【新NISA+特定】取り崩し投資で毎月20万円マネーマシン計画 8月報告|2024年
新NISA一括投資→即毎月定率取り崩し運用中のQ太郎です。
ズドンがありましたので個人的にも結構楽しみな、新NISAと特定口座を使った、取り崩し投資による毎月20万円マネーマシン計画の8月報告です。
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毎月20万円マネーマシン計画8月報告
さて、取り崩し投資を使った毎月20万円マネーマシン計画の8月報告です。
取り崩し投資とは、一括投資からの毎月取り崩しで疑似的に分配金を受け取るという投資方法です。詳しくはこちらを参照してください。
新NISA
大きなズドンがあったあとにどうなったのか、新NISA口座にある4本の投資信託から見ていきましょう。すべて年初一括投資からの取り崩しをおこなっています。
1:ニッセイNASDAQ100(毎月1%)
分配金:6,000円→6,573円
(前月7,530円)
元本部分:60万円→62万6,496円
(前月75万7,121円)
トータルリターン:+7万9,837 円
(前月+20万3,889 円)
疑似QYLDのニセナスの1%取り崩しですが、分配金は6,573円と、元本から考えるとまだまだプラスですが、前月からは-12%ほどの大きな減配となっていますね。ちなみに今回の全体の売却タイミングは日経平均が一番底になった8月2日~5日にかけてなので、最悪のタイミングでの売却となっています。ある意味、最悪のタイミングでもこれぐらいで済んでいるという感じですね。
ただリーマンショックなどの経験からすれば、いったん上がったあとに2番底が来る可能性が結構高いので、結果的には最悪のタイミングでもなかったという可能性もあります。何にしろ底かどうかは今の時点ではわかりませんので、すべては1~2年後に「あのときが底だった」とかわかることです。あくまで結果論ですね。
元本部分もまだ元本割れはしていないとはいえ、前月から10万円以上下がっての62万6,496円ですね。
トータルリターンは+79,837 円と、前月の約20万円からは半額以下になっています。これらの金額は、今年3月あたりまで状況が巻き戻されたともいえます。NASDAQはけっこう大きくズドンしたことがわかりますね。
ずっと右肩上がりだったので、長年投資していた感覚としては正直気持ち悪かったのですが、まあ妥当な数字が出てきたとは思います。
2:eMAXIS Slim S&P500(毎月1%)
分配金:6,000円→6,724円
(前月7,379円)
元本部分:60万円→64万2,155円
(前月73万6,455円)
トータルリターン:+9万5,802 円
(前月+18万3,378円)
疑似XYLDのS&P500の1%取り崩しですが、こちらも分配金は6,724円と前月より落ちたものの、疑似QYLDよりは多くなっています。元本部分も64万2,155円と、疑似QYLDより多いですね。実際のQYLDとXYLDも、下落局面ではXYLDのほうが強くなるという特徴が出ていましたが、疑似のほうでも下落局面は疑似XYLDの方が強くなっていますね。
トータルリターンは+9万5,802円と前月の半額になっております。こちらも3月あたりまで巻き戻しがかかっていますね。
3:eMAXIS Slimオルカン(毎月0.3%)
分配金:1,800円→2,063円
(前月2,235円)
元本部分:60万円→66万2,664円
(前月75万5,238円)
トータルリターン:+7万8,925円
(前月+16万9,436 円)
オルカン0.3%ルールですが、分配金は2,063円と大幅ダウン。元本部分は66万2,664円、トータルリターンは+7万8,925円と前月の半分になっています。
4:楽天VYM(毎月0.7%)
分配金:4,200円→4,652円
(前月4,893円)
元本部分:60万円→63万9,191円
(前月69万5,274円)
トータルリターン:+76,121 円
(前月+12万7,552 円)
最後にVYMを0.7%で取り崩す疑似JEPIですが、分配金は4,652円、元本部分は63万9,191円、トータルリターンは+76,121 円と、他の3つと比べればそこまで大きな落ち込みにはなっていませんね。このあたり、ディフェンシブ銘柄の強さが出てきているとは思います。
そんなわけで4つの投資信託の合計取り崩し金額は
取り崩し金額合計
1万8,000円→20,012円
(前月2万2,037円)
トータルリターン合計
+33万685円(+13.7%)
(前月+68万4,255円)
となり、トータルリターンは前月からがっつり半分ぐらい減っています。けっこう大きなズドンだったのがわかるとは思います。というか、やはりこれまでが気持ち悪いぐらい右肩上がりすぎましたね。
特定口座(楽天証券)
次に楽天証券の特定口座の定率取り崩しです。
まずは疑似QYLD実験と0.3%実験、元本保証レバナス実験でつかっていた投資信託です。
1:eMAXIS NASDAQ100インデックス(毎月1%)
分配金:10,000円→13,809円
(前月15,821円)
元本部分:100万円→131万6,233円
(前月159万776円)
トータルリターン:+66万5,803円
(前月+92万6,537 円)
長年やっている疑似QYLD実験のナスダック投資信託ですが、分配金は13,809円、元本部分は131万6,233円となっています。トータルリターンは+66万5,803円と前月より落ち込みましたが、長年利益確定で現金化されているので、最近始めたばかりのニセナスとは違って半額にはなっていませんね。長期投資の強さを感じます。
2:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)(毎月0.3%)
分配金:3,000円→4,395円
(前月4,791円)
元本部分:100万円→140万9,356円
(前月160万4,969円)
トータルリターン:+48万3,529円
(前月+67万4,747円)
こちらも年単位で続いている0.3%ルールのS&P500ですが、分配金は4,395円、元本部分は140万9,356円、トータルリターンは+48万3,529円と、やはり時間の強さが利いています。長期保有は本当に強いです。
3:楽天レバナス(毎月2%)
分配金:2,000円→2,426円
(前月2,765円)
元本部分:10万円→11万2,445円
(前月14万322円)
トータルリターン:+31,873円
(前月+37,324円)
元本保証レバナスの毎月2%取り崩しですが、分配金は2,426円と期待したほど減っていません。これは取り崩しタイミングの問題とは思います。ただ元本部分は11万2,445円で10万円を割り込みそうな感じはありますが、トータルリターンは+31,873円と思ったより減っていない感じです。毎月2%で現金化してきたので、それが利いてきた感じですね。
ここからは、今回の企画用に用意した7本の投資信託です。さらっといきます。
4:ニッセイNASDAQ100(毎月1%)
分配金:10,000円→11,275円
(前月12,914円)
元本部分:100万円→107万4,555円
(前月129万8,602円)
トータルリターン:+15万5,232円
(前月+36万8,004円)
ニセナスの1%取り崩しですが、分配金は11,275円、トータルリターンは+15万5,232円と前月からがっつり半分以下に減っています。
5:楽天VYM(毎月0.3%)
分配金:3,000円→3,493円
(前月3,661円)
元本部分:100万円→112万4,947円
(前月121万8,740円)
トータルリターン:+14万7,523 円
(前月+23万7,823円)
楽天VYMの0.3%取り崩しであるガチVYMですが、分配金は3,493円とそこまで減っていません。これはタイミングの問題もあるでしょう。トータルリターンは+14万7,523 円と、Nasdaqに比べればまろやかな下落ですね。
6:楽天VTI(毎月1%)
分配金:10,000円→11,386円
(前月12,427円)
元本部分:100万円→108万6,158円
(前月123万8,573円)
トータルリターン:+16万7,888 円
(前月+30万8,917円)
楽天VTIの1%取り崩しは分配金が11,386円、トータルリターンは+16万7,888 円と半額になっています。S&P500に比べるとちょっとだけボラが大きいですね。
7:楽天S&P500(毎月0.7%)
分配金:7,000円→8,240円
(前月9,015円)
元本部分:100万円→112万7,504円
(前月128万9,058円)
トータルリターン:+15万9,965 円
(前月+31万3,279円)
S&P500で毎月0.7%取り崩す疑似JEPIもどきですが、分配金は8,240円、トータルリターンは+15万9,965 円と前月の半額にはなっています。
8:eMAXIS Slimオルカン(毎月0.3%)
分配金:3,000円→3,554円
(前月3,850円)
元本部分:100万円→115万2,905円
(前月130万79円)
トータルリターン:+17万3,417 円
(前月+32万9,037円)
オルカンの0.3%ルールですが、分配金は3,554円、こちらもトータルリターンは前月から半額近くの+17万3,417 円となっております。
9:楽天オルカン(毎月0.4%)
分配金:4,000円→4,593円
(前月5,014円)
元本部分:100万円→110万7,136円
(前月126万1,588円)
トータルリターン:+12万8,526 円
(前月+27万8,385円)
楽天オルカンの毎月0.4%ルールですが、分配金は4,593円、トータルリターンは+12万8,526 円と半額以下まで減っていますね。楽天オルカンのほうがeMAXIS Slimオルカンより弱い感じはあります。
10:eMAXIS Slim 先進国債券インデックス(毎月0.3%)
分配金:9,000円→9,202円
(前月9,690円)
元本部分:300万円→303万6,248円
(前月323万6,879円)
トータルリターン:+10万1,542 円
(前月+29万2,971円)
先進国債券の0.3%取り崩しですが、分配金は9,202円、トータルリターンは+10万1,542 円と、3分の1ぐらいまでがっつり減ってしまっています。債券自体はボラティリティが低いので、為替変動がもろに効いてきている感じですね。
そんなわけで、
特定口座取り崩し金額合計
7万2,373円
(前月7万9,948円)
税合計:4,008円
トータルリターン合計
+221万5,298円(+19.9%)
(前月+376万7,024円)
となり、取り崩し金額自体はそこまで下がっていないものの、トータルリターンは前月から大きく下がりました。3月あたりのトータルリターンまで巻き戻しがかかっています。全体的にはまだプラスですが、ズドンが利いてますね。
特定口座(SBI証券)
次にSBI証券の特定口座での取り崩しです。こちらは定額取り崩しなので、毎月の取り崩し金額は変わりません。さくっと見ていきます。
・eMAXIS Slim S&P500
(定額0.3%(毎月3000円))
元本部分:100万円→150万957円
(前月170万7,441円)
トータルリターン:+52万1,957円
(前月+72万5441円)
4%ルールで使っていたeMAXIS Slim S&P500は、元本部分が150万957円と下がりました。トータルリターンは+52万1,957円と減っていますね。これもだいたい3月あたりの水準とおなじです。
・ニッセイNASDAQ100
(定額1%(毎月1万円))
元本部分:100万円→106万6,780円
(前月128万7,832円)
トータルリターン:+13万6,780円
(前月+34万7,832円)
ニセナス定額1万円取り崩しのほうは大幅ダウンで、元本部分は106万6,780円、トータルリターンは+13万6,780円となっています。ボラが大きいとこうなりますね。
・eMAXIS Slim オルカン
(定額0.3%(毎月3000円))
元本部分:100万円→113万8,986円
(前月129万7,502円)
トータルリターン:+15万9,986円
(前月+31万5,502円)
オルカン定額0.3%ルールのほうも、元本部分が113万8,986円、トータルリターンは+15万9,986円と前月の半分になっています。
・SBI日本高配当ファンド
(定額0.3%(毎月3000円))
元本部分:100万円→100万3,911円
(前月115万6,728円)
トータルリターン:+2万4,911円
(前月+17万4,728円)
日本高配当ファンドは、元本部分はぎりぎり100万円以上をキープしたものの、トータルリターンは+2万4,911円と大きく落ち込みました。下げトレンドに入ったらマイナス行きそうな感じですね。
・eMAXIS Slim 先進国債券
(定額0.3%(毎月3000円))
元本部分:100万円→101万8,732円
(前月108万5,955円)
トータルリターン:+3万9,732円
(前月+10万3,955円)
先進国債券インデックスのほうは円安分がはがれての、元本部分は101万8,732円、トータルリターンは+3万9,732円となりました。
そんなわけで、
取り崩し金額合計
2万2,000円
(税合計:628円)
トータルリターン合計
+88万3,366円(+17.7%)
(前月+166万7,458円)
となりました。トータルリターンは前月の半分ぐらいになっていますね。
まとめ
そんなわけでまとめると、
新NISA:20,012円
楽天特定:72,373円
SBI特定:22,000円
合計:11万4,385円
(前月12万3,985円)
税合計:4,636円
となり、分配金自体は落ち込んだとはいえ、そこまで大きな落ち込みではないですね。取り崩しタイミングは一番最悪の8月2日~8月5日だったのですけどね。
トータルリターン合計
+342万9,349円(+18.5%)
(前月+611万8,737円)
総額
1,850万円→2,192万9,349円
(前月 2,461万8,737円)
となり、トータルリターンは半額ぐらいになっています。前月が異常に上がりすぎていたというのもありますね。
とはいえ、元本に対しては+18%~+33%の間で動いただけなので、分配金自体はそこまで大きな下落はなかったというのもあります。下落時に分配金が強いと言われるのもこういうところからでしょう。
来月からどういうトレンドで動くのか、上がったり下がったりしながらこのままじわじわと下がり続けるのか、2番底は来るのか、注目していきたいと思います。