【新NISA+特定】取り崩し投資で毎月20万円マネーマシン計画 10月報告|2024年

一般ETF0.3%ルール, 4%ルール, 運用成績

shin nisa 2024 10

新NISA一括投資→即毎月定率取り崩し運用中のQ太郎です。

石破ショックあたりのタイミングで自動取り崩しが行われた、新NISAと特定口座を使った、取り崩し投資による毎月20万円マネーマシン計画の10月報告です。

本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。

 毎月20万円マネーマシン計画10月報告

さて、取り崩し投資を使った毎月20万円マネーマシン計画の10月報告です。

取り崩し投資とは、一括投資からの毎月取り崩しで疑似的に分配金を受け取るという投資方法です。詳しくはこちらを参照してください。

8月の取り崩しタイミングもズドンのときでしたが、今回もズドンのときですね。なんか毎回タイミングが悪いです。月末から月初めにはズドンイベントが起こりやすいのではないかという気がしています。積み立てる分にはいいのですけどね。

新NISA

それでは新NISA口座にある4本の投資信託から見ていきましょう。すべて年初一括投資からの取り崩しをおこなっています。

1:ニッセイNASDAQ100(毎月1%)

分配金:6,000円→6,498円
(前月
6,599円

元本部分:60万円→68万0,155円
(前月
61万8,959円

トータルリターン:+14万6,593円
(前月
+7万8,899円

疑似QYLDのニセナスの1%取り崩しですが、分配金は前月から落ちて6,498円となりました。この金額は、前回のズドンのときよりも低い金額です。完全に石破ショックで円高になったタイミングでの取り崩しですね。一方でトータルリターンは最近の円安で一気に倍になって、+14万6,593円となりました。

2:eMAXIS Slim S&P500(毎月1%)

分配金:6,000円→6,662円
(前月6,759円

元本部分:60万円→68万9,986円
(前月
63万8,812円

トータルリターン:+15万7,054円
(前月
+9万9,218円

疑似XYLDのS&P500の1%取り崩しですが、こちらも分配金は6,662円と前回ズドン時よりも減額。一方でトータルリターンは+15万7,054円と大きく跳ね上がっています。石破ショックと現在との落差がすごいことになっていますね。

3:eMAXIS Slimオルカン(毎月0.3%)

分配金:1,800円→2,109円
(前月
2,099円

元本部分:60万円→72万1,230円
(前月
66万7,081円

トータルリターン:+14万1,699円
(前月
+8万5,441円

オルカン0.3%ルールですが、分配金は2,109円と増額しています。これはオルカンの方が取り崩しからの現金受け取りまでの時期が1日遅いので、取り崩しを1日早くしているからですね。石破ショックにひっかからない形での取り崩しができています。トータルリターンのほうも+14万1,699円と大きく増えています。

4:楽天VYM(毎月0.7%)

分配金:4,200円→4,631円
(前月
4,691円

元本部分:60万円→68万3,156円
(前月
63万8,916円

トータルリターン:+12万9,408円
(前月
+80,537円

最後にVYMを0.7%で取り崩す疑似JEPIですが、分配金は4,631円となり、これも石破ショックを食らった形になっています。トータルリターンは+12万9,408円と前月から1.5倍ほど増えました。

そんなわけで、オルカン以外は石破ショックを食らう形になりましたね。前回のズドンといい、月末から月初めには魔物が済んでいる感じです。これは実験でやっているので月初めに合わせる必要があるのですが、実際に取り崩したい方は、日にちをずらした方がリスク分散にはなるとは思います。

ちなみにトータルリターンで見ると、1位はS&P500で、その次にニセナス、オルカン、VYMという順になっています。高配当系はトータルリターンの弱さはありますね。

4つの投資信託の合計取り崩し金額は

取り崩し金額合計
1万8,000円→1万9,900円
(前月
20,148円

トータルリターン合計
+57万4,754円(+23.9%)
(前月+34万4,095円(+14.3%)

となり、取り崩し金額は減ったものの、トータルリターンでは+10%ほど増えている結果になりました。

特定口座(楽天証券)

次に楽天証券の特定口座の定率取り崩しです。

まずは疑似QYLD実験と0.3%実験、元本保証レバナス実験でつかっていた投資信託です。さくっといきます。

1:eMAXIS NASDAQ100インデックス(毎月1%)

分配金:10,000円→13,651円
(前月13,862円

元本部分:100万円→142万9,007円
(前月
130万430円

トータルリターン:+80万6,090円
(前月+66万3,862円

疑似QYLD実験につかっていたナスダック投資信託ですが、分配金は13,651円と減少ながらも、トータルリターンは+80万6,090円となりました。この調子だと、2倍になる可能性もありますね。

2:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)(毎月0.3%)

分配金:3,000円→4,416円
(前月
4,450円

元本部分:100万円→153万5,818円
(前月
141万1,931円

トータルリターン:+61万8,857円
(前月
+49万0,554円

0.3%ルールでつかっていたS&P500ですが、分配金は4,416円と減少。トータルリターンの方は+61万8,857円と10万円以上の上昇です。

3:楽天レバナス(毎月2%)

分配金:2,000円→2,483円
(前月2,513円

元本部分:10万円→12万7,235円
(前月
11万4,922円

トータルリターン:+5万0,081円
(前月+35,285円

元本保証レバナスの毎月2%取り崩しですが、分配金は2,483円と減少したものの、トータルリターンの方は+50%の5万円越えとなりました。しかしレバナスを毎月取り崩しているという状況が、Q太郎的にはかなりシュールに感じています。そういう性質の商品じゃないのですけどね。

ここからは、今回の企画用に用意した7本の投資信託です。さらっといきます。

4:ニッセイNASDAQ100(毎月1%)

分配金:10,000円→11,145円
(前月11,318円

元本部分:100万円→116万6,590円
(前月106万1,627円

トータルリターン:+26万9,730円
(前月
+15万3,622円

ニセナスの1%取り崩しは、分配金は11,145円と減少、一方でトータルリターンは+26万9,730円と大きく上昇しています。

5:楽天VYM(毎月0.3%)

分配金:3,000円→3,507円
(前月3,538円

元本部分:100万円→121万2,027円
(前月112万8,992円

トータルリターン:+24万1,648円
(前月
+15万5,106円

楽天VYMの0.3%取り崩しであるガチVYMですが、分配金は3,507円と減少、トータルリターンは+24万1,648円と大幅増加になっています。

6:楽天VTI(毎月1%)

分配金:10,000円→11,259円
(前月11,435円

元本部分:100万円→116万4,898円
(前月107万9,464円

トータルリターン:+26万9,322円
(前月
+17万2,629円

楽天VTIの1%取り崩しは分配金が11,259円と減少、トータルリターンは+26万9,322円の大幅増加です。

7:楽天S&P500(毎月0.7%)

分配金:7,000円→8,214円
前月8,307円

元本部分:100万円→121万8,752円
(前月112万5,035円

トータルリターン:+26万7,734円
(前月
+16万5,803円

S&P500で毎月0.7%取り崩す疑似JEPIもどきですが、分配金は8,214円と減少、トータルリターンの方は+26万7,734円と10万以上の大幅増加となりました。

8:eMAXIS Slimオルカン(毎月0.3%)

分配金:3,000円→3,672円
(前月3,651円

元本部分:100万円→125万4,796円
(前月116万0,590円

トータルリターン:+28万2,631円
(前月
+18万4,753円

オルカンの0.3%ルールですが、分配金は3,672円と増加。これも取り崩し日のずれでですね。トータルリターンは+28万2,631円と増加しています。

9:楽天オルカン(毎月0.4%)

分配金:4,000円→4,648円
(前月4,671円

元本部分:100万円→120万1,005円
(前月111万2,189円

トータルリターン:+23万1,714円
(前月
+13万8,250円

楽天オルカンは取り崩し時期が違ったのか、分配金は4,648円と減少。トータルリターンは+23万1,714円と増加です。楽天オルカンはeMAXIS Slimと比べると、だいぶパフォーマンスが悪い感じですね。

10:eMAXIS Slim 先進国債券インデックス(毎月0.3%)

分配金:9,000円→9,107円
(前月9,133円

元本部分:300万円→306万1,303円
(前月300万3,318円

トータルリターン:+14万4,837円
(前月+7万7,745円

株式に対するヘッジ目的の先進国債券ですが、分配金は9,107円と減少、トータルリターンは+14万4,837円と2倍ほどの増加になっています。為替のボラティリティが大きいので、完全に為替依存になっていますね。外貨預金に近い感じです。

そんなわけで、

特定口座取り崩し金額合計
7万2,102円
(前月7万2,878円
税合計:4414円

トータルリターン合計
+318万2,644円(+28.7%)
(前月+223万7,609円(+20.2%)

となり、分配金は石破ショック直撃で減少したものの、トータルリターンは最近の戻しで大幅増加となりました。

特定口座(SBI証券)

次にSBI証券の特定口座での取り崩しです。定額取り崩しなので、毎月の取り崩し金額は変わりません。さくっといきます。

・eMAXIS Slim S&P500
(定額0.3%(
毎月3000円))

元本部分:100万円→163万9,149円
(前月150万5,283円

トータルリターン:+66万6,149円
(前月
+52万9,283円

4%ルールで使っていたeMAXIS Slim S&P500は、トータルリターンは+66万6,149円と前月より大幅増加になっています。

・ニッセイNASDAQ100
(定額1%(毎月1万円))

元本部分:100万円→116万0,171円 
(前月105万4,753円

トータルリターン:+25万0,171円
(前月
+13万4,753円

ニセナス定額1万円取り崩しのほうも、トータルリターンは+25万0,171円と大幅増加です。

・eMAXIS Slim オルカン
(定額0.3%(毎月3000円)

元本部分:100万円→124万0,888円
(前月114万7,087円

トータルリターン:+26万7,888円
(前月
17万1,087円

オルカン定額0.3%ルールのほうは、トータルリターンは+26万7,888円と増加。全体的にだいたい+10万円増えてますね。

・SBI日本高配当ファンド
(定額0.3%(毎月3000円)

元本部分:100万円→107万0,363 円
(前月101万9,884円

トータルリターン:+97,363円
(前月
+4万3,884円

日本高配当ファンドですが、一時期元本部分が100万円を割れそうな感じでしたが、現在は復活して107万0,363円、トータルリターンは+97,363円となりました。他に比べると弱さは目立ちますね。

・eMAXIS Slim 先進国債券
(定額0.3%(毎月3000円)

元本部分:100万円→102万7,248円
(前月100万7,735円

トータルリターン:+54,248円
(前月
+3万1,735円

先進国債券インデックスのほうは円安で、トータルリターンは+54,248円の増加です。

そんなわけで、

取り崩し金額合計
2万2,000円
(税合計:667円)

トータルリターン合計
133万5,819円(+26.7%)
(前月+91万0,742円(+18.2%)

となりました。円安で前月より大幅アップになっていますね。

 

まとめ

そんなわけでまとめると、

新NISA:19,900円
楽天特定:72,102円
SBI特定:22,000円

合計:11万4,002円
(前月11万5,026円

税合計:5,081円

となり、前月よりダウンしました。一方で、

トータルリターン合計
+509万3,217円(+27.5%)
(前月+349万2,446円(+18.9%)

総額
1,850万円→2,359万3,217円
(前月 
2,199万2,446円

となり、トータルリターンの方は最近の円安で上がっていますね。

そんなわけで月末・月初めにはズドンという魔物が住んでいるようで、前回と石破ショックで2回連続で引っかかっている形になります。月初めの積み立ての場合は安く買えるのでいいとは思いますね。

ただこれはすべて結果論で、ズドンのあとにさらに下がった場合、あのとき取り崩しておいてよかったという話にもなりかねません。あまり一喜一憂せずに成り行きを見守っていきたいとは思います。

それと来年からの新NISAの計画ですが、積み立てにする予定のオルカンの0.3%取り崩しを、楽天SCHDに切り替えようかと思っています。詳細は次回の動画で述べていきます。