FANG+、S&P10、ゴルプラ投資信託を使った取り崩し投資ー疑似アライアンスバーンDコースについても

新NISA投資お役立ち情報

fang title

新NISA一括投資→即毎月定率取り崩し運用中のQ太郎です。

今回はFANG+、S&P10、S&P500ゴールドプラスことゴルプラを使った取り崩し投資です。ついでに疑似アライアンスバーンDコースについても取り上げていきます。

本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。

FANG+、S&P10、ゴルプラの取り崩し投資

さて、「FANG+やゴルプラで取り崩し投資をする場合は何%か」や、ついでに疑似アライアンスバーンDコースは作れないのかみたいなご質問があったので、前回紹介したS&P10の取り崩し投資も含めてまとめて答えていきます。

FANG+

まずFANG+ですが、ここでは人気のある投資信託「iFreeNEXT FANG+」で話を進めていきます。

GAFAMをはじめとする米国の成長性のあるテック系企業に集中投資するというものです。時価総額加重型ではなくて、10銘柄に均等投資する形ですね。集中投資しているぶんボラティリティが高くなりますが、リターンも大きくなる可能性があります。構成銘柄ですが、S&P10とおなじく現在はテスラがOUTしてしまってますね。

kousei

ボラティリティは高いですが別にレバレッジ商品とかではないため、NISA枠でも買うことができることから人気を集めています。純資産も4000億円を突破とかなりのペースで増えてますね。

eMAXIS Slim S&P500との比較ですが、5年間で見てみますと、

     年率   ばらつき
FANG+ 43.56%  31.91%
S&P500 23.46%  21.09%

取り崩し目安:毎月1~2%

FANG+の年率は43.56%と、S&P500のほぼ2倍ぐらいはいっています。ボラティリティはS&P500の1.5倍程度なので、悪くはないですね。これを取り崩し投資するのであれば、現在S&P500を1%で取り崩しの疑似XYLDがそこまで問題がないので、毎月1~2%ぐらいで取り崩しがいけるんじゃないかと思います。

S&P10

次にS&P500のさらにTOP10の企業に集中投資するS&P10です。詳しくは前回を参照してください。

ここではS&P10の投資信託「Tracers S&P500トップ10インデックス」で話を進めていきます。

FANG+はテーマ型アクティブ投資なので経費率は0.7755%と高めですが、こちらはパッシブ投資なので0.10725%とかなりお安くなっています。時価総額トップの企業なので、基本的にはGAFAMなどテック系企業が多くFANG+に近い構成になってきます。

今年始まったばかりなのでデータの取りようがないですが、為替の影響を無視してインデックス自体を直接比較すると、5年間リターンは

     年率  
S&P10 23.09% 
S&P500 13.00% 

取り崩し目安:毎月1~2%

23.09%となり、FANG+とおなじくS&P500のだいたい2倍になります。そのため、FANG+とおなじように1~2%ぐらいで取り崩せるんじゃないかとは思います。

ゴルプラ

次に、S&P500とゴールドに2倍レバレッジをかけて投資する、安全なんだか危険なんだか微妙な感じの「Tracers S&P500ゴールドプラス」です。詳細は以前の動画を参照してください。

     年率   ばらつき
ゴルプラ  67.72%  21.3%
S&P500 42.34%  15.65%

取り崩し目安:毎月1~1.6%?

これもまだ一年なので今年のリターンで比較しますが、年率は67.72%とけっこうすごいことになっていて、S&P500の1.6倍ぐらいあります。そのため現状は毎月1~1.6%ぐらいの取り崩しでいけるかなという気もします。

疑似アライアンスバーンDコース

最後に毎月分配型のアライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型投資信託です。毎月分配型なので当然新NISAでは買えません。

昔はこの手の老人だましのくそ高い経費率の毎月分配型投資信託がたくさんありましたが、さすがに最近は減ってきているようです。

個人的には全然興味がないのですが、この投資信託の経費率を見てみると、経費率1.727%と、2024年のこの時代にまだこんなくそ高い投資信託あるんかーいと突っ込みたくなりました。日本の伝統を引き継いでいる感じですね。

この時点で正直内容を見るまでもなくバイバイなのですが、いちおう内容を見てみますと優良企業にアクティブ投資する感じですね。市場平均との差を示す5年間のベータ値が0.94と、まあ市場平均に近い形になっています。いわゆるベータ型のアクティブファンドですね。完全なアクティブ型だと市場平均に大きく負けた時に叩かれまくるので、S&P500に近い形にしつつちょっと変えることでアクティブ感を出すという「だったらS&P500でいいじゃん」系の投資信託です。

そんなわけで、だったら自分でS&P500取り崩せばいいじゃんという話なので、どれぐらい取り崩したらいいのかを見てまいますと、今年一年の分配金合計が3500円なので、現在の基準価額が12000円とするとだいたい30%ぐらいでしょうか。そうなると毎月2.5%ぐらいになりますね。ちょっと削りすぎな気もしますが、まあやりたければやるといいとは思います。タイミングによっては、元本部分はどんどん下がっていきそうな気はします。

 

まとめ

そんなわけでまとめると、

取り崩し目安
FANG+:毎月1~2%
S&P10:毎月1~2%
ゴルプラ:毎月1~1.6%
疑似アラD:S&P500を毎月2.5%

となります。

せっかくなので実験してみようかと思い、FANG+とS&P10、ゴルプラの注文を10万円ずつ入れてみました。FANG+とかは個人的にはあまり買いたくないものなので、あくまで実験用ということですね。これを来年から、

FANG+、S&P10:毎月2%
ゴルプラ:毎月1.6%

と限界のパーセントで取り崩していきます。疑似アラDのほうはS&P500がeMAXIS Slimも楽天もすでに取り崩し投資で使っているので無理ですね。

ただ楽天証券のシステムだと、取り崩し金額が1000円以下になると自動売却がストップしますので、そこをゲームオーバーにしておきます。

10万円を2%取り崩すと2000円なので、どこまで持つかですね。元本が下がればどんどん下がっていきますしね。1,000円下回ればゲームオーバーです。

そんなわけで来年から実験していきたいと思います。ただ来年1月は取り崩しが間に合いませんので、2月からになります。