SBI証券、クレカ積立投資改悪ー思ったよりひどかった件について
新NISA一括投資→即毎月定率取り崩し運用中のQ太郎です。
今回はSBI証券のクレカ積立投資のポイント還元改悪についてです。けっこうひどいです(笑)
本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。
SBI証券の付与ポイント改悪
さて、SBI証券のクレカ積立投資改悪についてです。
昨日、楽天証券で15万円クレカ積み立てをすることについての動画をアップしました。
そのなかで、SBI証券で三井住友カード プラチナプリファードで積立すれば5%がつくので、毎月10万円、年間120万円積み立てれば6万ポイント入ってきて、けっこうインパクトある金額だよね、でもこういうのは客寄せのためでいずれ改悪があるんじゃねみたいな話をしたのですが、さっそく改悪が入りました。すごいタイミングですね。
視聴者様からも「本動画出したそばから三井住友プラチナカードの還元率の改悪きましたね」とのコメントをいただきました。
ポイント付与率が5%とかさすがに高すぎる感じがしたので、いつかは改悪が来るだろうなという気はしていたのですが、本当にさっそく来ましたね。
ただ罪滅ぼしというか、5月~10月までの6か月間はこれまでの付与率は維持してくれます。
今回はこのSBI証券のクレカ積み立ての情報をアップデートしていきたいと思います。プラチナプリファードはけっこうひどいことになっていますね。
5月~10月までのポイント
それでSBI証券のほうの毎月10万円積み立ての開始時期ですが、2024年3月23日(土)のメンテナンスが終了次第、積立設定がおこなえるとのことです。
ただしこの10万円買付は、最速でやっても4月からではなくて、5月からですね。4月分は、もう3月末なのでクレカの引き落としに間に合いません。いまからやっても5月からの買い付けとなります。
それで先ほどもいったように、5月~10月まではこれまでのポイントを維持してくれます。
三井住友カード プラチナプリファード 5%
三井住友カード ゴールド 1%
三井住友カード 0.5%
ですね。これを5月~10月までの6か月、毎月10万円積み立てたとすると、
三井住友カード プラチナプリファード 5%(30,000pt)
三井住友カード ゴールド 1%(6,000pt)
三井住友カード 0.5%(3,000pt)
となります。プラチナプリファードは3万ptの還元と、やはり頭一つ抜きんでていますね。年会費33,000円(税込)かかるだけはあります。
その下のゴールドカードのほうですが、こちらは年会費5,500円(税込)です。ただ年間100万円の利用をすると、翌年以降の年会費永年無料になります。
ただし、初年度はかならず5,500円とられるので、そこは注意しておきましょう。100万円つかって無料になるのはあくまで翌年以降からです。
面倒だと思う方は、無料の三井住友カードでいいとは思います。ちなみにQ太郎も無料の三井住友カードをもっていて、気が向いたときに特定口座でクレカ積立をしています。
「無料のをつかうよりゴールドにしたほうがよくないか」とよく言われますが、いまは楽天証券がメインなので、SBI証券のほうでガチ積立する予定がありません。またクレジットカードも楽天プレミアムカードをメインで使っているので、これ以上カードを増やしたくないというのもあります。
エポスカードとかオリコカードとかアマゾンカードとかDMMカードとか、カード契約特典をもらうだけもらって、そのあと1円も使っていないみたいなカードがたくさんありますしね。
カード会社からしたらたまったものではないとは思いますが、まあそのあたりも込々でのキャンペーンでしょう。
あと本当か嘘かわかりませんが、
「カードをたくさん契約していると、そういう情報がカード会社間で共有されて、今後カード審査が通りにくくなる」
みたいなうわさも聞きます。本当かどうか知りませんが、カード会社にブラックリスト入りの要注意人物にされてしまうのもなんですし、クレカ契約もほどほどにしておいたほうがいいかなとは思います。
ただ三井住友ゴールドカードやプラチナプリファードは、コンビニやファミレスでつかうと5~7%とけっこうな還元率があるので、そのいうのをよく使う人が普段使いするのはいいとは思います。
ただQ太郎は、前回も言ったようにコンビニも外食もほとんどしませんので、使うことはあまりないかなとは思います。海外行くことが多いので、出国するだけで海外保険が自動付帯になる楽天プレミアムカードが便利なのですね。ラウンジを無料で使えるプライオリティパスももらえます。使用回数が年間5回までと昨年改悪されましたが、日本からの出国時につかうカードメンバーズラウンジは、プライオリティパスではなく楽天プレミアムカードのほうを提出すれば回数無制限で入れますので、まあ許容範囲かなとは思います。ここで間違えてプライオリティパスを提出すると1回分カウントされてしまいますので注意してください。
話を戻しまして、そんなわけで5月から10月の6か月、三井住友カードはこれまでの還元率が維持されます。
10月以降
問題は10月以降ですね。どう変わったか見ていきましょう。
まずは無料の三井住友カードですが、
クレカ使用:ポイント還元(120万円積立)
10万円以上:0.5% (6,000pt)
10万円未満:0.0%
このように10万円以上使用しないと0.5%のポイント還元が入ってきません。
ただ10万円使えばこれまでどおりで、年間6,000ptのポイント還元が受けられます。
この10万円には積立に使ったお金は含まれませんので注意してください。適当なものを買ったりして10万円使う必要があります。ちょっと面倒ですね。
楽天証券のほうは、これに楽天キャッシュをつけて毎月15万円投資をすれば、年間9000ptのポイント還元が受けられます。これについては前回の動画を参照してください。
次に三井住友ゴールドカードですが、
クレカ使用:ポイント還元(120万円積立)
100万以上:1.0%(12,000pt)
10万以上:0.75%(9,000pt)
10万未満:0.0%
年間10万円~100万円までで0.75%、100万円以上で1.0%と、楽天プレミアムカードとおなじポイント還元率になります。
ただ1%にするには、年間で100万円使わなければならないので、けっこうハードルがあります。先ほどもいったように積立金額は含めません。そうなると、年間120万円積み立てるためには、それ以外に100万円の出費が必要になるため、合わせて220万円の出費が最低限必要になります。
100万円はきついという方は、10万円の0.75%コースになりますね。10万円以下だと0%になって、なかなかきついです。
そして問題のプラチナプリファードですが、
クレカ使用:ポイント還元(120万円積立)
500万円以上:3.0%(36,000pt)
300万円以上:2.0%(24,000pt)
300万円未満:1.0%(12,000pt)
となっており、けっこうひどいことになっています。いずれ改悪はするとは思ってましたけど、ちょっとQ太郎の想像を超えていますね。いやー、本当にひどい。まじかって思いました(笑)
多くの人はクレカで年間300万円以上も使わないとは思いますので、ほとんどが「300万円未満の1%」になると思います。というか、ポイント還元が12,000ptだと、年会費考えると21000円の赤字になっていますね。
もはやメリットないどころかデメリットしかないじゃんという話です。還元率5%という撒き餌にひっかかって、33,000円払ってカード契約してしまった人はご愁傷様といったところでしょう。ポイント目的での契約なら、毎年2,1000円の赤字垂れ流しになるので、さっさと解約したほうがいいとは思います。
しかし本当にひどい(笑)2%にするのにクレカ使用300万円以上、3%にするのにクレカ使用500万円以上って、石油王ご用達のカードかなにかでしょうか。500万円って、もはや日本人の平均年収超えてるじゃん(笑)
普通に暮らしてて、クレカで500万円どころか300万円以上使うことってなかなかないとは思いますね。300万円だと、毎月25万円のクレカ支払いをしないといけません。
なんいしろ、ポイントだけを目的にした場合、クレカで300万円以上つかう予定がなければ1%なので、毎年21,000円の赤字垂れ流しになります。
300万円以上使っても毎年9,000円の赤字、500万円使ってやっと3,000円のプラスといったところです。あらためてひどい(笑)まあ、石油王の方は頑張って500万円以上使って3,000円もうけてください。Q太郎がこれに手を出すことは金輪際ないでしょう。
改悪というか、身の程をわきまえさせたという感じですね。まあ、貴族や石油王の方は3%チャレンジどうぞといったところです。
まとめ
そんなわけでまとめると、
・三井住友の無料カードとゴールドカードは、最低10万円以上を積立以外で使わないとポイント還元がない。
・プラチナプリファードは、カード使用が300万円未満で1%、300万~500万円未満までで2%、500万円以上で3%と石油王仕様。年会費をペイしたければ500万円以上使うこと。
になります。
なかなかの鬼仕様です。カード使わないやつらには還元などないということですね。
無料カードは無料なのでいいとして、有料のクレカ契約は積み立て投資ポイントのためだけでなく、クレカ自体にちゃんと使い道を見出してから契約したほうがいいとは思います。積立投資のポイント還元は、あくまでおまけ程度で考えておいたほうがよいですね。