金(ゴールド)投資信託はどれがいい?取り崩し投資での運用についても

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新NISA一括投資→即毎月定率取り崩し運用中のQ太郎です。

来年から取り崩し投資に使う金(ゴールド)投資信託で、どのように投資信託を選んだのか、取り崩し率はどうなのかについてです。

本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。

取り崩し投資に使う金(ゴールド)投資信託

さて、12月の取り崩し投資の報告動画でも述べていたように、取り崩しで使っているeMAXIS Slimの先進国債券インデックス投資信託の300万円分を100万円に減らし、200万円を別の面白そうなものに投資してデータを見ようとの話でした。

それで金(ゴールド)投資信託はどうかという提案があったので、さっそく特定口座で100万円分一括購入して、来年から取り崩し投資の仲間入りをさせる予定です。

金はそれ自体は価値を生み出しませんが、近年では世界の緊張の高まりからなのか結構値段が上がっていっています。

GLDM

金のETFとしてよく使われている、みんな大好きGLDMですが、年初から30%以上と、S&P500以上の上昇を見せています。S&P500はドル換算だと+28%ぐらいですね。

ただGLDMだと1円単位の取り崩しはできないので、取り崩し投資をする場合は必然的に投資信託を利用する必要があります。

問題はどのゴールド投資信託を買ったらいいのかですが、選定基準としては経費率の安さと純資産総額の多さなので、楽天証券では候補としてあげられるのは以下の4つになります。為替ヘッジありだと無駄な経費がかかるだけなので、為替ヘッジ無しです。

          経費率   純資産   
Smart-i ゴールドファンド 0.375% 40.49億円
ゴールド・ファンド 0.407% 502.94億円
iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド  0.5085% 284.63億円
三菱UFJ 純金ファンド 0.99% 2794.1億円

この中で一番人気があって、純資産総額もとびぬけて高いのは三菱UFJ 純金ファンドですね。さすが三菱UFJだけあって純資産総額が3000億円近くあり、他のファンドとは桁が一つ違ってとびぬけています。安心感という意味ではこのファンドも悪くはないのですが、問題は経費率の高さです。1%ありますね。

金の平均利回りは、ここ100年で年間3~4%と言われていますので、そこから毎年1%削られると結構痛いものがあります。

ただこれがどうして高いのかと言えば、国内の現物の金を裏付け資産にしているファンドへ投資しているからです。そのぶん、手数料がかかってしまうのですね。安心感があるといえばあるのですが、1%の経費率を受け入れられるかどうかが問題になってくるとは思います。

逆に経費率最安値の「Smart-i ゴールドファンド」ですが、0.375%と金関係の投資信託にしてはかなりがんばっておさえています。ただ純資産総額も40.49億円と100億円にとどかず、将来的な不安感があります。

Smart-i ゴールドファンドの内容ですが、運営はりそなアセットマネジメントがおこなっています。それでやっていることですが、たんに金のETFを買っているだけですね。金ETFであるGLDMの経費率が驚きの0.10%なので、直接これ買ったらよくないみたいな話にもなってきたりもします。

基本的に取り崩しをしないんだったらGLDMを買ったほうがいいとは思いますね。楽天証券だと買い付け手数料が無料ですしね。

つぎに経費率と純資産総額のバランスが取れているゴールド・ファンドと、iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンドを見ていきましょう。

まずみんな大好きブラックロック社のiシェアーズシリーズの ゴールドインデックス・ファンドですが、ロンドンの金価格に連動する形で有価証券を運用するという方法をとっています。経費率は0.5085%と、まあS&P500と比べると高いことは高いですが、許容範囲といったところでしょう。純資産総額は284.63億円と、100億を超えているのでこれもまあOKといったところです。とりあえず候補にはなりますね。

次にゴールド・ファンドですが、運営は日興アセットマネジメントです。国内の資産運用会社ランキングの第3位ですね。経費率は0.407%とiシェアーズより安いです。純資産総額も502.94億円とiシェアーズも多く、安心感のある金額になっています。こちらも金ETF買い付けの形ですね。

となると、経費率と純資産総額のバランスを考えると、日興アセットマネジメントのゴールド・ファンドが一番バランスがいいかなということになります。それで今回はこれを100万円分買いました。

取り崩し率

次に取り崩し率ですが、そもそも株式と違って利益を生み出さない金を取り崩す意味があるのかという根本的な問題もありますが、どちらにしろいつかは現金化しないと利益にならないので、取り崩しをおこなうことにします。

先ほども述べたように、金の平均年間利回りはせいぜい3~4%なので、疑似QYLDみたいに1%取り崩すぜみたいなことはできませんので、毎月0.2%~0.3%ぐらいが現実的な線とは思います。年間にすれば2.4%~3.6%の取り崩しで4%に収まる形ですね。

今回は0.3%ルールとしておいたほうがわかりやすいので、0.3%で取り崩していこうと思います。

 

まとめ

そんなわけでまとめると、

・取り崩し投資をするためには、金の投資信託を利用する必要がある。

・今回選んだのは、経費率(0.407%)と純資産総額(502.94億円)のバランスがよい日興アセットマネジメントのゴールドファンド(為替ヘッジ無し)。

・金の平均年間利回りが3~4%なので、0.3%ルールを適応して取り崩し実験をおこなう。

・取り崩しをしないなら、普通にGLDMを買っておいたらいい。経費率0.1%で、楽天証券だと取引手数料無料。

となります。

金で取り崩しをしたことがないので、さてどうなるかといったところで、実験としては面白いとは思います。

そんなわけで来年から観察していく予定です。気づいた点なども順次報告していきます。