お金を使ったら負け?資産形成で壊れる『使う筋肉』と、人生の価値交換スキル

okane heru kowai

Q太郎のお金の哲学です。

今回は、お金を使う力についてです。

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お金を使ったら負け?

「お金を使うときの罪悪感」についてのYouTubeアンケートにご協力いただき、ありがとうございます。それで、ちょっと面白い結果が出ました。

質問内容は、
「お金を使うとき、正直なところ、どんな気持ちになりますか?」
というものですね。

これ、けっこうシンプルな質問です。それで結果を見ると、なかなか興味深かったんですね。

「全く罪悪感はない。使うための資金と割り切っている」が27%、「少し罪悪感がある。贅沢品を買うと、少しソワソワする」が44%、「かなり罪悪感がある。資産が減ることに強い心理的苦痛を感じる」が14%。

そして、「むしろ増えないことが苦痛。使うことより、機会損失が気になる」という人が、14%。

これ、かなり面白い結果だと思います(笑)

全く罪悪感がない人は、だいたい4人に1人です。

逆に言うと、多くの人は、お金を使うときに、何らかの引っかかりを感じているわけです。

少し罪悪感があったり、かなり罪悪感があったり、あるいは使うことよりも、投資に回さないと機会損失した気になったりですね。

この三つを合わせると、7割以上になります。お金を使うことに対して、完全にスッキリしている人が三割弱、つまり少数派なんですね。一方で、お金を使うことに何らかの引っかかりを感じている人が7割以上いるわけです。 

Q太郎は「お金は商品券」とよく言っていますが、Q太郎自身がお金を使う時に何も感じないかと言えば、嘘になります。このアンケートに答えるなら、Q太郎は「少し罪悪感がある」ですね。

「これよさそうだな」と思って、その場で衝動買いすることはまずなくて、「これは正しい買い物なのだろうか」とめっちゃ考えたり調べたりしますね。すんごい考えます。

ゲームとか買う時も、Steamのレビューとかめっちゃ調べてからですね。それで大体買わない(笑)今はエピックゲームストアで、毎週無料でゲームもらえますしね。もらったゲームが何本あるかさっき見てみたら、728本とかいう訳のわからない数字になっていました(笑)遊びきれませんね。

それで今、台北にいますが、以前に台北の夜市を見に行ったときも、言葉通り「見に行った」だけでしたね。見に行って、食べ物とか何も買わない。ガチで見るだけみたいな。あと台湾の夜市って、いくつか見ていくと、だいたいおんなじものばっかり売ってるんですね。どこの夜市もおんなじ。これについては、また別の動画で話したいと思います。

そんな感じで、お金が勿体ないとかじゃなくて、どちらかと言えば、自分に合わないものにお金を払いたくないという感じでしょうか。適切にお金を使いたい。だから買う時はめっちゃ考えます(笑)サブスクとかもしたくない(笑)

そんなわけで、ようこそ、Q太郎のお金の哲学チャンネルへ。賢く資産形成をしつつ、お金に悩まされないための生存戦略を日々発信しています。今回は、アンケート結果をもとに、お金を使うのが怖くなる理由、そして「使う力」について、独自の視点で深掘りしていきます。

お金を増やすゲームの副作用

資産形成をしていると、最初はかなり健全なんですね。

無駄遣いを減らしたり、毎月少しずつ投資したり、新NISAを使ったり、インデックス投資をしたり、支出を見直したり、家計を管理したりとか。

どれも大切なことですが、ただ、ここでちょっと面白いというか、やっかいなことが起こるんですね。

資産形成を長く続けていると、だんだんお金を使うことが「負け」に見えてくるわけです。「働いたら負け」ならぬ、「お金を払ったら負け」です。Q太郎、結構こういうところあります(笑)

それで、たとえば、証券口座の数字が毎月増えていく。
資産額が1000万円になる。さらに2,000万円、3,000万円、5,000万円になっていく。こうなると、数字が増えること自体が、かなり気持ちよくなってきます。

ゲームをやっていて、レベルが上がる感覚ですね。RPGで経験値が増えて、レベルアップして、パラメーターが上がっていく感じです。5,000万円を超えたら、アッパーマス層から準富裕層にジョブチェンジですね。1億円超えたら富裕層の仲間入りです。

最初は、生活を守るために始めた資産形成だったはずなのに、だんだん資産額を増やすこと自体が目的になってくるわけです。

そして、ここで重大な問題が起こります。ご存じないかたもいるかもしれませんが、実は、お金を使うと、お金が減るんです。それがこの世の絶対的な法則です。1+1=2ぐらいの絶対的な真理。お金を使うと、お金が減る。

ホリエモンさんが「有り金は全部使え」みたいなことを言っていますが、使ったら普通に減ります。当たり前です。有り金全部使ってお金持ちになれるなら、世の中お金持ちだらけです。残念ながら、現実はなかなかそうなりません。

10万円使えば、10万円減ります。旅行に行けば、旅行代が減ります。良い椅子を買えば、その分だけ資産が減ります。家電を買い替えれば、口座残高が減ります。

ただここで注意したいのは、お金はあくまで交換のための「道具」なので、なにかしらの「価値」と交換しているわけです。単に数字が減っただけではありません。

旅行でお金を使ったけど、引き換えに楽しい時間を過ごした。家族と外食したけど、引き換えに美味しいものを食べて満足した。

ちゃんと価値を受け取っているわけです。

まあ、なんだかよくわからない投資セミナーに参加して、お金をぼったくられただけとかはどうなのかなという気がしないこともないですが、まあ、それも「勉強代」との引き換えだと思えばいいんじゃないかと思います。まあ、何度も「勉強」しないように気をつけたほうが良いとは思いますけどね。

そんなわけで話を戻しまして、お金は何かと交換する道具なので、お金が減った分、「何か」を受け取っているわけです。単に減っただけじゃない。

でも、資産形成脳になりすぎると、そこが見えにくくなるんですね。

受け取った価値よりも、減った数字の方が気になる。それどころか、受け取った価値のことを考えない。家族旅行に行ったら、単にお金が減ったとしか考えなくなる。

これはかなりやっかいです。

もはや人生を良くするためにお金を「交換道具」として使っているのではなく、資産残高を守るために人生を削っている状態になってしまう。

証券口座の数字を守るために、自分の人生がどんどん小さくなっていくわけです。無理に使えという話ではありませんが、本当は使いたいのに減らしたくないから我慢するというのも、本来お金を払う事で受け取れる価値をスルーしてしまうことになるので、それはそれでどうかなという気はしますね。

使うことが損失に見える

ここちょっと考えてみてほしいんですけど、お金を使う罪悪感って、単なるケチとは少し違うと思うんですね。

もちろん、ただお金を使いたくないという人もいます。Q太郎も、どちらかと言えばその派閥です。

でも、資産形成をしている人の場合、もう少し複雑です。

お金を使うと、そのお金が投資に回らなかったと考えてしまうわけです。

たとえば、10万円の旅行に行くとします。普通なら、「楽しかった。良い思い出になった。いい旅行だった」で終わりです。10万円で交換した価値を、しっかり受け取っているのですね。

ところが、投資脳が強くなりすぎると、ここで別の計算が始まります。

この10万円をS&P500に入れていたら、将来いくらになっていたのかとか、年率5%で20年運用したらどうなったのか。この旅行は、未来の資産を削ってまで行く価値があったのか。

こういう計算を始めてしまうんですね。

いや、旅行先で温泉という価値を受け取っているのに、頭の中では複利計算をしているわけです。受け取った価値をしっかり楽しめていないのですね。

もちろん、機会損失を考えることは大事です。お金を使えば、そのお金は投資できません。
当たり前のことです。

ただ、これをやりすぎると、人生のすべてが機会損失になります。

外食したら機会損失、旅行したら機会損失、本を買ったら機会損失、親にプレゼントしたら機会損失、友人と会うための交通費も機会損失。

しまいには、生きているだけで機会損失みたいになってきます。毎日食事するのはコスパが悪いとかですね。これ、かなり危ないです。

お金を増やすために、人生を使っているのか。
人生を良くするために、お金を増やして価値を交換しているのか。

ここがひっくり返ってしまうんですね。

お金を使えない人は意外と多い

Q太郎の視聴者さんは、かなり堅実なかたが多いと思います。節約や投資、新NISAの利用、無駄遣いをしない、老後に備えている。これらは基本的には良いことです。

ただ、今回のアンケートを見ると、堅実な人ほど、お金を使うことに引っかかりを感じやすいのではないかと思いました。

特に「少し罪悪感がある」が44%というのは、かなりリアルです。Q太郎自身もこのカテゴリーですが、この「少し」というのが結構モヤモヤするのですね。

買ったあとに、少し後悔する。本当に必要だったのかと考える。もっと安くできたのではないかと思う。投資に回した方が良かったのではないかと思う。

この小さな罪悪感が、ボディーブローのようにじわじわ生活に効いてきます。

高いものを買えない。
旅行に行けない。
人にプレゼントできない。
趣味にお金を使えない。
健康のためにお金を使うことすらためらう。

すると、資産は増えているのに、生活はあまり豊かにならない。

口座の数字は増えている。
でも、日常はずっと我慢している。

これはけっこうあります。Q太郎もそんな感じのところがあります。

しかも本人は、それを「賢い節約」だと思っていることがあります。もちろん、本当に無駄を減らしているならいいんです。

でも、必要な支出まで削っているなら、それは賢いというより、ただの恐怖かもしれません。家族や大切な人へのプレゼント代まで削って投資するとかは、なんかそれは違うんじゃないかなと。

お金という商品券で、交換すべき「価値」とちゃんと交換していないのではないかと。そう思うんですね。

・使う力もスキルである

Q太郎は、お金を増やす力と、お金を使う力は、別のスキルだと思っています。

お金を増やす力は、資産形成で鍛えられます。これは皆さんも日々鍛えていらっしゃるので、いまさら言う必要はないとは思います。これはこれで、かなり大事な能力です。

でも、お金を使う力は、別に鍛えないと育ちません。お金という商品券を、どんな価値と交換するのか。これが重要になるのですね。

「自分の生活を良くする」という価値か、「健康を守る」という価値か、「人間関係を良くする」という価値か、「自分を成長させる」という価値か。

この価値交換を見極めて、行える力が、「お金を使う力」だとQ太郎は思います。

でも、お金の使い方には、万人共通の正解がありません。旅行が好きな人がいれば、ゲームが好きな人もいますし、外食が好きな人もいます。他人の正解をコピーできません。ここが難しいところですね。他人には無駄遣いに見えても、自分にとっては正しい「価値」の交換を行っていることもありますしね。

資産形成は、ある程度テンプレート化できます。バケツ戦略を使って、インデックス投資して、とだいたいテンプレートでなんとかなります。

でも、お金の使い方は、自分で見つけるしかありません。だからこそ、資産形成だけ頑張ってきた人は、テンプレートの無い出口戦略でつまずきやすいんですね。

増やすことはできる。でも、使うことができない。お金を、「自分にとって正しい価値」と交換できない。

これは、鍛えてきた筋肉が違うからです。

上半身だけムッキムキなのに、足が細いみたいな感じですね。なんかスポーツジムで、この手の人たちをたまに見ますね。

そんな感じで、資産形成筋肉はムッキムキ。でも、使う筋肉はガリガリ。これだと、いざリタイアしても、うまく歩けないわけです。

バケツ戦略の応用

では、どうすればいいのか。

出口は本当に個人個人で違い過ぎるので、「これをやれば大丈夫」みたいなのは無いのですが、「罪悪感を減らす」という一点に絞れば、バケツ戦略を応用した、「使っていいバケツ」を用意しておけばいいんじゃないかと思います。

「年間これだけ使っていい」という金額を、短期バケツ・中期バケツ・長期バケツ以外に用意しておく。「趣味バケツ」とでも名前をつけておけばいいでしょう。

例えば年間20万円をそのバケツに入れておいて、好きなことに使う。旅行に使ってもいいし、ゲームに使ってもいいし、こまごまとした買い物に使ってもいい。最初から「これは使う」と決めておく。

余ったら余ったでいいし、翌年の年初に、また20万円に金額を戻す。

この趣味バケツからお金を持ち出せば、お金を使うたびに、いちいち資産全体から削られている感覚が減ります。最初から、資産から外していますしね。徹底するなら、銀行口座を新たにつくって、そこを趣味バケツ用にしておくのもいいかもしれません。

ちなみに車とかの、金額の大きなものの購入は中期バケツの役割なので、それは中期バケツにお金を貯めて購入してください。

お金は使いすぎても地獄、使えなくても地獄

最近の動画で、お金を払うだけの人生も地獄になりうる、という話をしました。

何でもお金で解決する。料理も掃除も移動も、全部お金で外注する。自分はただ、完成品やサービスを受け取るだけになる。そうなると、生きる力が落ちていくのではないか、という話です。

でも、今回の話はその逆です。

お金を使えなさすぎても、それはそれで地獄なんですね。

お金を使いすぎると、お金に支配される。
でも、お金を使えなさすぎても、お金に支配される。本来交換しなければならない「必要な価値」と交換せずに、ただ貯めておくだけ。

この二つは、反対に見えて、実は根っこは同じです。

お金との距離感を失っているんですね。

お金を使いまくる人は、お金がないと不安になります。
お金を使えない人は、お金が減ると不安になります。

どちらも、お金が心の中心にいるわけです。

Q太郎がよく言っているように、お金は神様ではありません。

お金は道具です。商品券です。

道具なので、使う場面があります。
でも、使わない場面もあります。
包丁やドライバーと同じです。必要なときに使えば便利ですが、ずっと握りしめていたら危ない人です。

お金も同じです。

必要なときに使う、不要なときには使わない。増やすときには増やす、使うときには使う。

この切り替えやメリハリが大事なんですね。

まとめ

そんなわけで今回の話をまとめると、視聴者アンケートでは、お金を使うときに全く罪悪感がない人は27%でした。

一方で、少し罪悪感がある人、かなり罪悪感がある人、そして使うことより増えないことが苦痛な人を合わせると70%を超えており、多くの人が、お金を使うことに何らかの引っかかりを感じていることがわかります。Q太郎も感じています。

ただこれは、単なるケチの話ではないと思います。

資産形成を頑張ってきた人ほど、お金を増やすことに慣れています。資産額が増えることに安心します。数字が増えることに快感を覚えます。資産形成マッスルがムッキムキです。

その一方で、お金を使うことが、資産を減らす行為、つまり「負け」のように見えてしまうことがある。「お金を使ったら負け」ですね。

でも、本来お金は使うための道具です。価値と交換するための道具です。

もちろん、何でもかんでも使えばいいわけではありません。
お金を払うだけの人生も、それはそれで危ないです。

ただ、必要なところに使えない。
人生を良くするための「価値」と交換できない。
健康や人間関係や経験という「価値」と交換できない。

これもまた、お金に支配されている状態です。

お金を増やす力と、お金を使う力は別のスキルです。そして、資産形成をしてきた人ほど、使う力を意識して鍛える必要があります。資産形成はムッキムキでも、使う筋肉は鍛えていないのでガリガリですしね。

いきなり大きなお金を使う必要はありません。使うというか、「価値と交換する」という感覚の方がいいでしょう。

まずは「小さな価値」と交換する。
価値のあった交換を記録してみる。
価値のなかった交換も記録してみる。
そうやって少しずつ、自分にとって何が価値があるのかを見極めていく。

お金は、貯めるだけでも地獄。
使いすぎても地獄。
増やすことだけに取り憑かれても地獄。

結局は、自分にとっての「価値」とどう交換できるかですね。

皆さんは、お金を使うときに罪悪感がありますか。それとも、使うためのお金として割り切れていますか。あるいは、使うことよりも、投資に回さない機会損失の方が気になりますか。よかったらコメントで教えてください。全部読ませていただいています。

数字を味方に。そして、誰の欲望でもない自分の人生を、自分の手で耕していきましょう。

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