米国株投資のオンラインサロン入会に50万円払った親戚を止めなかった話
QYLD全力太郎ことQ太郎です。
オンラインサロン入会に50万円払った親戚の話です。
それと入会金の50万円以外に、毎月の会員費用に5000円かかります。
そしてQ太郎は、それを止めませんでした。
「止められなかった」のではなく、あえて「止めなかった」のです。
その理由についてものちほど話します。
本人のプライバシー保護のため、いろいろ設定は変えていますが、物事の本質的なところは同じです。それでは話をしましょう。それとこの記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。
オンラインの入会に50万円払った親戚
事の発端
事の発端ですが、某SNSで親戚(とりあえずAさんとしておきます)から
「すごい人に弟子入りした!」
と、なんか興奮気味に連絡が入ってきました。
すっごいうれしそうな感じなんですね。
ちなみにQ太郎は自分が投資をしていることは、周囲には話していません。
周囲に自分の財産の話をするのって、だいたいろくなことありませんしね。
もちろんその親戚も、Q太郎が投資していることは知りません。
それでAさんに話を聞いてみたところ、そのAさんの言う「師匠」とかいう人がなんかすごい人らしく、投資業界では有名な人だそうです。
ちなみにQ太郎はその師匠とやらをまったく聞いたことがありません。
そもそも投資の世界は有象無象だらけですし、本当に確実にもうかる方法が存在したら人になんか教えません。
FXの自動売買とか、ああいうものですね。
本当にもうかるんだから公開なんかしませんし、セミナーなんか開きませんし、わざわざお金を払って広告なんかしません。
その時間を使って、その「確実にもうかる方法」とやらで投資した方が効率がいいからです。
Q太郎はかなり昔にデイトレもスイングもしたことがありますが、6割勝てれば超がつく達人のレベルだと思っています。
そんな世界なのに「確実に勝てる」とか、ありえないのは考えればすぐにわかります。
で、話を戻しまして、その師匠とやらに弟子入りするのはかなり大変なのだそうで、それが最近やっとかなって弟子入りできたそうです。
なんかすごくうれしそうだし、水を差すわけにもいかないので、Q太郎は、
「弟子入り出来てよかったねー」
と言いました。
で、そのあとですが、その弟子入りのためには50万円が必要だとのことです。
それでその50万円は、すでに払ったとのことです。
「えっ、払ったの?」
とQ太郎が聞き返したら、
払って当然のように、Aさんはうれしそうに、
「うん、払ったよー」
と言いました。
ここで仮にAさんが、
「50万円払って弟子入りしたほうがいいのかなー」
という相談だったら、Q太郎もまだ意見をいったかもしれませんが、もう払ってしまったあとだと、どうにもなりません。
しかも本人はよろこんでいます。
本人がうれしそうだし、もう大の大人だし、Q太郎のお金でもありませんし、本人が納得しているならいいかと思い、
「そっかー、弟子入り出来てよかったねー」
というしかありませんでした。
それで、どういういきさつでその「師匠」とやらに会ったかですが、ネットの友人経由で紹介されたそうです。
その友人が、
「すごい人がいる。今度紹介してあげる」
ということで、その「師匠」とやらに引き合わせてもらったそうです。
これって、よくある詐欺の手口なんですね。
「師匠」を使った詐欺の手口
そのAさんのネットの友人が、詐欺のつもりでやったのか、それとも本当にその師匠とやらに心酔していて善意でやったのかは知りません。
しかし手口としてはよくあるものです。
まず下っ端の人がカモに接触をかけて、
「すごい人がいるから紹介してあげる」
と言います。
師匠役の人は、いきなり会ったりはしないのですね。
希少価値というか、「会うのが難しい」「この人に会えるのはすごい」という雰囲気をとにかく出すのです。
そうすると人は、
「なんかすごい人みたいだし、そんな人に会えるなんてすごくない?」
と、なんかふわふわしたようなことを思ってしまいます。
そして、
「そんなすごい人に会えて、お知り合いになれる自分もすごい」
と、ステータスのように感じてしまうのですね。
それで、その下っ端の人が、「今度パーティーがあるから」とか、最近だと「オンラインサロンで会えるから」とかで、「この機会を逃したらもう会えないぞ」みたいな雰囲気をとにかく出してくるのです。
人は損失を気にする生き物ですから、
「この機会を逃してはならない!」
と思ってしまって、その師匠に会いに行くわけですね。
Aさんのばあいは、その場所がオンラインサロンでした。
投資オンラインサロンにて
オンラインサロンで何がおこなわれたかと言えば、ネットの友人さんが師匠にAさんのことを紹介して、それからオンラインサロンの内容を紹介するのですね。
詳しくはわからないのですが、会員が集まって、師匠を中心に投資の話や相談をする場所らしいです。
ちょうど米国株ブームでしたし、そのオンラインサロンの参加者もそこそこいたみたいですね。
なんか会員には、医者とか弁護士とか、社会的ステータスの高い、大金持ちの人ばかりだそうです。
本当かどうかは知りませんけど、Aさんはそう言っていました。
Aさんは、
「なんかみんなお金持ちばかりで、自分もがんばらなきゃと思った」
と言っていました。
まあ、うん、テンプレ的な詐欺の手法ですね。
とにかく羽振りのよさを見せて、
「自分もここにいる人たちとおなじようになれる!」
と思わせるのですね。
本当にもうかるのなら、わざわざ人を集めて教えたりなんか絶対しませんけどね。
そしてここで師匠とやらのお方のありがたい、よくある詐欺師のテンプレのようなセリフがさく裂します。
「わたしはじゅうぶんにもうかったから、これ以上もうける必要は無い。いまはその方法をみんなに伝えることだけが生きがいだ」
その師匠とやらはそう言いました。
師匠とやらはじゅうぶんにもうかってるから、もうもうけなくてもいい。自分の投資の秘伝をみんなに伝えたい、それが生きがいになっている。
だからこのオンラインサロンも、もうけのためにやっているのではないのだよ、と、そう暗にいいたいのですね。
もしQ太郎がこんなセリフを聞かされたら、
「もうけなくていいなら、無料でいいじゃん」
と思ってしまいます。
そうするとたぶん反論として、
「オンラインサロンの管理費用がかかる。会費はその費用代だから」
といってくるとは思います。
ただ、それもQ太郎に言わせると、
「お金持ちなんだから、オンラインサロンの管理費用ぐらい払ってあげればいいじゃん。投資でいくらでももうけられるんでしょ?」
としか思いません。
そもそもLINEやDiscord、フェイスブックのグループ機能を使えば無料でできますし、費用もくそもありません。
DMMオンラインサロンも無料ですし、どこに費用がかかるのか逆に聞きたいです。
DMMオンラインサロンのばあい、月額の一部を手数料として取っていますので、サロン主自身が払うお金はありません。
しかも話を聞いていると、どうやらDiscordでやってるっぽいです。
「じゃあ無料じゃん!」
とQ太郎は壮絶にツッコみをしたくなりました。
まあ、Discord便利ですよね。いろいろな話題で部屋作れますし、音声チャットもできますし。
いまの時代、この手のものの設置でお金を払っているほうが逆に変だとQ太郎は思います。
そんなわけで、その投資サロンの月額は5000円だそうです。
入会に50万円、サロンに5000円という金額ですね。なんか入会金だけ極端に高い感じですね。
で、その師匠とやらはなかなか弟子をとらないそうで、この機会を逃すともう弟子入りすることはできないということで、Aさんは入会したそうです。
それでAさんは、そのオンラインサロンでがんばっているそうです。
まとめとQ太郎の見解
まあ、Q太郎自身はオンラインサロンみたいなの、あまり好きではないんですね。
なんか情報弱者をだましている感じが、なんだか受け付けません。
ただAさんは、うれしそうにオンラインサロンのことを語るので、Aさんにとって幸せだったらそれでいいかなとは思いました。
Aさんは貯金もそこそこありますし、月5000円はたいした金額ではないかと思います。
だからあえて止める必要もないかなと。Aさんの人生ですしね。
今後困ったことがあれば相談には乗りますが、ただいまは幸せそうなので、それでいいかなとは思います。
部活みたいなものだと思えばいいんじゃないでしょうかね。
まあ、でも、こういうの本当に最近多くなった気がします。
Q太郎がはじめてTwitterをつかったころも、この手の人たちからダイレクトメッセージが入ってくることがありましたね。
「もうかる方法がありますが、よろしければ教えてあげます」みたいな。
この話は、また次回にでも。
まあ、前回もいいましたが、投資の世界は
運に身を任せる人
人の指示に従って投資する人
から死んでいく世界だと思っています。
自分の判断と自分の思い描くシナリオのもと、自己責任で投資をするものだとQ太郎は思っています。
人に自分のお金をまかせるのは危険ですね。