【S&P500】0.3%ルール 100万円分の10月運用報告【米国株投資】

一般ETF0.3%ルール, 投資お役立ち情報

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QYLD全力太郎ことQ太郎です。

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S&P500ですが、先週に3600ラインを割り込んでしまいました。年初来で-25.25%と、30%を目指す形になっています。

今回はS&P500の0.3%ルール10月分配金報告です。本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから

 

0.3%ルール 10月報告

さて、S&P500の0.3%ルール10月運用報告です。

0.3%ルールは、S&P500投資信託を年初で4%取り崩す4%ルールの代わりに、毎月0.3%を取り崩すというもものです。

今回で第2回目になりますね。前回はこちらを参照してください。

本実験では、みんな大好きeMAXIS Slim米国株式を100万円分使用しています。

楽天証券の自動取り崩し機能で、毎月1日に受け取れるようになっています。ただ今回は、1日が土曜日なので、1日早い9月30日に入金されていますね。

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今月の取り崩しですが、2,949円となりました。利益は-50円でマイナス収支なので、税金は0円です。

前回は3140円で税金を27円払ったので、その27円が戻ってきますね。

下落基調になっていますので、しばらく無税期間になるとは思います。確定申告をすれば損失は3年間繰り越せますので、今年マイナスでも来年再来年の節税に利用できます。

ちなみに分配金で受け取った場合、元本の損失関係なしに、外国税無しでは2350円、税金は599円、外国税有りだと2115円、税金は834円となります。

 

まとめとQ太郎の見解

現在、元本部分は97万8769円で、トータルリターンでは-1万5142円になります。

S&P500の今後ですが、現在の予想レンジは3000~3600とかなり幅がありますね。3000のばあい、現在は3600ぐらいなので、あと17%ぐらいは落ちることになりますね。

VOOがあとどれぐらい落ちるかという質問がありましたが、これに当てはめると、現在328ドルぐらいなので、272ドルぐらいまで落ちる可能性があるということになります。

現在は金利がどう動くかで、ちょっとしたニュースで大きく上がったり下がったりと不安定な時期です。

恐怖指数VIXも31.62程度と大して上がっていないので、今後も上げ下げしながらだらだら長期的に落ちていくことも考えられます。

高金利で企業の業績が悪化していけば、普通に決算失敗して落ちますしね。

それとドル円ですが、本日一時的に145円台突破しましたね。そのあとまた戻して現在は144円台後半になっています。

10年債は一時4%を超えましたが、いまは戻して3.8%程度となっています。

ちなみにいま2桁インフレなのに大規模減税をしようとしているお騒がせのイギリスですが、高所得者層の減税を撤回しました。45%から40%に引き下げる案があったのですが、それを撤回したということですね。

これによって財政悪化懸念が後退し、ポンドが対ドル1%ほど上がりました。本当にちょっとしたニュースで相場が大きく動きますね。

これからは、金利による株価暴落だけでなく、普通に高金利で企業業績が悪化して、普通に株価が落ちるという逆業績相場がやってくる可能性があります。

景気悪化サインはすでに出ていて、ナイキの在庫急増、フェデックスの貨物取引量減少、韓国の8月半導体需要の前年割れ、アップルの「iPhone14」の増産計画断念など、兆候はいろいろと見られます。

サマーズ元米財務長官は「高リスクの局面にある。2007年8月に人々が不安になったのと同じように現在も不安が高まっている。高金利の結果がどうなるか誰も確信をもつことができない」と述べており、先行きはかなり不透明です。

ブルームバーグの記事では、「現在の状況は07年夏を想起させる。当時は、米住宅市場崩壊の影響が金融システムで最初に顕在化し始め、幾つものファンド閉鎖や銀行間の突然の流動性不足が発生。翌年には最終的に大恐慌以来で最悪の金融危機に発展した。」と述べています。

来年さらにどうなるかといったところなので、投資するにしても少しずつ投入し、十分な余力を持っておいたほうがいいとは思います。