1ドル146円突破!S&P500は続落【米国株投資】

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QYLD全力太郎ことQ太郎です。

ついに1ドル146円を突破しました。この動画を作っている時点では146.23円ですね。

一方で、S&P500は5営業日続落続きです。

今回はドル円と日銀の為替介入、米国市場の動向と今後についての話題です。本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから

 

円安と日銀の介入

まずはドル円です。

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本日、24年ぶりに1ドル146円を突破しました。日銀の介入は「急激な動きがあったとき」と言っていましたので、じわじわ上がっていく分には対応しないようです。

ぶっちゃけ、ここで介入してもらったほうが、ドルを買いやすくなって助かるのですけどね。

急激に上がった理由ですが、高インフレなのに大規模減税で一時ヤバいことになっていたイギリスへの懸念が再燃し、ポンド売りからのドル買いが進んでいきました。

それでドル円のほうも上がって、前回介入のあった1ドル145円90銭になっても介入がなかったことからさらに買いが進んでいったという感じですね。

テクニカル的には1988年の1ドル147円66銭をめざす形にはなっています。それまでにまた日銀の介入が入るかどうかといったところですね。

さきほどもいったように、日銀は「急激な動きがあれば介入する」とのことなので、このあと急激に円安が進んでいったら介入の可能性も出てくるとは思います。

ただアメリカ側は、インフレにはドル高のほうが都合がいいため、ドル高を抑える気はないでしょう。

イエレン米財務長官は昨日、「市場原理に基づいてドルの価値が決まることが米国の利益に合致する」と発言しました。ようするに「ドル高は放置する」ということですね。

こういう発言をすると、ドル買いに安心感をあたえてしまい、さらなるドル高になってしまう可能性が高いです。

SP500

S&P500は25日移動平均線を越えられず、2度目の下降トレンドに向かおうとしています。底抜けした場合、さらに深く落ちる可能性がありますね。

ちなみに以前も述べたように、S&P500の年末予想は、ゴールドマンサックスなど大手は3500~3600程度を見込んでいます。3000まで落ちる予想もあるので、レンジ的には3000~3600といったところですね。

何にしろ、高くても3600なので、いまのところ景気の良い予測にはなっていませんね。年始は4000とか4200とか景気の良い話が出ていたのですけどね。

 

まとめとQ太郎の見解

いまとくに大きく落ち込んでいるセクターに半導体があります。

中国への半導体規制強化や、インテルもPC市場の不調から数千人規模の人員削減がおこなわれます。

以前までインテルは、とりあえずWINDOWS PCには「インテル入ってる」状態だったので、手堅い投資先とされていましたが、いまはもう見る影もなくなってきていますね。競合のAMDが強いというのもありますね。

intl

インテルの株価は年初来で-52.94%と、もはや半額状態となっています。もとに戻すには、株価が2倍にならないとだめな状況ですね。

SOXL

一時期流行っていた半導体銘柄の3倍レバレッジであるSOXLは年初来で-89.50%と、もはや年初の1割という株価になっています。

レバレッジ商品は短期で大きく儲けるためのものなので、買うのであれば半導体の調子が上がった時に順張りで買っていったほうがいいかなとは思います。

そんなわけで明日13日には、アメリカの消費者物価指数CPIの発表もあります。ここでまた強い指標が出てしまうと、さらなる利上げ懸念から株価が急落する恐れもあります。

そんなわけで、今週はさらなる波乱があるかもしれませんので、無理のない投資をしたほうがいいでしょう。職業トレーダーではない人は、よくわからないときは様子見がいいとは思います。