QYLDとXYLD 400万円分の5月分配金報告と比較【2023年】米国ETF投資
QYLD全力太郎ことQ太郎です。
米消費者物価指数(CPI)の発表が近づいてきたことで、様子見ムードが広がっています。
S&P500は前日比で-0.46%、NASDAQは-0.63%と、出来高の少ない買い控え状態になっています。
そんな中、今回はQYLDとXYLDの5月分配金報告です。
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QYLD/XYLD 5月分配金報告
さて、QYLD/XYLDの5月分配金報告です。
QYLDは年初来からのNASDAQの上昇にひっぱられ、年初来で+9.77%の上昇となっています。
ちなみにQQQは年初来で+21.61%なので、あきらかに分配金を吐き出しているQYLDのほうが効率が悪い状態になっています。
一方、S&P500を原資とするXYLDのほうは横這い状態で、年初来で+2.94%となっています。
それでQYLDの5月分配金ですが、
326.65ドル
↓
249.05ドル(税引後)
(税77.6ドル)
となりました。
XYLDのほうは、
289.87ドル
↓
220.89ドル(税引後)
(税68.98ドル)
となっています。
昨年はXYLDのほうが多い状態が続いていたのですが、今年に入ってからはQYLDが優勢になっていますね。
1株当たり分配金
1株あたり分配金ですが、QYLDは0.1730ドル、前年同月は0.1690ドルなので、+2.4%と増配になりました。
一方、XYLDのほうは0.3759ドル、前年同月は0.4947ドルなので、こちらは-24%の減配となっています。
昨年とは逆の展開になってきていますね。
まとめ
さて、米消費者物価指数(CPI)の発表が間近にせまり、どうなるかといったところです。
前回のFOMCで0.25%の利上げが決まりましたが、今回の結果次第ではさらなる利上げの可能性も出てきます。
ドル円のほうは前回のFOMCで利上げ停止予測から、円高方向へ大きく下げたものの、CPIで高い数字が出るんじゃないかとの懸念から、現在は円安方向へのじわ上がりになってきています。
今年に入ってからのS&P500ですが、3800~4200の間で推移しています。
4200を抜けるのも難しいけど、3800以下まで売り込むのも難しいみたいな状況ですね。
ザ・セブンズ・リポートのトム・エッセイ氏は、4200突破の条件として、
「ソフトランディングに向かっているとデータがもっと明確に示し、
地方銀行がこれ以上破綻せず、
コアインフレが予想より速く低下し、
米金融当局が利上げ停止を明確にし、
債務上限協議で合意に達した場合、
株式相場はようやくレンジを抜け出して、上昇する可能性がある。」
と述べています。
けっこう条件が多いですが、現在金利が5%を超えて上がり過ぎている感じがあるので、ソフトランディングするかどうかの懸念はありますね。
それと現在の高金利で、アップルがアップルカードの貯蓄口座を4.15%にしたニュースがありましたが、ゴールドマンサックスの消費者向け部門「マーカス」も、貯蓄口座を4.15%にひきあげてこれに追従しました。
預けているだけで4.15%なんで、投資をしない一般消費者にはよい環境ですね。
日本もバブル期は普通に銀行預金が5~6%とかありましたしね。
5%なら5000万円もあれば年間250万円、税引き後でも200万円ぐらい入りますから、贅沢しなければよゆうで働かないで暮らせるとは思います。
ただいつまでも高金利というわけにもいかないので、いずれは利下げすることになるでしょう。
そうなると、また円高方向へひっぱられる可能性もありますね。
世界的な高金利で日銀が今後どうするのか、このまま低金利続行なのか、見守っていきたいと思います。