QYLDとXYLD 400万円分の4月分配金報告と比較【2023年】米国ETF投資

QYLDXYLD, 運用成績

QYLD title

QYLD全力太郎ことQ太郎です。

S&P500は先週から続伸を続け、週明けでも上昇しました。

SP500

米PCE発表後に、利上げの終わりがかなり意識されてきていますね。米PCE(個人消費支出)については前回の動画を参照してください。

今回はQYLD/XYLD 400万円分の4月分配金報告です。

本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから

 

QYLD/XYLD 4月分配金報告

さて、QYLD/XYLDの4月分配金報告です。

QYLDは年初来で8.32%の上昇。現在は17ドル台に回復しました。20ドルはまだ遠いですね。

QYLD

一方、XYLDはQYLDよりボラティリティが大きく、年初来では3%の上昇となっています。出来高が少ないことが、値動きの荒さになっていますね。

XYLD

さて、QYLDの4月分配金ですが、318.66ドル、税引き後は242.96ドル、税金は75.7ドルです。

XYLDのほうは307.17ドル、税引き後は234.02ドル、 税金は73.15ドルです。

今回もXYLDが少ない形になっています。けっきょくのところは、やはり株価が重要ですね。

一株当たり分配金

QYLDの一株当たり分配金ですが、0.1689ドルです。前年同月は0.2097ドルだったので、-19.5%の減配となっています。

XYLDのほうは0.3989ドルです。前年同月は0.5014ドルだったので、こちらも-20.4%の減配となっています。

 

まとめ

やはり株価が低下したことで、昨年に比べてさらに大きく減配している状況です。

とくにXYLDは出来高の少なさと値動きの荒さが気になりますね。

米国市場のほうですが、アメリカの2月PCE(個人消費支出)が予想より低い数字だったことから利上げ終了が意識され、株価は上昇傾向にあります。

ただ一部の大型株が上がっているというような偏った形なので、今後なにかあった途端に一気に下がる危険性も指摘されています。

ドル円のほうは現在132円台後半ですが、黒田総裁後の日銀でYCC(イールドカーブコントロール)の是正がなされる可能性もあり、米国の方も利上げ終了の方向に動き出すと、日米金利差の縮小から円高へと進んでいく可能性もあります。

一方、OPECプラスが2日にサプライズ減産を発表したことで、原油価格がまたまた高騰を始めました。

せっかくインフレが収まるんじゃないかというところに、また問題が放り込まれてしまったわけです。

エネルギー価格が上がると、当然消費者物価指数は上がりますので、またもやインフレが深刻化して利上げ問題が発生します。

しかし利上げをすると経済に悪影響をあたえ、倒産する会社も増えるという負のスパイラル状態になってしまいます。

かじ取りを間違えると、エネルギー価格高騰で物価だけが上がり、賃金も景気も上がらないスタグフレーションという最悪な状態に突入する可能性も出てきています。

ヘッジファンドはインフレ深刻化へのヘッジとして、ゴールド投資や資源のある新興国への投資、日銀のYCC是正読みからの日本国債の空売りなどで、リスク分散をしています。とくにゴールドは年初からけっこう上がっていますね。

今回のOPECプラスのサプライズ減産のように、一つ解決すると、またあらたな問題が放り込まれるので、どうなるかは読めないというか読みようがない状況です。

今年は時間分散を徹底して、無理のない投資をしていくのがいいとは思います。