QYLD 2,600万円分の3月分配金報告ー税金問題と疑似QYLD作製についても

2022年3月17日QYLD運用成績

qyld-2022-03

QYLD全力太郎ことQ太郎です。

まずは米国市場の状況です。

ウクライナ情勢と利上げの不透明感から、上がったり下がったりの不安定な相場が続いています。

債券のほうも上がったり下がったりですね。

S&P500

S&P500は前日比で-0.53%と横ばい状況は続いていますね。出来高は段々と減ってきています。

NASDAQ

ナスダックのほうは前日比で-1.56%。こちらも横這いです。

それと本日の22時30分に、米労働省が2月の雇用統計を発表します。失業率は1月が4.0%でしたが、2月もだいたいおなじぐらいで横ばいと見込まれています。

そのため、FRB的には現状がほぼ完全雇用の状態なので、「普通に利上げしてよくね?」という話になってきました。問題はその利上げペースがどうなるかですね。

正直現在、市場はかなり楽観主義になっているとQ太郎は思います。

戦争によって利上げのペースが落ちるとの予想をしているのですね。

今が買い時」と、そろって買い煽り状態な感じです。

基本的に投資は自己責任なので、自分の判断で買い向かっていけばいいとは思います。

Q太郎はキャッシュポジション多めの低ボラティリティ運用継続中です。

いまの相場はコロコロ変わり過ぎて、博打をやっているのとあまり変わりませんしね。

こういうときは静観するのがいいかなとは思います。

あと日本マクドナルドは、ハンバーガーの値段の値上げを決定しました。ハンバーガーは110円から130円に、チーズバーガーは140円から160円になります。コモディティ価格の上昇によるコスト増がじわじわと効いてきていますね。日本もインフレが進みそうです。

MCD

ちなみにアメリカのマクドナルドは決算も失敗してますし、コスト高も相まって、ひたすら落ち続ける展開になっていますね。

コモディティ価格の上昇は、この手の小売り産業にはダメージが大きいです。

それではQYLDの3月の分配金が入ってきたのでご報告します。本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから

 

QYLD 3月の分配金

さてQYLDの3月の分配金ですが、2,093.54ドルになります。

ただし税引き後は1533.2ドルです。

税金は560.34ドルですね。6万4千円ほどが持っていかれました。

QYLDの税金問題

さて、ここでQYLDの問題点についてです。

分配金を出すことで基準価額を下回ったばあい、普通は損失としてカウントされるので、本来は特別分配金として税金を取ってはいけないのですね。

一般的な毎月分配の投資信託の場合は、税金は取られません。

ただQYLDの場合、特別分配金によって現地での外国税が取られないことはあっても、日本での20%の税金はしっかり持っていかれます。

たとえば1月の分配金はたこ足配当だったようで、取引所を見ると外国税が取られていないのですね。

にもかかわらず、日本国内ではしっかり20%を取られていました。

タコアシ分配銘柄で、特別分配金にも税金がかかってくると、かなり厳しいことになります。

疑似QYLD

そこで、前回の記事でも少し述べましたが、NASDAQ100の投資信託を購入して、毎月自分で1%ほどを削っていけば、疑似的なQYLDになる上に、損失時は税金を払わなくていいということになります。

QQQ QYLD

またQYLDの抱えている金融派生商品の予期せぬリスクも回避できますし、分配金を合わせたトータルリターンは、NASDAQ100指数のQQQとQYLDを比べたときには、QQQのほうがはるかに上ですしね。

それとQYLDの経費率は0.6%ですが、eMAXIS NASDAQ100投資信託は0.44%なので、維持費も安いです。

実際にどうなるかはわかりませんが、後日計算してみようかと思います。

 

まとめとQ太郎の見解

S&P500の4%取り崩しルールを実際にやってみてわかったことですが、分配金をもらうよりも自分で取り崩すのが気軽でいいかなとは思います。

価格が落ちていれば取り崩しても税金がかからないので、自動損出しになりますし、分配金いらないなら取り崩さなければいいですしね。

疑似QYLDについては、また後日ご連絡します。

↓記事出来ました。