元本保証レバナス7月報告&レバレッジ商品の今後【SPXL/TECL/SOXL】

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levanas 2022 07

QYLD全力太郎ことQ太郎です。

昨日の動画で述べたように、1%の利上げ観測が後退しました。

「1%は上げすぎ」との意見が多数なので、おそらく次は従来の0.75%の利上げになるとは思います。

これを受けて、株式市場は反発。

SP500

S&P500は前日比で+1.92%と2%近い上昇。年初来では-19.46%と、-20%ラインを抜けました。次はダブルトップにもう一度チャレンジできるかといったところです。

NASDAQ

NASDAQも前日比で+1.79%、年初来では-27.67%と、こちらも-30%ラインは脱していますね。ダブルトップに近づいていますので、跳ね返されるかどうかといったところでしょう。

これから決算シーズンに入っていきますので、楽観視はできる状態ではないとは思います。

バンク・オブ・アメリカのストラテジストらは、7月以降の年後半、深刻なリセッション(景気後退)とドル高のリスクが高まるため、米国株がさらに下落する可能性があることを指摘しています。

現在、株式と債券はゆるやかなリセッションを織り込みはじめていますが、仮に決算シーズンが予想よりも悪かったばあい、株式市場は「全面降伏」する可能性があるとまで述べています。

S&P500の年末予想ですが、軽症で済んだばあいでも3600、中症で3300、重症で3000という数字です。

現在3863ですので、軽症で-7%、中症で-15%、重症で-23%ということになります。

やはり利上げのする以上、株のうまみはなくなってしまいますしね。とくにグロース系はきびしいとは思います。

今回はそのグロースの集まりでもある、また存在を忘れていた元本保証レバナスの7月報告です。

レバナスの今後についてや、TECL/SOXLなど他のレバレッジ商品も見ていきましょう。本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから

 

元本保証レバナス7月報告

さて、元本保証レバナスの7月報告です。

元本保証レバナスについてはこちらを参照してください。

ざっくりいうと、10万円のレバナスと、90万円のキャッシュポジションを用意して、レバナスが10万円を切ったらキャッシュポジションから補填するという方法です。

levanas

さて、現在の楽天レバナスですが、評価額は10万4388円です。10万円以上なので、補填の必要はありません。

前回は-51.06%と大きく下げましたが、今回は-38.59%と下げ幅を縮小しています。

現在のレバナスとキャッシュポジションですが、レバナス17万円、キャッシュポジション83万円です。

10万円を維持するために、すでに7万円も投入している状態ですね。

levanas chart

楽天レバナスのチャートを見てみますと、年初来から-50%になっています。半額ですね。楽天レバナスは為替ヘッジがあるので、円安の影響はほぼなく、そのままの動きになっていますね。チャート的にはNASDAQとほぼ同じ形です。

-50%になったものを戻すには2倍にしなければならないので、けっこう大変だとは思います。

ついでに他のレバレッジETFも見ていきましょう。

 

SPXL/TECL/SOXLの動向

SPXL

S&P500の3倍レバレッジであるSPXLは年初来で-52.35%になります。レバナスは2倍レバレッジなので、NASDAQに比べるとゆるやかな方ですね。

TECL

テクノロジー株の3倍レバレッジETFであるTECLは、年初来で-64.50%です。こちらも厳しい展開ですね。

一番厳しい展開になっているのが半導体ですね。仮想通貨の下落から、マイニング用のGPUの売れ行きも悪くなっていますし、需要自体の減少があります。

SOXL

半導体株の3倍レバレッジであるSOXLは、年初来で-79.04%と、ほぼ8割減少の状態です。これを戻すには、株価が5倍にならなければなりません。現状の需要や高金利を考えると、年単位で厳しいとは思います。

 

まとめとQ太郎の見解

今後のレバナスやレバレッジ商品についてですが、グロース系はやはり金利と強く連動しますので、今後も利上げで厳しくなるとは思います。

本格的に上昇傾向になるタイミングですが、やはり十分に利上げが終わって、経済が悪化して、利下げをしなければいけないタイミングですね。

そのため、経済悪化で利下げをせざるを得ないという時期が来るまでは、上げ下げしながらダラダラと落ちていく展開になるとは思います。

投資環境的にはかなりといっていいレベルで悪いので、安全に行こうとすれば、利上げが終わるのを待つのがいいかなとは思います。

基本的にグロース系は順張り投資なので、買ったあとでどんどん上がっていく環境での投資が望ましいですね。