元本保証レバナス実験 5月報告 年初来+54%の上昇【SPXL/TECL/SOXL】|米国ETF投資2023年

一般ETFレバナス, 運用成績

levanas 2023 05

QYLD全力太郎ことQ太郎です。

パウエル議長が次回FOMCでの利上げ停止をほのめかしたことから、円安というかドル高が少しおさまり、1ドル138円台から137円台へと落ちました。それでもまだ高いですね。ちょうどドルで買いたいものがあるタイミングなので、わざとじゃないかというぐらい急にドル高がきましたね。

dollen

S&P500のほうは債務上限問題を受けての小幅な下落。4,191.98と、やはり4200の壁は分厚いです。反転落下が怖いレンジになってきましたね。

SP500

NASDAQのほうも小幅な下落です。年初来は+21.86%と20%を突破しました’。

NASDAQ

そんな状況の中、たびたび存在を忘れる元本保証レバナスの5月報告です。

本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから

 

元本保証レバナス 5月報告

さて、レバナス実験の5月報告です。

元本保証レバナスについてはこちらを参照してください。

簡単に言うと、90万円分のキャッシュポジションと、10万円分のレバナスを用意して、レバナスが10万円以下になったらキャッシュポジションから補填するというものです。

レバナスが投資金額の2倍を超えたら、投資金額を引き上げることで無料の10万円レバナスが完成します。

現在のポジションですが、レバナス18万円、キャッシュポジション82万円となっています。10万円を切って追加投資することは、しばらくはなくなったかと思います。

levanas

それで現在の状況ですが、年初来から54.28%の上昇となっています。

元本のほうは15万1852円と、投資金額の18万円まであとちょっとというところですね。元本から見れば-15.6%なので、元本回復が近くなってきました。一時は半額ぐらいになっていましたしね。

他のレバレッジ商品も見ていきます。

SPXL

S&P500の3倍レバレッジであるSPXLですが、年初来で+24.64%となりました。S&P500が年初来で+9.62%と考えると、ちょっと微妙なところですね。やはりレバレッジはレンジ相場に弱いことが示されています。

SPXL

SOXL

半導体銘柄の3倍レバレッジであるSOXLですが、年初来で+85.79%と大きく上昇。というか、もともと10ドル以下のボロ株状態だったので、割合的に上昇が大きくなりますね。

SOXL

ちなみに先日、「3ドル以下で見落とされてる株」みたいなメールが舞い込んできて、流し読みしてたら、

3ドルの株が10年後に45倍になった。100万円を投資していたら4500万円!

とかたわけたことが書かれていました。

10ドル以下でもやばいのに、3ドルとかもう整理一歩手前で、そんなもの100万円分も買いたくはないです。すべてを失うかもしれないボロ株遊びはあまりよろしくありません。いくらでもいい企業があるのに、なんでこんなボロ株に100万円も投資しなくちゃならないのかと。欲を出すとろくなことがありません。

それでこのメールの続きですが、

今回紹介するのは、そんな3ドルで低価格で放置されている優良銘柄です

といって、銘柄紹介がはじまります。

まず大きな問題として、優良銘柄は3ドルで放置されません。3ドルになっているのはそれなりに理由があるからです。

10ドル以下は基本ボロ株だと思っておいたほうがいいので、そんな中で3ドルで放置とか、基本的にまだ結果が出ていない企業(現状価値がない企業)の株になります。

ようするに成功するかどうかわからない新製品の開発にベットするということになりますね。よほど信用できる理由がないかぎりはほぼギャンブルです。

しかも10年後とか、先が長すぎます。情報発信者の存在すら忘れているでしょう。

なぜこういうボロ株を買わせようとするのかといえば、いわゆる仕手筋の手段ですね。

まず自分自身でバレないように少しずつひろって、そのあとに提灯をつけてみんなに買わせて、株価が上がったところ売却して自分自身が利益を得るという手段です。いわゆる仕手株です。

いまはどうか知りませんが、昔、日本株を中心にやっていたころに、この手の連中はたくさんいました。そのため、ちょっとなつかしさがありました。

そんなわけで、ボロ株を買わせようとする情報は、基本的に情報発信者がすでに仕込んでいるものだと思ってください。

世の中そんなうまい話はありませんし、あったとしたら人に教えず自分で投資したほうが手っ取り早くもうかるでしょう。人に教えている時点で疑ったほうがいいです。

TECL

テクノロジー銘柄の3倍レバレッジであるTECLは、年初来で91.06%の上昇です。落ち込みが激しかったぶん、じわじわ回復してきた感じですね。

TECL

 

まとめ

そんなわけで、高リスクのレバレッジ投資ですが、今年は年初来からのNASDAQにひっぱられての上昇が続いています。

元本保証レバナスは、元本自体はまだ回復してはいませんが、10万円を切ることもしばらくはなくなったのではないかと思います。

ちなみに資金引き上げは2倍になったときなので、元本が18万円の2倍の36万円(+税金分)になったときですね。現在の約15万円が40万円以上になるには、まだまだ時間はかかるかと思います。