QYLDとXYLD 400万円分の9月分配金報告と比較ー絶賛暴落中【2022年】
QYLD全力太郎ことQ太郎です。
下落トレンドの一週間となりました。
S&P500は過去5日間で-2.73%、NASDAQは-3.25%となっています。
昨日は8月の米雇用統計が発表され、前月比+31万5000人となり、予想の29万8000人を上回りました。
その一方で労働参加率は62.4%に上昇し、失業率も3.7%と上がっているため、FRBとしてはインフレ後退の希望が出てきたというところでしょう。
多くの人が労働市場に戻ってくれれば、そのぶん賃金も下がりますので、賃金インフレを抑えることにもなります。
インフレの中で、一番おさえるのが難しいのが賃金インフレですしね。
これを受けて一時的に米国市場は上昇したものの、後半はセンチメントの悪化から次第に失速し、S&P500は前日比で-1.07%となりました。NASDAQのほうも-1.3%でだいたい似たような動きですね。
一方で、2年債と10年債は利回り低下が見られます。2年債のほうは3.5%からガッツリさがって3.4%を割りましたね。失業率アップからの、将来の積極的な利上げ観測が後退してきているとは思います。とは言っても、まだ3.4%もありますけどね。10年債も3.2%ぐらいあります。
そんな環境のなかで、絶賛暴落中のQYLDとXYLDの、400万円分の9月分配金報告です。本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。
QYLD/XYLD 9月分配金報告
さて、QYLD/XYLD 9月分配金報告です。
QYLDはジャクソンホール会議後、連日大陰線をつけての下落です。コツコツドカーン銘柄の本領発揮といったところですね。年初来では-24.45%と、元本のほうのNASDAQ100の-26.68%に迫る下落率を見せています。
XYLDも似たようなチャートです。年初来で-19.15%と、現在のS&P500の年初来下落率-18.19%を抜かしてしまいました。カバードコールなのに、元本のほうの下落率を抜かすのはどうなのという気もしなくもないです。コツコツドカーン銘柄ですね。
そんなズドンな状況ですが、QYLDやXYLDの配当落ち日は先月なので、調子のいい時期での分配金になります。
QYLDのほうのは、特定口座・NISA口座合わせて分配金は300.11ドル、税引き後で225.83ドルになります。税金は74.28ドルですね。
XYLDは分配金は301.93ドル、税引き後で227.51ドルになります。税金は74.42ドルですね。まだXYLDの方が多い状況ですね。年初来下落率の差ですね。
分配金の前年同月比ですが、QYLDは今回0.1813ドル、前年は0.1878ドルなので、前年同月比で-3.5%ぐらいですね。
XYLDのほうは0.4338ドル、前年は0.3728ドルなので、前年同月比で+16.4%と、こちらは増えています。
まとめとQ太郎の見解
これから米国市場がさらなる下降トレンドに入っていくと、カバードコール商品はますます厳しくなるとは思います。
問題は、コツコツドカーンですので、一回大きく下がったら、そこから回復するのがけっこう大変なのですね。
コロナショックでドカーンと落ちた後も、けっきょくコロナショック前の水準まで一度も回復することがありませんでした。
上昇局面の回復力も考えると、疑似QYLDのほうがいいかもしれませんね。
今後どうなるかはわかりませんが、金利が上がる以上、NASDAQ系はつらい状態が続きそうな気はします。