的にやっていましたが、いまはやめました。ボラがでかくて自分に合わなかったからです。

新興国投資やインド投資も、これから儲かるかもしれませんが、昔やって自分に合わなと思ったのでこれからもやらないでしょう。

基本的には自分の目的をはっきりさせるといいですね。資産最大化なのか、インカム最大化なのか、どんな手法が自分にとって安心なのか、このあたりをはっきりさせないと、他人の意見でグラグラ揺れてしまうことになると思います。

そんなわけで、Q太郎としては、新NISAは資産最大化ではなくインカムを増やす道具として使おうと思っています。取り崩しても税金払わなくていいのがうれしいですね。

取り崩しについては、Q太郎は疑似QYLDで2年近くやって、自分に合っていることを確認しています。

そんなわけで、いろいろな投資を試して、経済的合理性より自分にとっての合理性で手法を決めるのがいいとは思います。

投資は本当に人それぞれなので、自分にとっての最適な投資手法を見つけるのがいいでしょう。-