【新NISA新年企画】昨年(2024年)の投資信託パフォーマンス比較【S&P500/オルカン/NASDAQ100/FANG+/レバナス/日経平均/TOPIX/先進国債券】

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新NISA一括投資→即毎月定率取り崩し運用中のQ太郎です。

新年になったので、今回は前年の人気のあった投資信託の1年間パフォーマンス比較をさくっとしていきます。

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投資信託パフォーマンス比較

それでは新年になったので投資信託のパフォーマンス比較をしていきましょう。

まずは人気ナンバーワンのS&P500投資信託であるeMAXIS Slim米国株式です。

eMAXIS Slim米国株式
年率:42.34%
ばらつき:15.65%
シャープレシオ:2.33

昨年は株価上昇に円安も加わって、年間で42.34%という驚異的なパフォーマンスとなりました。リスクに対するリターンをあらわすシャープレシオも2.33とすばらしい数字です。鉄板の投資先になっていますね。

eMAXIS Slimオルカン
年率:31.28%
ばらつき:14.09%
シャープレシオ:1.99

次に日本では人気のあるオルカン投資信託のeMAXIS Slimオルカンです。年率は31.28%と、S&P500と比べれば10%ほど劣っていますが悪くはありません。ボラティリティはS&P500より低めの14.09%、シャープレシオは約2ですね。リスクの割にはリターンはといったところです。

ニッセイNASDAQ100
年率:40.49%
ばらつき:20.54%
シャープレシオ:1.75

ニセナスことニッセイNASDAQ100ですが、年率は40.49%と、S&P500より2%ほど低い結果になってしまいました。シャープレシオも1.75と、オルカンより劣った数字になってしまいましたね。ボラティリティの高さがあだになった形です。ちょっと昨年は不振でしたね。

iFreeNEXT FANG+
年率:73.62%
ばらつき:25.95%
シャープレシオ:2.26

人気のある強欲投資信託のiFreeNEXT FANG+ですが、年率はかなり驚異的な73.62%です。シャープレシオも2.26と、高ボラを超えるリターンをたたき出しましたが、S&P500の2.33には届きませんでした。
iFreeレバナス
年率:36.28%
ばらつき:34.43%
シャープレシオ:1.06

最近レバナス人気自体がなくなってきている中でのiFreeレバナスですが、レバレッジ商品であるにもかかわらず、年率は36.28%と、オルカンより5%ほど高い程度となってしまいました。S&P500には届いていませんね。シャープレシオも1.06と、くそ高い経費率と30%を超える高ボラのリスクをとってこの結果はさすがにどうなかとは思います。ズドンしたときは大きく落ちるので、そこからの回復がかなり大変ですしね。もうレバナスに夢を見ている人も少なくなってきたんじゃないかとは思います。

eMAXIS Slim日経平均
年率:18.56%
ばらつき:22.02%
シャープレシオ:0.87

人気が出てきているeMAXIS Slim日経平均ですが、年率は18.56%と、他と比べるとかなりパフォーマンスは劣ります。そのわりにばらつきはNASDAQ100以上の22.02%、シャープレシオは0.87と1を割ってしまいました。レバナスを下回っています。これだけリスクを抱えて投資して、このリターンはひどいですね。レバナスより高リスクってどうなのよという気はします。

昔から日本株はボラティリティが異常に高いと肌感覚で思っていましたが、実際けっこうボラが高いですね。日本人が投資が難しいと思っているのも、そもそもの日本株のシャープレシオが悪すぎて投資難易度が高すぎるのが問題だとは思います。去年の円安環境でこのパフォーマンスだと、今後円高へ進んだらどうなるんだという気もします。

eMAXIS Slim TOPIX
年率:18.22%
ばらつき:18.75%
シャープレシオ:0.98

TOPIXのほうですが、年率は18.22%と日経平均より若干低いですが、そのぶんボラも低めになっており、シャープレシオ自体は日経平均よりも高い0.98です。とはいっても、1を割ってしまっていますね。数字で見るとやはり日本への投資の難易度の高さがうかがえるかと思います。

eMAXIS Slim 先進国債券
年率:8.61%
ばらつき:6.72%
シャープレシオ:1.24

先進国債券インデックスという名だけど中国とか途上国も入っている世界債券インデックスのeMAXIS Slim 先進国債券インデックスですが、債券だけあって低ボラ運用です。年率は8.61%と円安が効いていますね。今年は債券が悪かったので、円安なかったらかなりスコアが悪くなっていたでしょう。

楽天VYM
年率:29.58%
ばらつき:12.81%
シャープレシオ:2.08

VYM投資信託の楽天VYMですが、トラッキングエラーは大きいですが、年率は29.58%と悪くはありません。ボラティリティもS&P500より低めで、シャープレシオは2.08となっています。

 

まとめ

そんなわけで年率ランキングを見ていきますと、

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このようになり、1位はFANG+の驚異的な73.62%となりました。2位はS&P500で、3位がNASDAQ100と続きます。日経平均とTOPIXは、株式としてはかなりスコアが悪いですね。そのわりにリスクがでかいという高難易度な投資になります。こういう高ボラティリティなものはタイミング投資用ですね。

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ばらつきことリスクの順位で見ていきますと、1位はレバナス、2位はFANG+、そして3位に日経平均が入ってきます。リターンはNASDAQ100の半分以下なのに、NASDA100を超えるリスクというのはどうなんだろうという気もします。日経平均は日銀の発言や総理の発言とか、ちょっとしたことで動きすぎるのでどうなんだろうという気はしますね。数字的にも高リスクな投資ということを理解しておいたほうがいいでしょう。日経平均に思い入れがあるとかでないかぎりは、このリスクを取るなら、日本を応援するとかいう理由がないのであれば、リターンの良いNASDAQ100やFANG+にでも投資した方がいいかなとは思います。

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リスクとリターンの割合であるシャープレシオですが、1位はやはり鉄板のS&P500となりました。その次にFANG+です。ボラティリティは大きいですが、そのぶんリターンも大きかったことでリスクの大きさを吹き飛ばしています。VYMは3位と、オルカンより上になりました。といっても、オルカンもVYMもそんなに変わりません。VYMがなかったらオルカン3位ですね。

そしてレバナス、TOPIX、日経平均が最下位になりましたね。リスクでかいわりにリターン少ないという結果になりました。

日経平均は、株価全部足して銘柄数で割るという計算の仕方に問題があるので仕方のない部分もありますが、TOPIXの方も似たような感じになってしまうのはちょっとどうかとは思います。今年からTOPIXが銘柄を絞って改善していくようですので、今後どうなるかを見ていきたいと思います。

そんなわけで、今年はいろいろ荒れそうで、年初一括投資からのズドンもありそうな気はしますが、取り崩し投資自体は続けていきます。こういうときほど感覚で投資しないほうがいいですね。